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ゆらゆらばしのうえで みんなのレビュー
- きむら ゆういち (文), はた こうしろう (絵)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:福音館書店
- 発売日:2003/09/11
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絵本
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紙の本
極限状態で芽生えたものとは…。
2006/03/29 01:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チャミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『あらしのよるに』のきむらゆういちさんの絵本です。
『あらしのよるに』にも通じる“喰うか喰われるかという極限状態に芽生える友情”を描いています。
逃げるうさぎ。追いかけるきつね。雨で崩れかかった橋に二匹が乗った瞬間、その橋はシーソーのように不安定になった。
きつねがうさぎに近づくと、橋はギギギーッと傾きはじめ、ゴウゴウと流れる川へ落ちてしまいそうになる。
ちょうどバランスが取れるところで二匹は止まっていなければなりません。進むことも退くこともできない極限状態。誰も助けに来ない中、時は刻々と過ぎていきます。
すると敵同士だった二匹の心に微妙に変化が現れて、うっかりうさぎが居眠りするシーンでは、なんときつねが「いのちをだいじにしろ!!」と叫びます。
今から自分が食べようとしていた敵に向かって「いのちを大事にしろ」。そう、きつねにとっても、うさぎにとっても相手は自分の命を守るために必要不可欠な存在へと変わっていたのです。
さぁ、二匹はこの後どうなったのでしょうか?
それは絵本を読んでのお楽しみ。
ちなみに最後につぶやくきつねのセリフがとっても粋で「かっこいい!!」と感じたのは、私だけではないはず!
この絵本には作者・きむらゆういちさんと絵を描いたはたこうしろうさんの幼い頃の写真が掲載されているのも魅力です。
紙の本
ゆらゆらゆれる心のバランス
2004/09/01 22:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Edamae - この投稿者のレビュー一覧を見る
一匹の逃げるうさぎとそのうさぎを食べようと追いかけるきつね。その二匹が激しい雨に痛めつけられた一本の丸太橋の上にやってきます。きつねは、うさぎを逃がさないように丸太に飛び乗ったとたん、丸太のバランスが崩れ…その丸太の上で、食べる・食べられるの関係の二匹の心のバランスも微妙に変化していく様子を面白おかしく描いています。特に、夜になってうさぎが眠くなり丸太から落ちそうになるときに、きつねが、「命を粗末にするな!」と叫ぶ場面なんかは、きつねの心の変化を実に上手に描写できています。また、はたこうしろうさんの絵も大変ユーモラスで物語にすごく合っていると思います。絵本を読み終わると自然に顔が「ニコッ」としてしまう絵本です。きつね、君はいいやつだなあ。
紙の本
いいお話
2018/11/08 21:48
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投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し長いのですが、お芝居を見ているような、入り込める絵本です。
場面は変わらずで、物語のある作品です。