紙の本
戦後日本の発展の重要人物二人
2016/12/11 08:28
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投稿者:ももたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
非戦闘員を殺戮され、国土を焦土にされた日本が、
そして、心まで敗戦国民であり、戦争犯罪の国家というレッテルを張られ、以後何十年と続く、自虐史観を植え付けてんお間接的植民地支配にも関らず、
世界一平和で豊かで美しい国になれたのは、
がむしゃらに働いて」働いて、モノやサービスを作って、国内外に売った人々のおかげだ。
そういった多くの人の中でも、真っ先に名前が挙がるのが、「世界のホンダ」の本田宗一郎と、ソニーの井深大だ。
この二人が出会ったのは終戦後の混乱期のことだ。
以後、モノを作り出す者同士として親交を深め、
それぞれの考えを述べあった結果がこの本だ。
「本田さんは、『ネアカの大将』という言葉がぴったりの人で・・・」
普段は冗談ばかり飛ばしているが、芯にはしっかりとした信念があって、文字通り寝食を忘れて、失敗を恐れず、ものつくりに取り組んだ。
著者の井深大も正反対の静かな性格であったが、やはり、目指すところは同じだから、ここまで気があったのだろう。
本当に素晴らしい男二人の熱い友情に喝采を贈りたい。
紙の本
偉人のともはやはり偉人
2001/12/28 10:59
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投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
本田宗一郎の親友であった著者が故人をしのんでいる。著者自身もソニーのトップという大人物なのでおもしろい。堅苦しくなく、友としての対等な視点で語られている点がよい。この本を読むと、人生に対してすごく欲張りたい気持ちになる。
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ソニーの創設者井深氏が友人・本田宗一郎について回顧する本。モノ作りこそが人生の喜びであり仕事であるらしい。(まだ途中)
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HONDAにしても、SONYにしても、こういう人たちが会社を作ってきたんだな、と思わせる本だった。2人の人間的魅力が分かる本。
現代とは時代が異なるものの、考え方は参考になる。
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ソニー創業者 井深 大が友人である、ホンダ創業者 本田 宗一郎について語る。
本田宗一郎の生活も、もちろん見えるが、井深大の生活も見えるのが面白い。
仕事について
遊びについて
組織について
どれもよく聞くようなことが多かったが、ふたりが言っていると重みが違って感じる。
特に商品の考え方については、素晴らしいと思う。
改めて、
良いモノがあればニーズは自然発生する。
本業以外での利益を見るようになったら、終わりだ。
ということには、強く共感した。
ふたりとも終戦から、事業を本格化させているが、その話も面白かった。
諦めない。
人を大事にする。
全力を出す。
目標を明らかにして、組織を引っ張る。
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Sony創業者の井深さんが、親友本田宗一郎について書いた本。井深さんの文章が優しくて読みやすいので、一気に読んでしまった。
何回も失敗を繰り返したから、あの時代素晴らしい物が作れたんですね。技術者魂って大切ですね。
本田さんは、若い人がだらしが無いのは、大人のせいだと言っていたんですね。普通は、若者のせいにしかしないもんな。
やっぱ、違う考えができた人だったんだな。
と、教えてくれた良い本でした。
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「マーケティングには意味が無い。ニーズは自分たちが作るんだ。」
という考え方が、去年読んだジョブズの本に書いてあったことと同じで感動した。
成功者はみな似たようなことを考えているのだろうか。
いまはモノがあふれていて、これ以上何を作れというのだろうと感じることもある。
日本もそろそろものづくりを諦めて、金融とかITとかに力を入れていった方がいいのではないかと思うこともある。
でも、本田宗一郎の「モノを作らないことには儲からない」という考えも理解できる。実際、ジョブズはモノを作った。
つまり、日本はまだまだ頑張れるはずだと思ったのだー。
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1995年刊行。ソニー会長による、ホンダ社長、本田宗一郎氏への追悼を兼ねた人物評伝。何れも戦後、ほぼ一代で巨大企業を作り上げた人物であり、その同時代人による評伝は、戦後企業史にも重ね合わせることができよう。
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ソニーを育てあげた井深大さんが、本田宗一郎について書いたもの。参考になる言葉が多いというだけでなく、お二人の大切な関係が、とてもよく表れている文章で、よい読書になった。
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ソニーの井深大とホンダの本田宗一郎のなかの良さの分かる関係と頑固さ、仕事へのこだわりがよく分かる本であった。半導体をエンジンに使う、目的目標が大切、マスキー法、働く喜び、モノつくりへのこだわり、過去にとらわれない、仕事が好きな人、技術力を上げるには競争せよ、等彼の人となり、仕事に対する考え方がよく分かった。