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マリー・アントワネットの首飾り みんなのレビュー
- エリザベス・ハンド (著), 野口 百合子 (訳)
- 税込価格:649円(5pt)
- 出版社:新潮社
- 発行年月:2002.2
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文庫
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紙の本
カラーページが魅力的
2002/05/23 13:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:瑠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画「マリー・アントワネットの首飾り」の原作、もしくは参考資料のひとつとなった作品だ。タイトルからわかるように、フランス史上あまりにも名高い「王妃の首飾り事件」を題材にしたフィクション小説。
おおまかな流れは、現存する資料に基づいているものの、事実とはまったく異なる点が多い。しかし、著者の虚構が生みだした魅力も多く見られる。
物語終盤で、すべての事件をくわだてた張本人である主人公と、王妃マリー・アントワネットが対面し、会話するシーンなど実におもしろい。互いに本音を見せることなく、静かに皮肉と憎悪、そして好奇心が交じり合う。
また、本書のいちばんの魅力は、口絵にあるカラーページである。映画「マリー・アントワネットの首飾り」から数多くの名シーンを厳選し、掲載している。あれだけ多くのカラーページがあるにもかかわらず、この価格はじつに消費者にとって有利であり、いわば「お買い得」な作品である。
紙の本
首飾り
2019/12/10 13:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランス革命で処刑されたマリー・アントワネットの有名な首飾り事件。と言っても良く知らなかったので、小説としてはなかなか面白く読めました。
紙の本
復習と野望が一人の女を前代未聞の大事件にかりたてる…。
2002/11/01 21:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしの - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランス国民のマリーアントワネット人気が傾き始めるきっかけとなってしまった前代未聞のスキャンダル『首飾り事件』。マリーアントワネットを語るには、この話を欠かすことができないだろう。いまだに謎が多く、はっきりとした真相は解明されていないらしいが、首謀者とされる一人の女ジャンヌ・バロアの視点から描いた作品。この物語は彼女の回想という形で幕を開ける。
彼女の父は、現在のブルボン王朝にも勝るとも劣らないバロア朝出身の貴族だったが、彼女の父の時代でバロア家は断絶してしまう。幼い頃から慣れ親しんだ屋敷を追われ、ジャンヌは幼い妹と二人、パリで貧しい暮らしをする。しばらくして、侯爵家に引き取られるが、自分に流れるバロアの血をかたときも忘れることは無かった。そのうち、彼女は美しく成長し、復讐を果たすため、一人の高貴な女性に近づくのだった。
これはただの復習劇ではありません。幼い頃に受けた仕打ちが確実にジャンヌを復習にかりたてもするが、その中で、彼女は恋もする。こんなにも熱い女性が200年近く前にもいたんですね。復習と恋とにはさまれ、葛藤を続けるジャンヌ。そんな彼女の姿に新しい『首飾り事件』の真相を見つけることができかもしれません。
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