遺跡発掘師は笑わない 縄文のニケ
著者 著者:桑原 水菜
数多くの縄文遺跡がある長野県諏訪地方。若き天才発掘師・無量はその中の1つ、御座遺跡で発掘を行うことに。だがそこで、過去に祖父が起こした遺物捏造事件の関係者・理恵と再会して...
遺跡発掘師は笑わない 縄文のニケ
商品説明
数多くの縄文遺跡がある長野県諏訪地方。若き天才発掘師・無量はその中の1つ、御座遺跡で発掘を行うことに。だがそこで、過去に祖父が起こした遺物捏造事件の関係者・理恵と再会してしまう。さらに、不気味な文様のついた土器片を発見するが、その文様を見た理恵は“呪いのカエルだ”と激しく動揺し……!?
一方、縄文フェスティバルの準備を手伝っていた萌絵は諏訪大社で、古代神を祀る新興宗教の一団と遭遇し、不穏なものを感じていた。その新興宗教には無量の幼なじみ・忍の、鳳雛学院時代の同級生も関わっているらしく──。
今度の舞台は信州、諏訪! 文庫書き下ろし、遺跡発掘ミステリ第9弾!
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萌絵の女子力(物理)が今回も高い
2019/06/27 05:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も縄文は狩猟がメインだと思ってたので、農耕もやってたというのは知りませんでした。
毎回、考古学について色々書かれているので、ちょっとした市民講座を受けている気分で読んでます。
そんなお勉強モードで読んでたのが、後半一気にサスペンスな展開になっていくが今回も面白かったです。
萌絵が離れたところから武術で火を消してしまうシーンも凄かったです。
巻数が進むにつれて、萌絵の女子力(物理)がパワーアップしてる…!!
諏訪大社と井戸尻縄文遺跡
2022/10/10 22:12
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第9巻。今回の舞台は長野県諏訪、お題は縄文遺跡と諏訪大社。縄文遺跡発掘のため諏訪を訪れた無量は、祖父の捏造事件に連座した女性と再開。更に発掘の妨害行為が続く。怪しげな新興宗教が登場したりと雰囲気も充分。普段の敵は問答無用なのに、今回は敵との駆け引きが活発なのが新鮮。面白いものの、結末が軽過ぎるように感じた。井戸尻遺跡周辺は縄文遺跡密集地帯で、遺跡散策をしたこともあり懐かしい。井戸尻考古館も入館したが、もう少し事前知識を持ってから行くべきだった。まあ首都圏から近いから、また行こう。さあ次巻へ進もう。
シリーズ9作目
2020/02/09 21:13
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
土器や遺跡の名前が出てくるたびに検索しては、見つかった画像に次々と見入ってしまいなかなか読み進められなかった
縄文時代にあんな鮮やかな創作物が出来たなんてその時代の人間の凄さを感じる、現代人にはない信じる力とか何かを持っていたのだろうか
今回も夢中になって読んだが、いつまで無量と忍の関係が今のまま穏やかでいられるのか考えると怖い
今回も安定して面白い
2019/06/16 10:57
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投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今作も安定して面白かったです。最初は「発掘したてのものと、博物館で並んでいるものは違うんだぁ、やっぱり発掘したてのものが生々しくて美しいんだぁ、見てみたいなぁ」と思いながら読んでいたのですが、途中から、人間模様のほうに巻き込まれていきました。
「宗教は、非信者側から見ると、時々とんでもないことをする!オコウ様たちが気の毒すぎる…」と思いましたが、オコウ様たちが拉致でなく、自主的あるいは命を助けられて連れてこられたというのだけはまだマシかなぁ、いやでもやはり、気の毒すぎると悶々としました。軽いノリのシリーズですが、書かれる内容は毎回、結構重くて考えさせられるものが多いです。今作もそうでした。