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一億三千万人のための小説教室 みんなのレビュー

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みんなのレビュー103件

みんなの評価4.0

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2008/05/27 22:52

小説をじっくり考えるために

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書のはじめのところで高橋さんもいうように、世の中に、小説を書くためのいわゆるマニュアル本はたくさんある。しかし、本書は、そうした本とはまったく異なる性質のものなのだ。なんといっても、かんじんの「小説」という言葉の意味が、世の中にあるマニュアル本とは、まったくちがっているくらいなのだから。本書には、いわゆる技術の解説はまったくないし、むしろ禅問答を思わせるような「鍵」を手がかりに、ひみつだらけの小説というものに、すこしずつ、しかし着実に迫っていくかのようである。

そして本書は、マニュアル本ではなく、タイトルにもはっきりと示されたように「教室」なのである。先生である高橋さんは、いくつかの「鍵」を示したり、あるいは、素晴らしい小説の一節をそっと手渡してくれる。それでいて、小説を書くということそれ自体からは遠ざかることを進める仕方で、おそらくは逆説的に、そのような仕方でしか伝えられない小説のひみつを、読者本人に探り当ててもらおうとしているかのようなのだ。

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低い評価の役に立ったレビュー

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/07/30 00:51

まえがきに読みごたえアリ

投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る

高橋源一郎による全国民向けの小説の書き方指南である。

著者の主張は大きく分けて2つ。
1. ぎりぎりまで書き始めるな。
2. 気に入った作家の真似をしろ。

この2つの主張に色々と肉付けがされている。例えば、「小説は書くものじゃない、つかまえるものだ」とか「なにかをもっと知りたいと思う時、いちばんいいやり方は、それをまねすることだ」とか。

「小説を書く、ということは、その向こうに行きたい、という人間の願いの中にその根拠を持っている、わたしはそう思っています。」というような文章が散りばめられた「少し長いまえがき」が一番読みごたえがあると思うのは私だけだろうか。

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9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

小説をじっくり考えるために

2008/05/27 22:52

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書のはじめのところで高橋さんもいうように、世の中に、小説を書くためのいわゆるマニュアル本はたくさんある。しかし、本書は、そうした本とはまったく異なる性質のものなのだ。なんといっても、かんじんの「小説」という言葉の意味が、世の中にあるマニュアル本とは、まったくちがっているくらいなのだから。本書には、いわゆる技術の解説はまったくないし、むしろ禅問答を思わせるような「鍵」を手がかりに、ひみつだらけの小説というものに、すこしずつ、しかし着実に迫っていくかのようである。

そして本書は、マニュアル本ではなく、タイトルにもはっきりと示されたように「教室」なのである。先生である高橋さんは、いくつかの「鍵」を示したり、あるいは、素晴らしい小説の一節をそっと手渡してくれる。それでいて、小説を書くということそれ自体からは遠ざかることを進める仕方で、おそらくは逆説的に、そのような仕方でしか伝えられない小説のひみつを、読者本人に探り当ててもらおうとしているかのようなのだ。

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紙の本

学び方の本です

2003/06/08 02:24

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:詠み人知らず一丁目 - この投稿者のレビュー一覧を見る

学び方、物事のわかり方を学ぶための良い本です。

学ぶということはどういうことか。
小説の書き方に限らず、あらゆるものに通じる学ぶ姿勢というものを教えてくれます。
自分が知らない領域に取り組もうとしたときは、こういう姿勢で取り組みたいと思うし、
そういう人を導く立場にあったときは、こういう姿勢で取り組むことの大切さを伝えたいです。

自分なりに要約してみます。
・飛んできたメッセージは全て受け止める。わからないところも漏らさない。いやな所も漏らさない。
・受け止めたメッセージを理解しようと努める。わからないところも努める。いやな所も努める。
・まねでも何でもいいから自分でメッセージを出す。
以上。
極めて言葉足らずなので、とりあえず本書を読んで理解してください。

あと、小説の書き方なんて学ぶものではないなと思った次第。
小説の書き方解説本なんて読んだことのない人間の意見ですが。

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紙の本

これは文章読本ではない

2002/07/23 18:27

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:猫木 - この投稿者のレビュー一覧を見る

これはよくある文章読本でも、作家予備軍のための指南書でもない。平明な文体だが、かかれていることはむしろ作家であることの不可能性、とでも言うようなものだ。これを読んで、まだ作家というものに憧れていられるとしたら、それはずいぶんとお気楽な読者である。それほど厳しいことを書いているのだよ、実は。

