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hontoレビュー

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モモ みんなのレビュー

1974年ドイツ児童文学賞 受賞作品

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みんなのレビュー626件

みんなの評価4.6

評価内訳

626 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

大人に

2016/05/31 06:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る

大人の方に読んでもらいたい本です。図書館で借りてきて初めて読んだのですが素晴らしかったので購入しました。

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紙の本

うーん

2016/01/30 23:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

名作として名高い本ですが私には合いませんでした…。
一応最後まで読みましたが読むのがつらくてたいへんでした…。

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紙の本

時間

2015/08/28 17:41

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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

エンデ作品は、「これぞ傑作!読書経験の中で絶対に外すことができない」人と
そうでもない人がいる。
レビューを書いていながら、後者です。 こちらを読んだのも大人になってから。

モモ=時間、というくらいテーマが一貫しているのだが、時間の感じ方の変化や使い方、
その価値を知るのは、実は大人になってからではないだろうか。
時間に対して対価を払うほど価値を見出すのは、大人だけだ。

年をおうごとに、一年の感覚は短く感じる。
時たま長く感じた年があるとすれば、それは新しい物事に触れる機会が多かった年。
子供の頃の一日があんなに長かったのは、未体験の物事に常に触れていたからだ。

毎日が初心だった頃。疲れることも多かったが、回復するバイタリティにも満ちていた。
“DRIVE IS MY LIFE” 
読後にふと、好きな言葉が浮かんだ。 能動的に、前進あるのみ。

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紙の本

モモ

2001/07/28 15:22

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投稿者:193 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 時間泥棒と不思議な少女モモとの話である。人々は時間泥棒に時間を奪われ齷齪しながら、花を見る時間さえ無くしてしまった。そんな、みんなの時間を取り戻すためモモは一人時間泥棒たちに立ち向かう。
 現代の合理的な社会を象徴したような童話。みなさんもこの本を読んでもう少し時間にゆとりを持ちましょう。

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紙の本

ヨハネス・シャーフ監督映画化原作

2017/04/15 18:36

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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

物質的な豊かさにとらわれてきたことを考えさせられる。40年以上前の作品だが、今の世の中に必要なものを感じた。

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紙の本

大人にこそ読んでほしい名作

2017/01/11 19:53

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投稿者:黄色い刀 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の頃始めて読みましたが、その時はものがたりとして楽しんでいました。大人になって読み返してみるとその時には感じられなかった、「時間泥棒」の意味に気づきました。忙しい現代の大人に読んでほしい一冊です。

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紙の本

2002/07/21 22:09

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投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

時間に縛られている人間は、実は人に縛られているのではないかと思う。モモと話をしている人間たちは時間を忘れているように思えた。楽しい時間というのはそういうものだと思う。現代に生きる人間たちは時を楽しむということを忘れてはいけないと痛感した。子供はもちろん、大人こそ読まなければいけない本だと思います。

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紙の本

なくしたもの

2002/07/08 19:35

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投稿者:すか - この投稿者のレビュー一覧を見る

 たまにとてつもなく疲れた時読みかえしたい本があります。この本はそんな本のナンバーワン。忙しくて日々の生活にせかされている自分を見つめなおさせてくれます。時間泥棒がはびこっているいまこそ読まなくてはいけない本ではないでしょうか。

