「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
塩断ちが元凶で“行き逢い神”を呼び込み、身も凍る不幸を招いた「開けずの間」など、全5話を収録した江戸怪談集。『北海道新聞』ほか連載作品に、『小説野性時代』掲載の「金目の猫」を加えて単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。 塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。 亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!
【商品解説】
目次
- 第一話 開けずの間
- 第二話 だんまり姫
- 第三話 面の家
- 第四話 あやかし草紙
- 第五話 金目の猫
収録作品一覧
序 | 4−5 | |
---|---|---|
開けずの間 | 7−125 | |
だんまり姫 | 127−275 |
著者紹介
宮部みゆき
- 略歴
- 〈宮部みゆき〉1960年東京生まれ。「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、「龍は眠る」で日本推理作家協会賞、「理由」で直木賞を受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
怒濤の展開
2018/06/16 07:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱりいい。素晴らしい5話でした。一ツ目は何かを奪う代わりに、どんな願いでも叶える神の話。そんな神のために唯一生き残った人が語り手の話で本当に怖い話でした。だんまり姫は会話の方言?とテンポが楽しい話に。そして第4話は、写本をするとその人は自らの寿命を悟ってしまうという書物の話。本の存在がすごく怖くて、そして結末もビックリの話です。怒涛の展開を見せるシリーズ最新作でした!
紙の本
まさかの
2019/07/17 17:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさかまさか、そんな展開になろうとは。
思いもよらない展開でびっくりです。
おちかさんはまた出てきてもおかしくないですね。
紙の本
第二シーズンへ続く。
2018/12/26 14:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
死と人の思いに近々と踏み込んでしまった主人公のおちかに新展開。
従兄弟の富次郎が、ぬらりんひょんと入り込んできた黒白の間での百物語の内容はますます迫力があるもの、ほっとするもの、世話物狂言を見るような気分にさせられていたら。
ラスト一行にやられた。
お勝さんの一礼がすごい怖い。
紙の本
シリーズも一区切り
2018/08/03 14:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「開けずの間」がかなり印象的。度重なる不運をなんとかしたい、たったそれだけの願いが想像を超えた不幸を呼ぶ物語には寒気がした。行き逢い神には願いも欲に過ぎないのか。そもそもの不幸の始まりはおゆうの非情な姑だが、世の中でこういう人と行き逢い神はセットになっているのかもしれないと思うと寒々しい。
打って変わって「だんまり姫」は胸を暖かくしてくれる宮部版・幸福の王子。一国様は恵比寿藩に収まらず日本中の禍を喰らう神になったのかもしれない。いつか一国様には行き逢い神を倒して欲しいけど。
「面の家」はこのシリーズにしてはありきたり。
「あやかし草子」は急展開。突然のおちかの選択に少しついていけないものがあった。
最後「金目の猫」は新しい聞き手になつた富次郎のエピソード。あの人のご挨拶がありますよ。
紙の本
面白かった
2020/07/24 08:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
すうっと小説の世界に引き込まれていき、するする読めました。宮部さんの小説は久しぶりに読みましたが、相変わらずお上手。ちかちゃんが幸せになって、ほっこりしました。お相手は予想通り。この後も続編が出ると嬉しい。