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絶叫城殺人事件 みんなのレビュー

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みんなのレビュー48件

みんなの評価3.8

評価内訳

48 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

狂気の象徴

2002/03/22 17:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:冴  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 火村・有栖シリーズは「国名」シリーズが有名ですが、今回は殺人現場の館に特徴がある初の「館」シリーズ。黒烏亭・壷中庵・月宮殿・雪華桜・紅雨荘・絶叫城。

 どの話もコンスタントに面白かったですが、イチオシはやっぱり、表題作の絶叫城殺人事件。夜中に徘徊し、女性を殺す心のない怪物・ナイト・プローラー疎外感と絶望から生じる狂気の象徴・絶叫城。ゲームの世界が、いつのまにか現実とリンクしてゆく奇妙な感覚、壮絶なラスト。二人の探偵が行きつく先に待ち構えていたモノは、そのゲームの結末は……。

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紙の本

上手いぞ、上手いぞ!

2002/07/27 00:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る

有栖川作品、(たぶん)2001年度のベスト!
火村モノの短編集です。ひとつひとつの作品が味わい深く、余韻が残る名作ぞろいの1冊。
2001年は有栖川作品たくさん出ていますが、個人的には今のところベスト1。大満足の1冊です。
今まであえて使わずにいた「殺人事件」を題名に使い、6個の凝った名前の建物をモチーフに使用して
いるのもなんとも成功しています。
「黒鳥亭」では、珍しく女性に優しい(といっても子供なのですが(笑))火村先生を見る事が出来て感激!
「雪華楼」のトリックは、かなり「オイオイ」という感じなのですが…(^^; なんと言っても圧巻は
「絶叫城」です。ゲームを小道具に使い、現実の有栖川氏の意見とも取れる文章があったり、ラストも
二転三転する、かなり私の好みにあった作品です。(ちょっと「朱色の研究」っぽい雰囲気)。
ミステリ好きにはぜひ読んで欲しい、お勧めの1冊!

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紙の本

作家の円熟

2002/07/08 10:49

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投稿者:ピガヤスヒト - この投稿者のレビュー一覧を見る

 おなじみ火村英生と有栖川有栖のコンビが出てくる短編集。
 特にトリックは度肝を抜かれるものではなくても、下手な奴が書くと本を壁に投げつけたくなるようなものでも、道具立てや構成で読ませて読者に満足を与える「料理上手」になる、ってのが作家の年のとりかたとして理想的なものかもしれない。ミステリの要素を「パズル」と「物語」に分けると「パズルから物語への移行」って感じで。
 有栖川有栖、それを体現するかのように、過剰でも歪つでもないけれど、期待を裏切ってくれることなく着実に読ませてくれる。少しデビュー当時の若々しさが懐かしくなるくらい。
 それならばミステリでない普通の小説を書いてもそこそこいけそうなものだが特にミステリではない「作家小説」は今ひとつ冴えないと思った。パズルと物語のバランス問題?

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紙の本

名探偵と館

2002/02/25 14:06

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投稿者:くろこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 それぞれ「館」を舞台とした短編集で、推理作家・有栖川有栖と犯罪社会学者・火村英生コンビのシリーズ。
 「〜殺人事件」とタイトルにあるように、「殺人」に真っ向から取り組んでいる作品だと思います。人を殺すということがどういうことなのか。人の醜い、利己的な部分や弱い部分が暴かれていて、平和ボケしているような私には重い内容でした。ちょっと沈んでしまいます。
 このシリーズでは、普段の同シリーズよりも探偵役の火村さんの犯罪に対する考え方や姿勢が、多く表現されていたように思います。著者の作品にみられる、普通っぽさや親近感は控えめで、「殺人事件」に対する鋭さや攻撃性を感じました。

 この短編の中では「黒鳥〜」が好きです。謎が散りばめられていて。

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紙の本

「殺人事件」づくしはミステリの直球勝負

2001/12/20 22:16

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投稿者:直塚和紀 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 殺人事件と名の付く小説は『オリエント急行殺人事件』、『本陣殺人事件』、『霧越邸殺人事件』と枚挙にいとまがない。古今東西ゲームのテーマであれば、なかなか終わらないだろう。でも『林檎殺人事件』が真っ先に浮かんだ人はちょっとハズレだ。
 『〜殺人事件』。これほど端的で破壊力のある題名もない。一目見てミステリと想像がつく。この題名で青春ラブロマンスSF巨編(しかも殺人なし)だったらそりゃあ詐欺だ。しかしあまりにも安直なタイトルであることも事実。だからこそ最近ではあまり見ないタイトルともいえる。何というか直球勝負という感じだろうか。