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紙の本

ありがとう!!モモ

2000/09/20 22:27

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投稿者:じゅりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 わたしが、ミヒャエル・エンデの作品で最初に出会ったのがこの本でした。友人に「とっても面白いよ。」と進められたので、読んでみることにしたんです。
 わたしは、ファンタジーが大好きなので、この本はすぐ好きになってしまいました。「ファンタジーはちょっと…」なんて言う人にも、ぜひ読んでもらいたいです。それと、毎日忙しく働いて、余裕がなくなってきたって人にもオススメです!モモがきっと、毎日をはっぴぃに過ごさせてくれます。ちょっとでも、何かを感じることが出来るから、「何かモノ足りない」って思ってる人は絶対読んでみて!!
 お話は、モモって言う女のコがみんなを助けるって言うよくありそうな話。でもね、中身は違うの。モモがみんなの「時間」を取り返すって言う不思議なお話。モモは不思議な力をもっていて、ある日、みんなの異変に気が付いたの。時間泥棒がみんなの時間を奪っていたんだ。そこでモモは、みんなを助けようってがんばるの。けど、モモがその秘密に気が付いたことを、時間泥棒はかぎつけたんだ。だから、モモを追ってきた。そこからが、本当におもしろい。このつづきは作品を読んでもらうことにして、この作品の特徴を語ってみようかな。
 この作品の特徴は、場面が変わるってことかな。同じ時間に起こっていることを、場面を変えて書いてある。その感覚がテレビとかで見るときとは違っていておもしろい。リアルな感じがするんだよね。
 それと、この作品のすごいところは、主人公の思っていることが伝わって来なくて、モモが本当に「不思議な子だな。」って感じることが出来るところ。大抵は主人公の気持ちって、読んでいて伝わってくるでしょう?「主人公になりきれる」なんて人もいると思う。けど、この作品はモモの気持ちが全然わからないの。「気持ちがつかめない子」っているでしょう?あんな感じ。本当にモモが不思議に感じられるから、この感覚をぜひ味わってもらいたいな。

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紙の本

現代(いま)だからこそ読むべき

2006/11/05 01:59

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひな玲生子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「忙しいという字は心を亡くすと書く。」ということを聞いたことがある。この本を読んで思い出した。時間を節約するあまり心のゆとりを亡くした人たち。1976年に初版が翻訳出版されて依頼,実に30年たった今も古びた感じは全くない。まるで現代を書いたような作品である。
このところ,家庭を舞台にした事件が増えている。心が殺伐としているからであろうか。親は子供への関心といえば勉強のことだけ,子供も親を尊敬していないし当てにもしていない。それは,お互い忙しいから…。心からのコミュニケーションもない,取ろうともしない…。時間がないから,面倒くさいから…。全て,自分自身がそう行動しているからの結果であるにも関わらず,そのことに気が付かない人々。
 この作品は,昔の名作などと,過去に追いやらないで欲しい。この書籍は,まさに,今,読むべき書籍である。すなわち,常に,「今」読むべきなのである。「忙しいから後で」という口癖に対する,「後で」は永遠にやってこない。その時間は,「忙しいから後で」と言った瞬間に,時間泥棒に時間を自ら渡してしまうからだ。私はそう思う。この書籍を読めば分かる。
 灰色の時間泥棒が人間の時間を奪うというなんとも奇天烈な設定は,人間の心に潜む闇である。自分で心のゆとりを亡くすような行動をとっている人間がどんどんと深みにはまり,灰色の心を持った時間泥棒の手下に成り下がる。自分では気が付かないうちに…。今でこそ,スローライフとか,ロハスとか言われているが,何もない心の豊かさを味わえることの贅沢を,物が溢れる現代に生きていると気が付きもしない。感覚が麻痺している。自分から意識しないと,スローライフが出来ないというなんとも不自由な世の中である。

 現在,成功している人たちの時間の使い方の特集のビジネス雑誌は良く売れてる。時間を節約した結果の成功なのか,本当に幸せと成功を手にしているのか。「出来る人の時間の使い方。」のような類(たぐい)は,その人の時間の使い方であって,真似するものでもない。自分なりの時間の使い方をすれば良いのになぜか皆真似をしたがる。この作品を読むと,「時間の使い方成功本」の類(たぐい)が滑稽に思えてくる。そんな書籍である。決して子供向けのファンタジーなどではない。
 現代の時間の進み具合はものすごく速い。企業人であればなおのこと,時間を無駄にしないで一所懸命働いて,休みは自分の時間に使えるのかと思えば,それもまた違っていて,休みでも仕事に追いまくられている。効率よく働いて貯めた時間は一体どこに言ったのか。自分の心のなかにモモがいるのではないか,一生懸命働いて出来た筈のゆとり時間は取り戻せるのか…。自分自身が時間泥棒なのか…。読みながらいろいろな事が頭をめぐる。
 ミヒャエル・エンデは,人は話を聴いてもらうことが心の癒しであり,人と人が触れ合うことこそが,時間を共有してる大切な出来事であるということを伝えたかったのではないかと思う。現代病であるうつも,人に話が出来なくなった瞬間から始まるのではないのだろうか…。心は命とつながっているのだから,心が病気になったら身体にも異変を生じる。時間泥棒が大切な人生の時間を搾取する瞬間ではなかろうか。
 町はずれの円形劇場跡を舞台に,浮浪児のモモという,外見は哀れそうな子供を主人公にして,人間の心を時間という物理的なものに置き換えて,エンデは,心の豊かさとは何かを問いかけているのではないだろうか。その心を,モモが時間の源で見た「輝くばかりの美しい大きな花」に例えたのではないだろうか。人にとって時間とは何か…。実に哲学的な書籍である。

