紙の本
スーパー老人剣士ならではの知略・情報力・体技が魅力。
2017/05/23 23:51
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
スーパー老人剣士ならではの知略・情報力・体技が魅力。60歳の老人が若者相手に勝ち続けることが本当に出来るのかなどと野暮なことは考えずに、サラリと楽しみましょう。出だしでは、当然、息子・秋山大治郎が主役と思ったのだが、父・秋山小兵衛が主役だったのには意表を突かれました。小兵衛は隠居という身分を上手く生かして、謂わば「仕事人」という裏稼業で稼いでいるという設定。短編集なので、出来不出来があり平均して4点といったところか。この後、秋山大治郎と佐々木三冬(ミフユ)とがどのようなことになるのかが気になる。
紙の本
人物の対比がおもしろい
2001/09/27 00:45
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投稿者:タカイチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビの時代劇は、よく見るけど、原作を手に取ったのは、この本が初めてかもしれない。なぜか? それは、主人公の、秋山小兵衛の、ひょうひょうぶりと、息子の、大治郎のストイックな性格の違いか。また、昭和48年に、出版されたのにも関わらず、文章が新しい。私は、これで、時代小説にはまりました。
紙の本
新時代劇
2001/01/23 19:55
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投稿者:カリエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一言でいうと、新時代劇。読み終えた後、新刊の現代小説のような新鮮さを感じた。
登場人物、設定などもユニークでありながらも、時代劇宛らの殺陣のシーンには息を呑むほどである。又、江戸時代の情景の美しさも切々と伝わってくる。
これぞ、池波正太郎ワールドだ。
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テレビ時代劇から大二郎がツボでした。この時代独特の精神世界っていうか、いろいろ引き込まれます。そしてお酒がやたら美味しそうです。
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時代小説にはちっとも興味がなかったのですが、
読み始めたらとまらなくて、
半月ほどで読破。
最後の方は、
小兵衛さんがどんどん年老いてきて、
寂しくなってしまいました。
番外編などは、もったいなくて
読んでないので、いつか。
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今一番はまっている時代小説。読むたびにこの料理が食べてみたい、この人たちに会ってみたいと思わされます。うちの近所にも元長があれば、おはるがいればいいのにな。
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記念すべき、剣客商売の第一作です。
田沼意次が居た時代のお話しなんですよね。
剣客の秋山父子が活躍するというストーリー。
でも、ちゃんと、シリーズを追うごとに全員が年を魅力的に取っていくのです。
この一冊の中では、『まゆ墨の金ちゃん』が何故か印象深く残っています。
いい奴なんですよ。
この金ちゃん。
一見……不気味なんですけどね。
いや。
実は、2、3年に一度の割合で読み返すんですわ。
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ごはんはおいしそう、文体は簡単で何度読んでも飽きない。大治郎×三冬はたいへんかわいい。おはるさんもかわいい。
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言わずと知れた剣客商売。
根深汁がどうしても想像できなかったが、料理本を購入しやっとこ白葱であったことを知る。しかし鴨とか大根とかがうまそうだなぁ。
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記念すべき人気シリーズ第一作はタイトルそのまま。
シリーズ全作を読んで、またこの作品を読むと、
当たり前だが、登場人物がまだまだ若い。
(どこぞのテレビアニメとは違い、
こちらの作品では皆、ゆったりとはしているが、
しかと年を取る。)
シリーズ最終巻となる「浮沈」の際、
主役の秋山小兵衛が66歳になっているが、
こちらの第一作の時は間もなく60になるか、
といったところ。
息子の大治郎は25歳、まだ独身で、
剣術の道場を開いて入門者は誰もいない、って状態。
これから6年間の間に、
この剣客親子がどのような活躍をして、
どんな人々が家族として、仲間として、
彼らの人間関係、交流関係の輪の中に加わるのか、
どんな敵が彼らの前に現れ、ストーリーに華を添えるのか、
彼らの先にはどんな展開が待ち受けているのか、
この後の作品を読む事が楽しみになる「始まり」の作品。
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剣客商売シリーズ第一作!
江戸の一角に小さな道場を構えた秋山大治郎。すぐ近くに住むその父、秋山小兵衛。一人一人が個性的ながらも剣と関わり生きていく人間達…。
たびたび巻き起こる騒動を、時には息子のため、時には依頼され、隠居となって暇を弄ぶこへえが仙人のように活躍している!
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剣術を生業とする秋山親子のちょっとした画策や厄介事を題材とした短編でつづられるストーリー。
時代背景や登場人物の設定にも余念がなく、個々の感情がうまく伝わってくる作品。
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主人公の秋山小兵衛・大治郎親子が圧倒的に強すぎて、いい意味で全くハラハラしない。
時折挿まれる色恋もいい味だしてます。
あまり時代小説は読まないんですがさすが池波先生、面白いです。
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おっ、読んでるねえ藤田まこと。と言われてええっ藤田まことなの~とびっくり。わたしはこれをテレビで見た覚えがないんだよねえ。というかこんなにかっこいい時代小説見たことない!わたしにとっての新しいポイントは、勧善懲悪ものじゃないところ。恨みを背負ったり、背負わせたり、でも愛情のために手を出してしまったり、ぐっとこらえて厳しいことを言ったり。そういう職業の厳しさや、人の温かさや、どうしようもない愛情とかが書かれている。ストーリーの面白さ、妙さだけではなく深い洞察力によっていろいろな感情が書かれていて、あっこれは小説じゃないか、すごくいい小説じゃないか~というところが、私にとっては新鮮でした。人と人とは割り切れない、というのを人が表現してしまうと「あっいい人だなあ、魅力的な人だなあ」という人への興味で終わってしまいそうだけれど、小説で書かれているので、何もないところから、この何とも言えないまぜこぜを表現しているのがすごい。文章がとにかくさっぱりしていて、みだりにこちらにいざなおうというかんじはないのだけれど、その奥にある深みがものすごい。
田沼意次にだしたおかしがおいしそう。おさけもおいしそう。
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ドラマを見て原作を読みたくなった時代劇小説です。
作中に食の件が出てきますが読んでいて食べたいと思うのは私だけでしょうか。