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紙の本

これが小説だ。

2002/06/26 02:33

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

岩波新書なのに「★5」である。これには理由がある。

2001年放送のNHK「課外授業 ようこそ先輩」で小学生に「小説の書き方」を教えていた高橋源一郎が…、

デビュー作である『さようなら、ギャングたち』で詩の教室やその先生や生徒との心温まる(?)やりとりを描いていた高橋源一郎が…、

『官能小説家』で赤い髪の女の子に美男子が小説の書き方を教えている場面を描いていた高橋源一郎が…、

…ついにこんな本を書いてしまった。(>_<。)

…ええ、ある意味、わたしはこういう本を待っていました。

小説の書き方を手取り足取り教えてくれてるのに、しかも読んでるときは本当に「うわあ、ためになるなあ! ほんとに書けそうだ!」と思えるのに、…読了後にいざ「小説」を書き始めたら全然書けなかったり、書けたとしても「わたしってこんな“小説”が書きたかったのかしら?」と落ち込んでしまったりする「小説の書き方」の本とは全然違うアプローチの、真性「小説教室」の本です。わたしはこういうタイプの「小説教室」の方が断然好きです。

小説が書きたい! と思っている方にはもちろんおすすめです。
アタマを別の角度からどつかれてみましょう。

高橋源一郎の新作を待っていたヒトにもおすすめです。
彼が『さようなら、ギャングたち』や『ゴーストバスターズ』や『官能小説家』を書いた必然性がわかると思います。

やっぱりこの人は、「書くべくして」というやり方で小説を書くヒトなんです。しかも、「書くべくして」というやり方じゃなければ書けないヒトです。前々からずっと感じていたけれど、この本を読んでそれがまた改めてわかったような気がします。

読んだ方はたぶん読了後に間違いなく気づくと思いますが、ネタバレではないので あえて言いますと、この本は「小説教室」という体裁を取って岩波新書から刊行されているのに、なのに、実は、最初から最後まで小説なんですね。

だから「★5」なのですよ。(^▽^)

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電子書籍

小説教室

2020/02/06 22:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

小説とはどういうものなのか、について教えてくれる本。最後の様ざまな作家の文章について、高橋源一郎が書いているのが貴重。

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紙の本

学校で、まなんだこと

2002/07/04 17:01

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りゅうこむつみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 お、おおおお? なんだか気がついたら読み終わってしまったぞ。最近文章を書くことに悩んでいる私は藁をもつかむ思いで読んだというのに。
 騙されたようにすらすらと頭に入る文章。そして妙に納得させられていく。これで私も文章がかけるのかしら?
 小学生に向けた本なのかと思えばちょっと引用文がカゲキだわ。一体誰向けに作られたのだろう?
 そんなことを思っているうちに読み終わってしまったのだ。
 さてはて、私の文章力は向上するのだろうか?
 まあそれは、これからの私に乞うご期待ということで!

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紙の本

高橋源一郎が小説の書き方の本なだを書くわけはない

2018/01/23 22:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

高橋源一郎が小説の書き方の本なだを書くわけはない。この本を読んで小説が書けるわけではない。ここに載っているのは、小説についての考え方、または小説を書くことについての考え方だと思う。そういう意味では非常に面白い読み物だった。

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紙の本

小説誕生の秘密がここに

2020/03/23 21:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:せきた - この投稿者のレビュー一覧を見る

小説を書くには、ことばと戯れ、真に遊び、赤子のようにまねる。まねてから発声してみる。床に寝転がってみる。
そして「何処かへ行きたい」と思う。
小説は書けるのではなく書かされている、いや書かざるを得ない人が書いているのでは、と思えた本。

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紙の本

まえがきに読みごたえアリ

2002/07/30 00:51

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る

高橋源一郎による全国民向けの小説の書き方指南である。

著者の主張は大きく分けて2つ。
1. ぎりぎりまで書き始めるな。
2. 気に入った作家の真似をしろ。

この2つの主張に色々と肉付けがされている。例えば、「小説は書くものじゃない、つかまえるものだ」とか「なにかをもっと知りたいと思う時、いちばんいいやり方は、それをまねすることだ」とか。

「小説を書く、ということは、その向こうに行きたい、という人間の願いの中にその根拠を持っている、わたしはそう思っています。」というような文章が散りばめられた「少し長いまえがき」が一番読みごたえがあると思うのは私だけだろうか。

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