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外科医財前が、教授選、裁判、会議員選で権力と金を使って成り上がる。
人間の嫌な部分を感じられる小説。
人間の本質。リアル!
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以前、家族がこのドラマにはまってた頃は
全然観ていなかった私なのですが。
たまたま発見して、現在、医療関係の仕事を
していることもあり興味を持って、手に取りました。
まず、山崎豊子さんの取材力に脱帽!
非常に複雑で繊細な医療を取り巻く法律的な問題、
医療関係の組織構造に、この話の主要人物たちが戦う
癌という病気とそれへの外科的・内科的処置方法が
本当に緻密な表現で描かれています。
決して「善人」ではない主人公。
自身の才能に溺れ、名誉欲に駆り立てられ、
目上の人には諂い目下の人はこき使うその性格は
隣に居たら嫌な気持ちになるとは思う。
でも、何故か憎みきれないのは
彼がいつも自分を奮い立たせ一生懸命に進んでいたからか、
何なんだろうな。
5巻の後半は、涙なくしては読めませんでした。
久々に長編のストーリーを読んだのだけど、
隙間時間があるとつい手にとってしまって
わりと一気に読んでしまった。
重いテーマだけど、とても濃密なストーリーだと思います。
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10年ぶりくらいに再読。
1巻ではまだ完全なヒールではない財前助教授。
選挙にまつわる裏工作が静かに始まっていく感じ。
何度読んでも面白いなぁ♪
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教授選への裏工作があちらこちらで始まったところ。
財前五郎のキャラクターはまだそこまで際立っていないけれど
ひと癖もふた癖もある大学や医師会の大御所たちが
それぞれの思惑を抱えて画策をするさまがリアルで面白い。
そんな中で、患者をきちんと診ることが第一という里見助教授の潔さは
不器用ではあるもののとてもすがすがしく感じる。
これからどのように教授選が進んでいくのか(どのようにあの結末に向かって行くのか)早く読み進めたくなる、大作の第一巻としての導入は完璧だと思う。医療が舞台なので読みやすさも。
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大学の時にドラマを見てからハマって小説を読みだした。
それ以来何回読んだだろうか。
就職の面接のときに一番好きな本を聞かれ、「白い巨塔」と即答した。
理由を聞かれ、なぜ好きなのかうまく伝えられなかったが今なら言える。
財前と里見、東教授やその娘佐枝子、柳原やそのほかの登場人物たち。それぞれ強くもあり、弱くもあり、素直であり、卑怯である。
しかしみんなに信念があり、それに向かって素直に貪欲に生きている。
まさにそれこそ人間じゃねえか!……と。
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【21/150】山崎豊子氏の長編作品のなかでは、私にとって最後の作品となる「白い巨塔」。著者には申し訳ないが5冊1000円で古本屋で購入。まだ1冊目なのでなんともコメントできない。
今まで読んだ山崎作品の中では、好きな順でいうと「二つの祖国」「沈まぬ太陽」「不毛地帯」「華麗なる一族」となる。さて、本作品はどこにランクされるか!?
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ヤマトヨ(そんな呼び名は失礼)の大河作品は数あれど、名作の呼び名高い白い巨塔。華麗なる一族、沈まぬ太陽、大地の子、運命の人、不毛地帯はほぼ読んできたので、自分にとっては最後の大物であろう。
一巻では、外科医財前五郎が教授の座を勝ち取るための、肉弾戦について描かれる。時代背景がたぶん30年くらい前なので世界観は古いがヤマトヨの作品を読み慣れていればそんなものは気にならない。
ただひとつ、感覚がズレてしまうのは二次会が解散して家に帰る時間が10時とかになっていること。10時に帰宅する二次会なんてあるのかしら。
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医学界を題材に人間の本質を描いた傑作小説。
医療現場・職場の人間関係・友情・家族・恋愛・人間の生き方が巧みに描かれている。
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テレビで見た事があったのだが、読んでみてびっくり。
本当に医者が政治的に動いている。
一応、病院の話なのだけれど診療シーンなどよりはるかに多く、政治のシーンが描かれている。
改めながら、大学病院は怖い。。
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ドラマ化されてから読みました。時代背景考えると、やはり田宮次郎?の時の方がしっくりくるとは思いますが、人間の欲望(財前)と使命(里見)のぶつかり合いは非常に読みごたえがあります。名作でしょう。でも、財前は唐沢さんでは爽やかすぎるかな。イメージとして。
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大学病院医師とは因果な職業です…;ギラギラした戦いは読みごたえ十分。でもその分里見先生に癒されます。疲れた財前さんが里見さんにあいにいったシーンが後々切なく感じそうです。
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昔ドラマで見て内容知っていても飽きることなく読むことができた。大学病院という閉鎖的な空間での様々な人間模様がリアルに描かれていて興味深い。
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タブーを扱う難しさ
TVシリーズが有名な「白い巨塔」。医学界のタブーを扱うというその取材力というものに感動した。TVを見た人でも医学界の中の人間ドラマを本でも、っていうことでぜひおすすめ作品。5冊の長編だが、長さなんてのはほとんど感じない。
この白い巨塔もハンニバル同様に、本も映像も本当にすばらしい。国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎役の唐沢利明とそのライバルの里見役の江口洋介はまさにはまり役だったと思う。
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山崎さんの小説は難しい内容にも関わらず、わかりやすいのでとても好きです。けれど財前教授のことは最後まで好きになれませんでした。彼の弱い部分や母親に対する思いやりも見えたけど、あの目上の人に対する媚びようと目下の人に対する見下しようは見ていて気分が悪くなりました。
それと反対に里見さんは大好き。家族のことを1番に考えたら確かに彼は手を出すべきじゃなかったのかもしれない。けれど、彼以外に遺族を助けられる人はいないという事実に直面して、医師生命をも捨てる覚悟で正面から立ち向かっていく姿は本当ににかっこよかった。「僕は学問的業績に埋もれた医学者である事より、無名でも患者生命を大切にする医者である事を選ぶ」と言える彼の強い信念が多くの人に影響を与えることができたのだと思う。
その信念に影響された人の1人、佐知子の言った「自分が出来る時力を貸すのは誰でも出来る事で、自分が出来ない時にでも何とかしてさしあげるのがほんとうの尽力というものではございませんかしら」という言葉には、改めて気づかせてくれるものがありました。
医者は、癌患者に対して徹底的にその人が癌であることを隠します。患者にショックを与えない為にそうするんだろうけど、私だったら知らせてくれた方が嬉しいのに。死ぬことがわかってるならなおさら。
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でました「山崎豊子」
大学病院の裏側の世界。
治療と研究。教授と医局員。そのはざまでのアツレキ。
んっ~~ 医者って・・・