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月曜日の水玉模様 みんなのレビュー

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みんなのレビュー114件

みんなの評価3.9

評価内訳

114 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

本をまたいで緊密につながる

2019/12/03 23:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

再読です。
『レインレイン・ボウ』を、これも再読して、
キャプテンの陶子は、『月曜日の水玉模様』の主人公だったんだ!
と、解説を読んでわかったから。
初読の時は、読む順番がばらばらで、気づいてなかった。
読む間隔も空くしね。
『レインレイン・ボウ』を再読したのは、
文庫最新刊の『我ら荒野の七重奏』のあとがきで、
主人公の陽子がこれに出ていたと知ったから。
ということで、加納朋子再読さかのぼりは、一応完結。
しかし、本をまたいで、こんなに緊密につながる加納朋子、すごい。
さかのぼりじゃないけど、このあとは『ななつのこ』に行こうかと。
あ、これもやっぱりさかのぼってるんだ。

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紙の本

丸の内OLが活躍する日常ミステリー

2006/12/27 23:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る

今現在日常ミステリーを書かせれば加納をおいて他にいるだろうか?この「1週間」を題材にした連作ミステリーの不思議な魅力。丸の内のOL陶子が遭遇するどこかしら違和感のある出来事をミステリーに仕上げてある。1週間のそれぞれの曜日が連作になっているけれども、今回は最後に何ら関係がないと思われた短篇が最後にまとめられるという構成はとっていないが、どの話も相互に緩い結合を持ち合わせていておもしろい。丸の内OLである主人公陶子の頭の回転はちょっと冴えまくりっていう気はするけれども、身近な人生の悲喜こもごもを描く加納ミステリーは相変わらずおもしろい。

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紙の本

日常の謎の王道。

2017/12/26 23:38

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

加納さんの文庫版は、巻末に著作リストがついていることが多い。
なかなか珍しい。作品を読む順番が大切な作家さんなので
大変ありがたい。
もちろんシリーズが違えば順番が前後しても構わないのだが、
発表順を意識しながら読むのも、作者の書きたい方向性が
ぼわっと見えて面白いものである。

月曜日の水玉模様は、文庫版リスト六番目の作品。
前二作の「いちばん初めにあった海」と「ガラスの麒麟」で
新境地に取り組んだ後だけに、これは原点に回帰した
作品だと言える。

人物像は軽やかなタッチが多く、主人公も愛らしい女性。
いかにも、という設定である。

物語も日常の謎が中心に据わっていて、サイドストーリーも
控えめだ。主人公の身の上話が多少からんではいるものの、
加納さんには珍しく、裏物語の進行はない。

七つの連絡短編集である。
「月曜日の水玉模様」「火曜日の頭痛発熱」
「水曜日の探偵志願」「木曜日の迷子案内」
「金曜日の目撃証人」「土曜日の嫁菜寿司」
「日曜日の雨天決行」

片桐陶子の通勤電車から物語は始まる。
いつもは席を立つ人が、ある日を境に利用駅が替わり、
陶子は途中駅から座れなくなる。
そんな出会いの相手は萩広海。
なんだかぼーっとしたにくめない奴である。

陶子と萩の組み合わせで、日常のちょっとした事件を
解決していくストーリー。アットホームな小さい会社の
出来事が中心で、ひょっとしたら実体験が多く
反映されているのかもしれない。

一番面白かった短編を選ぶことは難しいが、ほんわかした話の中に
ひやりとする気持ちがちらちら見え隠れするところに
心がひかれる段落がある。加納作品の魅力の一つだと思う。

文中で、陶子が子どもの時に、縁日で味わった怖さのシーンがある。
華やかな屋台に気を取られ、ふいに自分がたった一人でいることに
気付いた恐怖。
なぜ、人がみんな忘れていくようなことを、加納さんはぽいっと投げて
よこすのだろうか。

その怖さは短編の一つに見事に生かされているのだが、それよりも
自分の記憶の淵が少し動いたことの方が、よっぽど生々しくて
印象深かった。

基本は推理小説なのだが、こういった細部が輝いているからこそ、
読み応えがあるように思う。

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紙の本

「読んでみて」と言うしか…

2004/07/04 17:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

 短編連作ミステリー「月曜日の水玉模様」加納朋子です。7篇収録されています。「火曜日の頭痛発熱」「水曜日の…」のように月曜日から日曜日まの7篇で、題名の頭の「何々曜日の」を取って順に頭文字を読むと「みずたまもよう」となるお遊びも隠されていたりします。

 加納朋子を読んだ方はお分かりだと思いますが、短編の連作で1編1編は完結しつつ全体に連ねかられるものがあり、各編は当たり前とも云える日常的謎の解明ですから感想を書きようにもネタをばらしかねない危うさ故に、ならば全体と云っても各編有っての全体でして敢えて語ろうとすれば加納朋子作品共通の言葉でしか言い表せない故に、簡単には評せない難しさが加納朋子作品にはあります。では、人に薦める時にどのような言うか、改めて考えてみるとただ「読んでみて」としか云いようがないなと思うのです。加納ワールドの解析は各本の後書きにそれぞれ納得出来るものが寄せられています。これの一読もお薦めですね。

 加納ワールドへ踏み入れて間もないのですが、どうやらズッポリはまり込んだようです。もう少し踏む込まないとまともな感想が書けそうにもありません。月並みの言葉の羅列になりそうです。でも、今回も一言だけは書かないと…。実に素晴らしい!

