目次
太宰治の〈生〉
- 長原 しのぶ(著)
- 序 太宰治の〈生〉
- Ⅰ 出発に潜む〈生〉
- 作家太宰治の出発−『魚服記』
- 瓦解する関係性に見据える光−『彼は昔の彼ならず』
- 不可解さが生み出す現実−『陰火』
- Ⅱ キリストの中の〈生〉
- 山岸外史『人間キリスト記』の影響−『葉桜と魔笛』
- 山岸外史『人間キリスト記』の受容−『駈込み訴へ』
- Ⅲ 聖句が支える〈生〉
- ハムレット系譜の中の異彩−『新ハムレツト』
- 聖句が繫ぐ二つの時間−『正義と微笑』
- 祈りへの昇華−『花火』
- Ⅳ 〈生〉の終焉
- 女性性で描く復活と限界−『斜陽』
- イエス物語の結実−『人間失格』
- 結 読みつがれる太宰治の〈生〉
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