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紙の本

子供の頃に「時間泥棒」をしようとしたことがあった

2005/08/26 21:33

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:白くま子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

4、5歳の頃に「今」というものを捕まえようと試みたことがある。「今!」と叫ぶのだが、その瞬間に「今」は過去になってしまっている。きっと自分の捕まえ方が悪いのだろう、いつかは捕まえられると思い込み、日がな1日、部屋で1人膝を抱えて引きこもり、「今!」と叫んでいた記憶がある。疲れ果てた夕暮れの頃には、過ぎていった時間「過去」と、自分の目の前に広がっているこれからの時間「未来」のとてつもない大きさと、「今」のあまりの一瞬に、ただ途方にくれて茫然とした覚えがある。我ながら小さい頃から頭のよくない変な子供だったものだ。この物語を読んで唐突にそのときのことを思い出した。
モモが「時間の国」マイスター・ホラの元へ行ったときに、自分の心の中の「時間」をマイスター・ホラに見せてもらう場面がある。
黒い鏡のような池があり、その水面のすぐ近いところで大きな振り子がゆっくりと動いていて、その振り子の動きとともに水底からつぼみが伸びてきて、美しい花がほころんで咲いていく。振り子が遠ざかるとともに花は散っていってしまうが、また振り子が近づいていく水面に違う花のつぼみが伸びてきて咲くという。前の花とはまったく違う花なのだが、やはり見たことがないほど美しいのだという。
次々に咲く花を見る度に、
・・・これまではっきりとはわからないながらもずっとあこがれつづけてきたものは、これだったような気がしました。
とある。
その花がさかりを過ぎて花びらを1枚1枚落として散っていくときには、声をあげて泣きたくなる思いがするという。でもそれで終わることなく、次の花のつぼみがゆっくりと水面に伸びてきては開き始めるのだと。
1つの人生に1つの花ではなく、幾つもの花が、みな違うが一様に美しく、次々に咲いては散り、散っては咲いていくという話に打たれた。
ならば私のこれまでの人生にも、既に何輪かの花が咲いていたのだろうか。周囲の誰にも、本人である私自身も知らない間に。誰にも気づかれなかったその花も、モモの花のように美しく咲いたのだろうか。振り子の動きが止まらない限り、つまり生きている限り、これからの人生にも花が咲くのだという。
まったく単純なことに感じ入ってしまった。
モモが訪れた時間の国の光景は、黒い鏡のような池と振り子と花と、その空間に流れる荘厳な音楽と・・・と、音楽は流れていても、森閑とした神々しい静寂の世界が目に浮かぶ。そのような世界が、生きている人たちみんなの心の中にあるのだと思うだけで、活力をもった不思議な大きな思いが、黒い鏡のような池の心の底から力強く沸いてくる。
「過去」の気づくことのできなかった花のことは「ありがとう、ごめんなさい」と手放して、これからの「未来」に花を咲かせようじゃないか。そしてその花をじっくりと眺めようではないか。今までと同様に周囲の誰にも気づかれなくても、せっかく咲いてくれた花なのだ。せめて本人である私が、これまでの時間の大半を費やしてきた、過去の怒りも恨みも涙も劣等感も、たった1度一刻ぐらいは、わが身わが心から引き剥がして捨て去って、「今」という気が遠くなるほど永遠で刹那のこの時に、今度こそは思いっきり「美しいなあ」と愛でたい。
名作である。