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紙の本

片桐陶子の周囲で起る様々な謎。萩とのロマンスの行方は?

2002/06/01 23:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くろねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

それぞれに曜日を冠したタイトルをもつ7つの連作短編。
片桐陶子の周囲で起る様々な謎。
なぜかその周辺をうろちょろしている、企業リサーチの会社の萩。
このコンビが、なんとも絶妙。
どうみたって、萩は陶子にぞっこんという感じなのに、肝心の
陶子がまるでそれに気付いていないし(笑)
それから、陶子の会社の社長以下後輩まで、とてもいい味出してます。
たぬき親父な社長、おやじギャグセクハラ発言連発なのに、
なぜか憎めない益子。
なんともあっけらかんとしたお嬢様の真理子。

「月曜日の水玉模様」
陶子が電車で気付いたのは、必ず、
曜日ごとに決まったネクタイをしめている男。
満員電車でも、彼の前に立っていれば必ず座ることができる。
これって、とても貴重なこと。
それが、ある日、そのリズムが崩れたのはなぜ?
頻発するオフィス泥との関係は?
陶子と萩、馴れ初め編(笑)

「水曜日の探偵志願」
萩の語る思い出話。
最後の数行が、すごく好き!

「金曜日の目撃証人」
うん、いるいる。この、谷さんのような人。
ほんっと、いい迷惑だわ。
だから、疑いをかけられたのが彼女だったらいいのに、とか
思っちゃった(笑)
この短編集の中で、1番、普通のミステリっぽいかな、これが。
でも、萩くん、君の気持ちは伝わってないぞ〜(笑)

「土曜日の嫁菜寿司」
出張か〜。私も、年に1度、あるかないかだな。
にしても、陶子の探偵癖?のでどこが分かっちゃった気分(笑)
ほんのり甘酸っぱい後味でした。

「日曜日の雨天決行」
やれやれ、接待野球とは、大変だ〜。
でも、そんなことしていいわけないのにな〜。
あまりにもあっけらかんだと、毒気を抜かれてしまう(^

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紙の本

曜日ごとに事件が起こる!

2002/04/21 19:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かずね - この投稿者のレビュー一覧を見る

世間でいういわゆる普通のOLの陶子。彼女は毎日の通勤電車の中でリサーチ会社に勤める 萩君と知り合いになります。そして、この2人は名探偵とワトソン役?のような感じで、いつものごくごく普通の毎日に起こる日常の謎を解きあかしていきます。

今までに日常の謎解きのミステリというものをいくつか読んできましたが、この本はほのぼのした感じよりも謎の裏に隠された辛い過去であったり、企業の裏事情であったりと、辛口なテイストのミステリです。
普通のOLさんってこんな仕事をしているんだ 大変だなぁ…と、技術職の私はとても新鮮な感じを受けました。曜日ごとに起こった謎を解く7つの連作短編集です。通勤途中、曜日ごとに読み進めていくのはどうでしょうか?

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紙の本

少し甘くて、少ししょっぱい日常ミステリ

2015/11/05 20:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

中小企業に勤める仕事の出来るOL 陶子さんと、調査会社勤務で何ともとらえどころのない萩くんの織り成す、少し甘くて少ししょっぱい日常ミステリの連作短編集。

個人的感想
しがないOLの仕事の合間に起こる、何気ない日常ミステリの数々。
少ししょっぱさも効いていて面白かったです。☆3.5

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紙の本

引き込まれるのは日常という名の生活

2002/03/12 21:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 毎日沢山の出会いは転がっていて、何かが起こる可能性は沢山ある。なのに自分の毎日は日々同じ。そんな思いをちらつかせながらも、実はちゃんと毎日緩急がついていることがそっと書かれているこの1冊。自然さをかもし出しながらも、ささやかな事件に関わり1週間が過ぎていく。テンポもよくて、読みやすいので読後はどことなく爽やかな気分になる。自分の日常に色をつけたい時にそっと読んでみるのもいいかもしれない。

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2004/10/13 13:25

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2004/11/23 19:41

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2005/02/16 18:23

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2005/05/08 23:05

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2005/10/31 01:06

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2006/03/11 20:27

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2006/04/28 23:35

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