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紙の本
検事の信義 (角川文庫 佐方貞人シリーズ)
著者 柚月裕子 (著)
認知症の母を殺害して逮捕された息子の裁判を担当することになった、任官5年目の検事・佐方貞人。彼は、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱き…。心ふるわす...
検事の信義 (角川文庫 佐方貞人シリーズ)
検事の信義
05/09まで通常748円
税込 374 円 3ptこのセットに含まれる商品
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商品説明
認知症の母を殺害して逮捕された息子の裁判を担当することになった、任官5年目の検事・佐方貞人。彼は、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱き…。心ふるわすリーガル・ミステリー全4編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。被告人は実業家の非嫡出子で腕時計は形見に貰ったと主張、それを裏付ける証拠も出てきて、佐方は異例の無罪論告をせざるを得なくなってしまう。なぜ被告人は決定的な証拠について黙っていたのか、佐方が辿り着いた驚愕の真相とは(「裁きを望む」)。
孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー!【商品解説】
目次
- 第一話 裁きを望む
- 第二話 恨みを刻む
- 第三話 正義を質す
- 第四話 信義を守る
- 解説 志水辰夫
収録作品一覧
裁きを望む | 5−73 | |
---|---|---|
恨みを刻む | 75−125 | |
正義を質す | 127−178 |
著者紹介
柚月裕子
- 略歴
- 1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』『盤上の向日葵』などがある。
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紙の本
真摯に誠実に
2021/11/03 12:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チェリまほっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も佐方貞人検事にしびれまくりだった。
彼のように仕事をし続けたいし、そうすれば増田さんのような理解者もずっとついていてくれるのだと思った。あとがきの評も大変興味深かった。
紙の本
光る上司の存在
2022/01/16 16:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな佐方もの。今回は佐方の上司の筒井の存在が光っていて、こんな上司の下で働きたいと思いました。第3話『正義を正す』では、この作者の別シリーズのあの日岡巡査も登場。なんか嬉しくなりました。そして最終話『信義を守る』は、このシリーズらしい作品。現代社会の大きな課題である認知症の親の介護の問題を捉えた作品で、考えさせられるとともに、佐方の執念に感動させられました。早くこのシリーズの次の作品が(できれば長編で)読みたいっ!
紙の本
正義を貫く検事、佐方貞人シリーズ
2021/11/20 11:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
全4話です。
事件の裏に潜んでいる、複雑な人間の心理を追及して、正しく裁く。
奥深い感情を見事に引き出す、素晴らしい検事のお話しです。
4話目が一番印象に残りました。優しい息子が認知症の母親を殺めてしまうという、他の検事なら単純に終わらせてしまうであろう事件を、ふとした疑問から見事に真相を導き出す、とても良いストーリーだと思いました。
無器用だけど真面目で、大好きな検事。次回作もあると期待しています。
紙の本
検事・佐方シリーズ
2021/10/25 09:51
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐方検事の活躍を描く4作品。
裁きを望む・・・被疑者がアリバイを隠した、その理由とは。
恨みを刻む・・・悪徳警官を罪に問う、その結果は。
正義を質す・・・暴力団を壊滅させる。その手段とは。
信義を守る・・・母親の介護に疲れ行きつく先は。
柚月さんの作品は安定していて読み応えがある。単に真実を探り罪を真っ当に裁くというイメージでした。今回は前作の使命・本懐とは違い新たな問題を提起しているような感じがする。次はどんなテーマが取り上げられるのかが楽しみです。
紙の本
検事も人の子
2022/01/09 12:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
司法という立場にあっても、鯔のつまりは人間だという事がよく判ります。恩情であったり、自己保身であったり。
固い業界と言われる業界ほど、という謂わずもがな、です。
本書は推理小説的な位置付けとして、且つ短篇集として小気味良く楽しめると思います。
電子書籍
ドラマのほうがいい
2022/09/20 07:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集です。ドラマ化された内容なので、ドラマをみた後だと物足りなく感じました。短い中にどれだけの内容をくみ取れるかは読み手によるので、私としては失敗でした。
紙の本
正統派の半沢直樹か
2021/11/28 11:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
読者は実社会で自分が出来ない信義を貫く姿を佐方検察官に見て、ドラマ半沢直樹のように溜飲を下げる。
4編の短編集はどれも良いが「信義を守る」は検察官の調査が丁寧で読み応えがあった。
1.裁きを望む
被告が自ら住居侵入と窃盗容疑で起訴されるように仕向け、新たな供述により無罪を勝ち取る。しかし、そこには別な狙いが隠されていた。父親に認知されなかった息子の望むのはなんだったのか。
謎解きと法律知識を上手く使ったミステリー小説。
2.恨みを刻む
覚醒剤で逮捕歴のある室田は、覚醒剤の使用所持で再逮捕される。しかし、調べれると参考人の証言には疑惑が感じられた。
疑惑を一つ一つ調べて真実に辿り着く。
警察組織の出世争いを物語に絡めたミステリー小説。
3.正義を質す
年末久しぶりに同期の木浦亨から安芸の宮島の温泉宿に誘われた佐方は楽しみに宮島行きのフェリーに乗る。
再会の乾杯をしながら楽しい時間を過ごすが、広島高検の上杉次席が二人の部屋を訪ねる。
木浦の狙いはなんだったのか。
警察、暴力団の抗争、検察を巻き込むミステリー小説。
4.信義を守る
認知症の母親を殺害した息子昌平は罪を認め逮捕される。
佐方は逮捕までの時間と現場から逮捕された場所の距離に疑問を持ち調査を始める。
一つ一つ調査を重ね、遂に真実に辿り着く。
検察官として生きづらい道を選ぶ、それは信義を守るため。
電子書籍
空白の2時間
2023/09/27 03:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も大活躍の佐方貞人検事です。 洞察力といい、人間性といい、さすが!、の一言でした。ここまで仕事熱心だから、部下や周りの人たちにも恵まれるんだな、ついてくるんだなと。