カモメに飛ぶことを教えた猫
著者 ルイス・セプルベダ(著) , 河野万里子(訳)
銀色のつばさのカモメ、ケンガーは、ハンブルクのとあるバルコニーに墜落する。そこには1匹の黒い猫がいた。名前はゾルバ。瀕死のカモメは、これから産み落とす卵をこの猫に託す。そ...
カモメに飛ぶことを教えた猫
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
銀色のつばさのカモメ、ケンガーは、ハンブルクのとあるバルコニーに墜落する。そこには1匹の黒い猫がいた。名前はゾルバ。瀕死のカモメは、これから産み落とす卵をこの猫に託す。そして、3つの厳粛な誓いをゾルバに立てさせるのだった──。
2019年、劇団四季の26年ぶりの新作ファミリーミュージカルとなった本書は、〈8歳から88歳までの若者のための小説〉とうたわれる、愛と感動と勇気の世界的ベストセラー。より若い読者にも親しんでもらえるよう、このたび、小学校高学年以上で学習する漢字には新たにルビを振った。
「勇気をもって一歩ふみだすこと、全力で挑戦すること、そして、自分とは違っている者を認め、尊重し、愛することを教えてくれるゾルバとフォルトゥナータたちの物語が、これからもたくさんの方々の心に届きますように」(「訳者あとがき」より)
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
ネコ好きの人以外にもお勧めです
2019/05/11 23:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に「愛と勇気と感動の、世界的ベストセラー小説!」とあおり気味?に書かれれていたのでへそ曲がりの私は読むことを躊躇した。少年ジャンプの新連載じゃあるまいしと警戒していた。しかし、読み始めるとすっと猫たちの世界へと入っていくことができた。というのも、主人公の黒猫ゾルバに、大佐、秘書、向い風、博士この五匹の猫の存在が私を引き付けてしまった。とくに私は大佐と秘書の掛け合いの会話が楽しかった。できることならば、ずっとここ猫たちの世界で暮らしていたかったのだが、私には私の生活がある、彼らの世界に比べれば何の変化もない日常ではあるけれど
ルイス・セプルベダ氏(70)が、新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなられました。心からご冥福をお祈りします。
2020/06/02 14:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2020年4月16日、チリ人の作家ルイス・セプルヴェダが新型肺炎で亡くなりました。彼の作品「カモメに飛ぶことを教えた猫」は、他者を掛け値無しで思いやり、敬うということを人間が動物から教わる話。「きみはぼくたちとは違っていて、だからこそぼくたちはきみを愛している」主人公の黒猫ゾルバを通して、印象的なことばをたくさん残してくれました。精神的ゆとりが枯渇し、心が荒みつつある今だからこそお勧めします。
カモメと猫
2020/01/09 13:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
遠い昔、何故か法律学科の授業でこの本がおすすめされていたことを思い出しました。今となると、先生が伝えたかったことがわかるような気がします。
わかりやすくて山谷オチのある物語。
2019/06/18 16:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
劇団四季のミュージカルになったというのも納得のいく明快で読みやすく、おもしろい内容。
内容的にはタイトルが示している通りなんだけれども、どうやって教えるか四苦八苦する登場猫物の姿、そしてなぜそういうことになったのかに人間の自然破壊の影響をさらっと一滴の原油のようにたらし込んであるあたりがいい。
ゾルバが子猫の時にペリカンから命を救われたエピソードが、どう本筋に影響していくのかと思ったらそこはあっさりカットだったのが惜しかった。