紙の本
再読感想。
2016/03/21 17:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
再読にもかかわらず、全く飽きがこないのが「終盤戦」「隣の芝生は……」の二編。
「心(臓)変わり」など、それ以外の作品も実話に基づいているものもあり読み応えがある。
紙の本
やっぱり上手い!
2001/04/12 20:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジェイク - この投稿者のレビュー一覧を見る
「天性のストーリーテラー(裏表紙説明より)」アーチャーの最新短編集。14編中9編が、実際にあった話に基づくものだそうで、植民地・クリケット・クラブなど、イギリス独特の風俗を印象的に使いながら、人生の一場面を鮮やかに切り取って見せてくれます。時に皮肉な結末を迎えたりもするのですが…。
相変わらずのうまさで、安心して読める1冊です。
紙の本
巧みなストーリーテリングに定評があるアーチャーの最新短編集
2001/06/10 07:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:菅野 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「百万ドルを取り返せ!」、「大統領に知らせますか」の頃からの彼のファンだ。しかし、訳者の解説で知ったのだが、アーチャーは、一代記、政治、短編集のローテーションで書いているのだそうだ。熱心なファンでなかったからか、永井氏の記述を見るまで気がつかなかった。が、コンゲーム小説である「百万ドルを取り返せ」は実体験を元にしたコンゲーム小説なのだが、3つのうちのいずれでもないと思うのだが……。
まぁ、それはさておき「十四の嘘と真実」では、法の網の目をくぐって鮮やかに大金をせしめる男を描いた「犯罪は引き合う」が「百万ドルを取り返せ」を想起させる痛快さであった。逆に、亡夫の遺産を騙し取られる未亡人を描いた「偶然が多すぎる」という作品でも、遺産を騙し取られる未亡人に対する同情よりも騙し取る手口の鮮やかさに拍手してしまう。偶然の混線電話が思ってもみなかった悲劇を生む「欲の代償」などブラックなものもある。1つ読み終わるごとにニヤリと笑えるだろう。
ただ一つ難点を言えば、原文に忠実に訳そうとしているあまりなのか、訳が下手なのか、「オチは何なの?」と思うものも幾つかあったことだ。
投稿元:
レビューを見る
どこかの雑誌で、広末涼子さんがおすすしてた作品。
洋書を訳してあるから、横文字の名前に弱い私。
推理的な話になると、人間関係を把握するのに一苦労。
でも、タイトル通り、実話もあり、フィクションもある。
でも、読んでるうちに、実話が作り話に思えたり、フィクションがノンフィクションに思えたり…。
14の短編集だけど、結構読み応えがありました☆
なかなか手を出さない分野のお話だったので、意外に楽しめたかも(*゜▽゜ノノ゛☆
投稿元:
レビューを見る
本当にジェフリー・アーチャーの本は読んで外れがないなあ、と思います。普通に面白い。その割に冊数を読んでないのは続けて読む気がしないからでしょうか…
短編集です。タイトルと原題を見てん?と思いましたが「かいつまんで言うと…」という訳が上手だなあ、と思いました。ありそうでなさそうな話となさそうでありそうな話が上手く織り交ぜられております。そして皮肉たっぷりに終わるのがらしいなあ、と思わせたり。
どれも面白かったですが自分は手紙と一目ぼれが好きでした。
投稿元:
レビューを見る
アーチャー四冊目の短編集。初老の資産家が友人の弁護士の協力を得て、誰にどのように遺産を配分したらよいか…をテストするため計画を企てる「終盤戦」。他にも1頁未満の超短編「死神は語る」など、ちょっとした時間に読むのにちょうど良い手軽さ。
投稿元:
レビューを見る
この前読んだ「十二枚のだまし絵」はすごい読みやすいし好きだったんだけど…何でだろこらはとても読みにくかった。1番好きだったのは、最初の超短編小説かな。
投稿元:
レビューを見る
さらりとすんごいことをやりやがる。
そんな言葉がまさにぴったりな作品ばかり。
やっぱり悪人が
しかとやってのける作品が好きかな。
「終盤戦」は法を逆手に取る
計画的な悪党のお話。
警察も追い詰めようとするけれど
彼はその手すらするりと抜けてしまうのです。
悪い奴だね。
あとは欲の代償も面白いです。
人の弱さを見事に逆手に取っているのがね。
ただし海外作品らしいどころか
テンプレのような作品なので
その系統に嫌悪感を示す人には
まあ受け入れられません。
投稿元:
レビューを見る
アーチャーは”ケインとアベル”などの長編が好きですね。短篇は多分これで2冊目だが、今一好きになれない。
昔々大好きだったO・ヘンリーを思わせるところがあるのだが、雰囲気だけで、どうも読後感がスッキリしない。何か感動のようなものが得られない。
最初は日本語訳が変なのかと思ったが、訳者の永井淳さんは、新潮文庫の全アーチャー作品を訳している人だし。
やっぱり、私の好みの問題なんでしょうね
投稿元:
レビューを見る
短編なので、つまんねーと思う章も我慢して読める。
UKっぽいちょいとヒネったオチなんかは、わりと楽しく読める。
暇つぶしにはとってもいい本です。
投稿元:
レビューを見る
短くて読みやすい。短いものは5ページ程度で終わるものもあった。
本当の事件を元にしている作品が半分以上というのはとても興味深い。調べても元の事件がどんなものなのかわからなくて残念。
「心(臓)変り」がとても良かった。元となった話が良いだけという気もするけど。あの話はいつもの皮肉っぽい感じを抜いて上手く文章にして欲しいという感じがした。「終盤戦」も良かった。けど男の試すようなやり方は嫌い。ティモシーの行動に対する評価の部分について感心した。
少しの意外性と、イギリス風の皮肉の雰囲気はいつものアーチャーの短編集と同じ。他のアーチャーの短編集読んだことある人がわざわざ読むほどじゃないという印象。