板垣退助 自由民権指導者の実像
著者 中元崇智 著
「板垣死すとも自由は死せず」の言で名高い板垣退助(1837~1919)。戊辰戦争で官軍の指揮官として名声を得た彼は、維新後、政権に参画するも西郷隆盛らと下野。民選議会設立...
板垣退助 自由民権指導者の実像
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商品説明
「板垣死すとも自由は死せず」の言で名高い板垣退助(1837~1919)。戊辰戦争で官軍の指揮官として名声を得た彼は、維新後、政権に参画するも西郷隆盛らと下野。民選議会設立を求め自由民権運動に邁進し、日本初の全国政党・自由党を結成する。議会開設後は第一党のトップとして藩閥政府と対峙。のちには大隈重信と初の政党内閣を組織した。多くの大衆から愛され、近代日本に大きな足跡を残した志士の真実。
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板垣退助
2021/06/21 01:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「板垣死すとも、自由は死せず」の名言が知られ、自由民権運動を主導し、国会議事堂に銅像が建てられた三人のうちの一人で、紙幣の肖像にもなった人物の生涯について取り扱った一冊。
戊辰戦争時の軍人としての板垣が後まで影響を与えたり、評価に関わったりしたことや、爵位を受けた時の周囲との軋轢、外遊の誘いに乗ったときの周囲の反発や、その資金がどこからでてきたのか、板垣の外遊に後藤象二郎がどのように関わっていたのか、第一議会における「土佐派の裏切り」についてなど、詳しく知れてよかった。
政党が合併したり離散したりする複雑な系図が最後に記されているので、とても分かりやすいと思う。
「板垣死すとも自由は死せず」の名言で知られる板垣退助氏の足跡を追った貴重な一冊です!
2021/03/02 10:28
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本近代史を専門に研究され、『明治期の立憲政治と政党―自由党系の国家構想と党史編纂』、『自由民権<激化>の時代』、『近代日本の歴史意識』、『明治史講義 テーマ篇』などの興味深い著作を発表されている中元崇智氏による作品です。同書は、「板垣死すとも自由は死せず」の言葉で名高い板垣退助について書かれた書です。戊辰戦争で官軍の指揮官として名声を得た板垣は、維新後、西郷隆盛らと一時政権に参画するも下野します。民選議会設立を求め自由民権運動に邁進し、日本初の全国政党・自由党を結成します。議会開設後は第一党のトップとして藩閥政府と対峙し、のちには大隈重信と初の政党内閣を組織しました。多くの大衆から愛され、近代日本に大きな足跡を残した志士の真実を描いた一冊です!
わかりやすい
2024/10/12 12:48
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
板垣退助の実像が、詳しく紹介されていて、よかったです。自由民権運動の息吹を感じることができて、わかりやすかったです。
「板垣退助死すとも自由は死せず」の真相
2024/04/27 14:42
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投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
「板垣退助死すとも自由は死せず」は誰もが知っている歴史に残る名言であろうが、あの状況で本当に言ったのだろうかと疑問を抱く人も多いだろう。そのことについても当然論じられている。超のつくほどの有名人でありながら学術的な伝記が少なかったそうだが、確かに書きにくい人生であったのかもしれない。
ちょっとイメージが変わったかな
2021/03/31 16:23
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
政党のあり方とそこに集う人間は明治から今でも変わっていないのだなあとつくづく感じた。
明治天皇が度々内閣の閣僚人事やそもそも組閣そのものにもに口を出していたという
ことは初めて知った。
政治家
2021/03/13 05:29
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
板垣を扱った本は確かに少ない。意外と資料が少ないのが原因らしいがこの本でも政治的な流れはあっても本人の思想は分かりにくく、ましてや家族については本雄櫛しか触れていない。わかっているようで実に謎めいた人物である。