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紙の本

時は命であり、命は心にある

2005/11/28 22:52

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 なんて素敵な物語なんだろう。本を静かに閉じながら、心が震えそうなほどにそう思いました。
エンデの作品はまだそんなにたくさん読んだことはないけれど、いつもはっとさせられるような作品ばかり。不思議な少女モモが時間泥棒から人々の時間を取り戻す物語である本書もまたそうで、心から読んでよかったと思える作品でした。それと同時に、学生の頃によく「世の中はなんでこんなに急ぎ足なんだろう」と思っていたことを思い出したりもしました。
 もっとも印象的だったのは、モモが時間の源で、輝くばかりの美しい大きな花を見た場面です。その時私たち一人一人の心に思い描かれた花は、それこそがきっと自分だけの時間の花なのでしょう。その花を決して手放したくないと強く思いました。私は本書を大人になってから初めて読んだので、子供の頃に読んでいたらまた感想が違っていたんだろうなあと思うとちょっと悔しいかも。
ずいぶんと哲学的な内容で、時間に縛られ追われて生きている現代の人々へのメッセージ、合理化の社会に訴えかけるものを強く感じました。人生で本当に大切なことは何かをもう一度見つめなおすきっかけになり得る本で、きっと何度でも読み返していける作品だと思います。
 以前聞いた話ですが、エンデが生前に日本を訪れた時に書き残した言葉に「時は命であり 命は心にある」というものがあるそうです。『モモ』はまさにこの言葉が込められた作品なのですね。私の胸にもしっかりと刻み込まれました。子供たちはもちろん、子供の頃に読んだ大人たちから、私のように子供の頃に読み忘れた大人たちまで皆に読んでほしい名作です。

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紙の本

大切なことを思い出させてくれる一冊

2022/03/13 19:40

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sara - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつの時代に読んでも色褪せることなく大切なことを教えてくれる一冊です。読む世代や読む時期によっても感じることがそれぞれ違うのでしょうが、いつ読んでも感動する本だと思います。とても奥が深くて、大切なことは何か、考えさせられます。これは買って損はない、そんな一冊です。こんな本に出会えたことにとても感謝しています。自分の生活や考えを見直すきっかけになりました。
本当に出会えてよかったです!

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紙の本

いつか大人になる自分のために

2003/03/02 16:28

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:亜李子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『果てしない物語』を書いた、あのミヒャエル・エンデの著作である。
 小学生高学年向けの児童書といっても、これはその辺の消費される作品とは一線を画している。時間とは、生活とは、そして生きることの意義とは何なのか。どことなく哲学的なものをテーマにしたようでいて然し、ファンタジィであるからにしてそれが巧く覆われていて、子供でも確かに楽しめる作品だろう。

 ストーリィの中で最後までマイペースに生きていたモモという少女。それに反してその周囲の人々は、時間泥棒に騙されて自分の時間を奪われ、あくせくと働き続ける。
 この後者の人々は、まるで今の日本全体を風刺しているようにも思える。余裕のない生活で、秒刻みに動いている人たち。“時間を貯めている”のだという幻想を抱き続け、その実、時間を無駄に棄てている。

 僕がこの本の中で一番印象に残ったシーンというのは、ゆっくり歩けば歩くほど前に進み、早く進もうとすればするほど進まない道、の場面である。物理的には矛盾を引き起こしているのかも知れないが、それでもどこか納得するところがある。
 「時は金なり」と云うが、僕はそう思わない。時間はお金よりももっと大切なものである。お金で時間は買えないのだ。

 教養的にもそうだが、これは個人的にも読んでおいたほうが良い本だろう。そしてそれを読み終えたとき何を思ったか、忘れないでいて欲しいと願う。
 これを読んだ親御さんは、是非お子さんに「こういう本があるのだよ」と教えるだけでもして欲しい。

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紙の本

子供達にだけに読ませるには、勿体無い。

2003/02/22 11:25

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 非常に深みのある作品である。子供達にだけに読ませるには、勿体無い。大人も是非読むべきである。かなり以前に、子供に読ませるために購入し、自分では読んでいなかったが、心理学者の河合隼雄先生の著書で取り上げられていたので、読んでみた。副題に「時間どろぼうとぬすまれ時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」とある。時間に追いまくられ、時間を奪われている現代の人間への警鐘、文明批評になっている。しかし、そのような単純で、表面的にしか読み取れないような内容ではなく、現代人の見失った人間の本質に迫った、それでいて分かり易く楽しいメルヘンである。

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