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紙の本
公家源氏 王権を支えた名族 (中公新書)
著者 倉本一宏 (著)
頼朝、義経だけが源氏ではない−。源氏の姓を与えられた天皇の子孫たちが平安期に貴族として活躍したのをはじめ、中世や幕末維新期に活躍した末裔も数多い。藤原氏とともに王権を支え...
公家源氏 王権を支えた名族 (中公新書)
公家源氏―王権を支えた名族
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商品説明
頼朝、義経だけが源氏ではない−。源氏の姓を与えられた天皇の子孫たちが平安期に貴族として活躍したのをはじめ、中世や幕末維新期に活躍した末裔も数多い。藤原氏とともに王権を支え続けた、武士ではない源氏の全貌を伝える。【「TRC MARC」の商品解説】
源氏と聞いてイメージするのは頼朝や義経らに代表される武士だろう。だが日本古代史においては、源氏の姓を与えられた天皇の子孫たちが貴族として活躍していた。光源氏のモデルとされ藤原氏に対抗した源融、安和の変で失脚した源高明、即位前に源定省と名乗った宇多天皇など。家系は「二十一流」に及び、久我家、岩倉家、千種家、大原家など中世や幕末維新期に活躍した末裔も数多い。王権を支えた名族の全貌。【商品解説】
源氏の姓を与えられ、平安期に貴族として活躍した天皇の子孫たち。中世や幕末維新期に活躍した末裔も数多い。武士ではない源氏の全貌【本の内容】
著者紹介
倉本一宏
- 略歴
- 〈倉本一宏〉1958年三重県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士(文学)。国際日本文化研究センター教授。著書に「藤原氏」「内戦の日本古代史」など。
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電子書籍
公家源氏について
2022/04/26 23:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤原氏の次に朝廷で重きを占めた公家源氏について網羅的に語られている。1世源氏の間は天皇とのミウチ意識から大臣などの行為に昇るが代を重ねて天皇との血縁関係が遠くなると急速に没落していく様には驚いた。その中で村上源氏など一部勢力を保った一族は摂関家と婚姻関係で結びつくことで没落を免れたことが勉強になった。
紙の本
よくまとまっている
2022/02/13 20:41
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いて座O型 - この投稿者のレビュー一覧を見る
将軍となった武家の源氏とは別の、そして場合によってはそれより歴史に大きな影響を与えた、公家として残ったほうの源氏を、概観できる一冊。
逸話の多い重要人物だけでなく、臣籍降下後早くに断絶した家なども扱っていて、参考書としても読み物としても、よくまとまっている。
花山源氏のように、地味ながら数百年続く系統もあったりして、面白い。
紙の本
公家源氏
2020/02/06 22:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
天皇の子として生まれながら、親王宣下を受けず、臣籍降下した者のうち、源姓を賜った人々について記したもの。新書と言うこともあり、わかりやすくまとめられている。人名が多くて、途中から訳がわからなくなるが、そこまで調べ上げた著者はすごい。
皇統がうつると、もとの皇統の源氏は地方で暮すことになるのだが、それがのちに武家の源氏につながっていくというのが面白かった。
紙の本
家の存続と繁栄とは
2021/06/30 01:39
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安時代の始め、それまでは天皇の子は全て親王・内親王とされていたが、国家財政や皇統継承の観点から、一部の皇親が「源」という姓を与えられ、臣下として人生の再スタートを切るというシステムが始まった。
その中で、地方に下り在地勢力として後の「武士」となったものを除いた、都に残り、官僚貴族としての生き方を選んだ人々が、タイトルに掲げられた『公家源氏』である。
それにしても、9世紀始めの嵯峨源氏から始まって、中世・戦国時代、最後には明治時代までを網羅した調査力には正直感心した。各天皇から始まるそれぞれの系統の源氏家系図が、かなり詳細にのっているので、読み物というより、歴史小説などを読むときの参考書として利用価値が高い。
各源氏の「すごいひとたち」が、簡単な事績付きでまとめられているが、たくさん読んでいると、最後にはもう誰が誰やら分からなくなってしまい、系図の迷路に置き去りにされたような感じだった。
それでも、「源融」、「源高明」、「源俊賢」、「源師房」、「源通親」などの有名どころの来歴やその運命はかなり面白かった。読んでいてわかったのは、いくら高貴の家柄といっても、彼ら同志の横の繋がりや経済的地盤が脆弱なため、議政官という政権の中枢に上り詰めるのは相当大変だということだ。親が左大臣であっても、子の世代にはよくて中級官吏、下手をすれば地方へ受領として下り、そのまま任期が終わっても都へ帰らず土着してしまうこともままあった。
中央で踏みとどまるには、やはり藤原摂関家と姻戚関係を結ぶか、家司となって彼らの手足となり、その権勢維持に協力する、あるいは廟堂にあって摂関家の与党として幅をきかす・・・と、まあ現代でもありそうな派閥人脈の形成に腐心しなければならないのが現実だったようだ。
著者の以前の作品『蘇我氏』でも思ったことだが、たとえ官僚の記録に残らなくても、彼らの人生や血脈は継続しているという点だ。先祖の高貴さゆえに、逃れられない官僚出世競争に否応なく、参加せざるを得ない彼らだが、そこで志を遂げられなくとも、その後の人生や子孫たちの行く末を常に考えないではいられなかっただろう。
歴史の中に消えていった彼らを、著者は感傷をもって本作を終えているが、現代の我々も、生まれや財産、学歴を取り払ったところでどう生き抜くかを改めて考えさせる内容だった。
紙の本
貴族
2020/06/21 05:40
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
源氏が武家だけだはないというのは分かっていてもそこに焦点を当てるものはなかった。系列や一部個人の紹介があるが名前の羅列で分かりにくくなっている。住まいの現状も写真入りで掲載されているが住宅地の写真は意味がないだろう。