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本書は、正しく「終わり良ければ、全て良し。」のストーリー展開ですね。
2017/12/24 18:02
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投稿者:楓 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先ず、下記の内容では、一部ネタバレがございます事を、どうぞご了承下さいませ。
本書は、正しく「終わり良ければ、全て良し。」のストーリー展開ですね。
そして、主人公の蕗茎(ふき)の幼馴染みである欧一郎への切ない心情に、胸が痛くなりました。
例えば兄から身売りを強要されて欧一郎と駆け落ちするも、欧一郎の将来を考慮して心にもない言動で別れを告げる場面とか...。
その数年後に花降楼にて予期せぬ形で再会を果たした場面とか...。
それから、花降楼に現れた時点の欧一郎が、(明治の文豪である尾崎紅葉氏の)『金色夜叉』の間寛一を彷彿させる様な人物になっておりますのも、偏に蕗茎を身請けしたい一念なのも、心が痛みますね。
尚、花降楼にて再会した時点からラスト迄お互いに本心を明かさずに...の状態が続きますが...。
それと、紆余曲折の末に蕗茎を水揚げする相手は欧一郎となりました上に、蕗茎は欧一郎以外の登楼客とは一度も褥を共にせずに欧一郎に身請けされて行きます。
ですから、最終的には蕗茎はとても幸せな状態で花降楼を巣立って行ける訳ですね。
又、その様な事態に至る欧一郎の蕗茎に対する強い想いと執念を痛感するストーリー展開ですね。
好きなシリーズ
2016/11/15 14:32
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投稿者:みかみか - この投稿者のレビュー一覧を見る
遊郭シリーズは好きなシリーズです。出版される度に無条件で買っていました。
第1弾は幼なじみ同士。売られていく蕗苳(フキ)を救おうと駆け落ちを決意する旺一朗。
それを蕗苳の兄に邪魔され引き離される。
そして数年後、水揚げをする間際の蕗苳の前に彼が現れて……という展開。
好きな相手には意地悪ばかり。それでもいざという時は恨まれても助けようとする。
鈴木さんの小説では定番の攻めキャラですね。
一応ハッピーエンドには終わっていますが、まだまだ世間知らずの感が抜けません。
まぁ、一人じゃないのだから何とかやっていくのでしょう。
あと、名前が難しすぎる……。こうしてレビューを書く時に苦労します(笑)
近未来?
2021/11/04 02:20
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代だけれど売春禁止法が廃止され遊郭や娼館が復活した世界。
時代を伺わせるものは少なかったけれど、遊郭の持つイメージと時折見せる現代風なものとが頭の中で一致しなくて混乱して話が入ってこなかった。
この設定の世界観ゆえになのだろうが登場人物の思考も古臭い、王道といえば王道なのだろうがどこか昼メロのようで稚拙に感じてしまった。
色々とシリーズが進めば慣れてくるのではないかと思うので期待したい。
シリーズ1作目
2017/10/31 19:42
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
旺一郎と駆け落ちするけれど、結局旺一郎を振り切って戻ってしまうところが切なくて良かったです。
シリーズ1作目で、主人公もちょっと地味な感じだけど、お話はきっちりかっちりまとまってて人気シリーズの1作目にふさわしい感じがしました。