 全て黒塗りで闇に紛れるように建っている「黒鳥亭」。縦穴のように狭く深く作られた地下室、「壺中庵」。河原にホームレスが建てた、月明かりを反射して美しいゴミの城「月宮殿」。建築途中で雪原に放り出された雪の結晶を模したかのような「雪華楼」。映画の舞台にもなった紅色の館「紅雨荘」。ナイフを持ち、女性ばかりを背後から襲う怪物ナイト・プローラーの住処「絶叫城」。
 これらの特徴ある6つの建物に挑むのは犯罪心理学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖。この二人が館の外から、あるいは内部に取り込まれるようにして事件の謎に挑む。

 いわゆる作家アリスシリーズの最新作である。「特徴ある建物」で「殺人」といえば、ミステリ好きはドーパミンが出まくりだ。綾辻行人の「館シリーズ」や篠田真由美の「桜井京介シリーズ」の例を挙げるまでもなく探偵と館は相性がよいのである。正確には館と殺人事件の相性がいいのだが。本書の火村とアリスも相性がいいようである。

 短編集であり、掲載順にページ数が増えている。まあ、単純に出版社側の都合なのかもしれないが、このまま行けば次は長編なのではないか、と思ってしまう。シリーズ長編を待つためにも、ファンはこの短編集で「読み」つないでおこう。 (bk1ブックナビゲーター:直塚和紀/ライター)

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紙の本

著者初の「殺人事件」!?

2001/11/10 23:13

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投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 土地成金の老人が蛸壺のような、密室状態の地下室で縊死する「壺中庵殺人事件」、猟奇的な連続殺人事件を描く「絶叫城殺人事件」など、「黒鳥亭」「月宮殿」「雪華楼」「紅雨荘」 と、タイトルを「建物の名前」+「殺人事件」で統一した、火村助教授モノの短編集。
 バラエティに富んでいて、一編一編も趣向が凝らされていて楽しめたし、全体的なまとまりもあって、サクサクと読めました。デビュー以来、タイトルに「殺人事件」とつく作品を書いたことがなかった、という著者の、初めての「殺人事件」だけあって、私も大満足でした。
 一番のお気に入りは、ホームレスが川原に建てた、3階建ての豪邸の焼失事件を描く「月宮殿殺人事件」。月の光を浴びて、川原に浮かび上がるように建つ月宮殿の造形美と、せつないラストが印象的でした。
 書店で開催された発刊記念サイン会で、サインをいただいた本です。サインに添えてもらう名前を、迷った末に「まひろさんへ」としていただきました。私の名前を見た有栖川さんが、一瞬「まひろさん?」と怪訝な顔をされたような気がしたのですが…本を読んで納得。字は違うのだけど「まひろ」さんが登場するんです。「紅雨荘」に牟礼真広さんという方が。この本に「まひろさんへ」と書いていただけて、ラッキーでした。本名にしなくて、良かった〜〜〜♪♪♪
初出「うたたね通信社」

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紙の本

感じたこと。

2001/10/20 22:15

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投稿者:秋月真夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 作家アリスと火村さんサイドの短編集。評価保留にしてますが、『黒鳥亭』は★★★★☆以上つけます。大筋のストーリィだけだとちょっと後味の良くないような感じなのですが、並行して展開されるゲーム<二十の扉>を通したアリスと(友人の娘である)真樹ちゃんとの息のあったようなやり取りとラストシーンが、その暗さを払拭してくれるように思いました。次点の『絶叫城』は、『ジョーク』がきいています。二作品とも、ブラックユーモア色が強いのでは。
 他に、『壺中庵(『大密室』収録)』『月宮殿』『雪華楼』『紅雨荘(『本格ミステリ01』収録)』と、夜と館の『殺人事件』集。

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内容紹介

2001/10/10 08:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

黒鳥亭で起きた、あの事件が始まりだった。壺中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘。現場は、独特のアウラを放つ建造物だ。犯罪学者・火村英生と作家・有栖川有栖のコンビが突きとめた真相は——。そして、都市を恐怖で包んだ、猟奇的な連続殺人! 影なき殺人鬼は“絶叫城”の住人だというのか!? 本格推理傑作小説集、遂に登場。

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2004/10/24 23:40

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2004/12/13 16:27

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2005/12/13 23:49

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2006/06/03 15:57

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2007/01/02 15:02

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2007/02/02 01:56

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2007/03/12 15:52

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