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次女の中学の地理の先生が三国志ファンらしい。歴女である。春の授業参観の地理の授業の冒頭で生徒に質問ぜめになっていた。
「三国志って何がおもしろのですか?」
「誰が好きですか?」
これに対して、先生は
「三国志は正義と悪に分かれてなく、皆対等なんだ。そこが面白いんだよ。」
と答えていた。そうかなあ?。三国志って正義の味方の劉備と悪の曹操の戦いじゃないのかなあ。そして、正義が必ずしも最後に勝つとは限らないという話なんじゃないの?。まあ、確かに正義とは何かと突き詰めたらそうなのかもしれないけど。
ところで、この先生が好きな人物と言っていたのが呂布だった。吉川英治の呂布と北方の呂布は董卓を斬る動機が全く逆に描かれている。どちらが本当の呂布なのだろう。いずも呂布の野生味や強さは同じように伝わってくるが、北方の呂布は少し暗いが思いやりがあり、人間味あるように感じる。恐らく次女の先生はこの本に描かれている呂布が好きなのだと思う。
吉川英治の三国志しか読んでいない呂布のファンには、この巻だけでも読むことを薦める。
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曹操がかっこいい!100万の敵に対して曹操軍3万。これで戦いを挑む曹操がかっこよかった。劉備は完璧な徳の人、善人というイメージがあったけど、意外と人間臭くてそれがいい。呂布と赤兎の関係もいいな。
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世界観は面白いのだけど、なんか呂布が不憫だなー。あとちょっとキャラが定まらない感じもする。
加えて、関羽・張飛・趙雲が「普通の一流武将」みたいな書き方なのもひっかかる。ま、ここは物語が進むにつれて、変わってくるんだろうけど。
まだ序盤。これからに期待だ。
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やっと趙雲が出てきた。まだまだ先は長いけどゆっくり読む。何年かかるかわからないけど、何も考えずやめて良い。
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董卓の暗殺から曹操による青洲黄巾族の討伐、徐州攻防、孫策の独立のあたり。
ゲームに出てくる呂布の衣装が黒いのは北方三国志の影響なんじゃないかな。
でもこの作品では劉備も黒なんだよな。
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それぞれの間合いが 明確になって、
劉備は 徐州を うけとることになる。
しかし、徐州は 豪族が多く、
徐州ナショナリズムがあり、劉備は、
まとめあげることができない。
劉備は 燐に おぼれることに。
劉備のウイークポイントは オンナだったようだ。
劉備は 徳の人 と言うブランドにこだわる。
しかし、策によって 徐州をうまく捨てる。
袁紹と袁術は、争う形になるが
名門であるが故に 軍は増えつづける。
ときは 戦乱であり、天下をとる覇者には 人が集まる。
袁紹は 傲り高ぶり 自分では戦争はしない。
袁術のもとにいた 孫堅のむすこ、孫策は 苦汁をなめながらも、
自立をめざす。
20歳という歳でも 天下を志す。
そして、会稽を とることとなり、袁術から自立をする。
この物語の中心は 呂布である。
謡に対する想いが 常にあり、
自分としての立場は 戦うだけでいいとおもう。
それの気迫が 充実し、老いとも戦う。
北方謙二の作品は 実に読みやすい。
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100万の敵に対する曹操の意思、彼を支える幕僚達。彼らが一つとなり、曹操陣営は飛躍の時を我が手で勝ち取ったのだと思われます。耐え抜く力、攻めるべきは攻め許す時は許す。曹操の天下人としての器が広がった巻であるでしょう。そしてそれは劉備にも当てはまります。流浪の将軍から徐州の主となった彼もまた自らの意思のため考え耐え抜きます。天下を取る器とはこの力が必要なのだと改めて思いました。
また、呂布や孫策がとうとう独り立ちをします。瑶と呂布そして赤兎の絆が何よりも強く輝いていた分彼女との別れは大変切ない場面でした。孫策には曹操・劉備と同じ耐え抜く力が備わったと思います。後に小覇王と呼ばれた精彩のある彼の天下取りはきっとこの雌伏の時を経験していたからであると感じます。
曹操と荀イク、劉備と張飛、呂布と瑶、孫策と周瑜。彼らの絆や信頼が印象的です。
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呂布いいやつだな。強いのは知っていたけども。呂布いいやつ、愛せる。其々の武将の個性があり、それが交わって物語が展開していくのが面白い。
それにしても袁紹袁術が何故力あるのかがわからない。名門の家ってだけでねぇ……愛せないw
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再読。
やはり魅力あるのは呂布。
それに孫策登場。
青州黄巾軍と曹操の講和シーンには涙した。
ささ、次巻へ。
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乱れて来たなー。
北方水滸伝は中央政府との戦いだったから辺境との交遊が多く書かれたけど、今回は群雄割拠の時代で、国盗り物語的な魅力がある。
北方先生の時代小説の魅力の一つに、過酷な軍事調練のシーンが挙げられてもいいと思うんだが。
すごくきつそうで、限界を超えるまで追い込んで、強くなってゆく。
呂布と赤兎馬の交流は、ペットロス症候群になったりする現代人にも通ずるところがあるで笑。
劉備のだめんずっぷりが徐々に露わになって来て、これもまた素晴らしいね。徳の将軍というイメージでブランディングするろくでなし。素晴らしい劉備像、すごくリアリティーがある。
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呂布がいいですね。たくさんの魅力的な主人公が次々現れるこの三国志の中でも白眉ですね。戦闘バカで残忍のようでありながら、妻や部下に対しては愛情深く、最後は陳宮を援けようとして討たれてしまう。最後の戦場で傷つき、その治療のために劉備軍の馬の名人・成玄固に預けられた呂布の愛馬の赤兎が呂布の死を知るシーンは、ここまでの中でも第一級でしょう
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劉備は性に興味のない男だと思っていましたが
ちゃんと男でしたね(笑
関羽からも「女好き」と言われちゃってます(笑
孫策にも頑張って欲しいです..
3巻は積読してあるので(ちゃっかり)早く読みたいです
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第一巻終盤での孫堅の死を受け、各地の諸侯も動き出す。暴虐を極める董卓を妻のために討ち、混乱状態の長安を抜け出した呂布。亡き父孫堅の遺志を抱き覇業を目指す孫策。時機を見ながら着実に兵を増やし声望を高める劉備。百万の青州黄巾軍に三万の兵で挑む曹操。物語も波乱を迎えるにつれて、誰が主役と言ってもおかしくない状況だ。今回個人的に印象深かったのは、曹操の戦略的な戦い方である。百万の兵に対して三万の兵で向かうという無謀としか思えない戦いで、苦闘を制し見事に降伏させた曹操。何度も何度も攻撃をしては退きを繰り返す。兵を戦略的に分散させる。敵の心理を汲み取った戦略も見事なものだが、何より、その戦略を遂行するために疲弊していく兵をまとめ上げる力。兵の勝手な動きで戦略が乱れぬよう、耐えさせる力。戦略、遂行、統率、兵の動かし方と、曹操の力が全てにおいて発揮されており、リーダーとしての学びが非常に大きい場面だった。
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男なら自分のために闘うべきなのです。そういう男にこそ、女は魅かれるのです。生涯を捧げてもいいという気になれるのです。
いま、自分はこれでいいのだ。曹操がどう飛躍しようと、自分は自分だ。人には、それぞれ与えられた秋がある。
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第2巻 曹操と呂布の巻
さらりとした文章で読みやすくサクサク進む。
呂布が愚直ないい人ぽく書かれてる。
ハードボイルドと言えばハードボイルドだしね。
少しづつ役者が揃いだした。