紙の本
永遠の夫
2022/10/31 21:28
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドストエフスキーの長編小説のひとつ。不勉強で、買うまで存在を知らなかった。一人称のかたりにより、どの程度まで情報が明らかになっているのか、分からず、物語がスリリングに展開していく。
紙の本
父への贈り物
2021/04/22 09:56
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投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドストエフスキーが好きな父のために購入しました。
沢山の親戚を養いながらも賭博がやめられないドストエフスキーには莫大な借金があり、二つの長編の合間にドイツでこの作品を書き上げたそうです。
紙の本
万年亭主
2018/09/05 10:40
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっぱら結婚するためにだけ生まれ成長し、ただただ夫であることにしがみつくしか能がない、ヒモのような寝取られ男の心理描写という、一種の狂気すら感じさせるロシアらしい作品。
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▲現代のロシアでは誰が尊敬すべき人物なのか分らないというのがぼくの考えです。尊敬すべき人物が分らないというのは時代が重症にかかっている印ですよ▲
読了 2007/9/4
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既婚女性と不倫していた男が、数年後にその不倫相手のダンナと町で出くわし、
巻き起こる一部始終の物語。
絡み絡まれ、また別の男の影がちらつき・・・・
最後は何だかホラーみたいな雰囲気さえ漂ってきます。
結局なんなんだ??
永遠に搾取され続ける人間は、搾取され続けるのだってことか!?
(2008/05/01〜2008/05/06)
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とても脂ののったホラーともスリラーともとれる展開にも見えたり、非常に滑稽だったりと脳みそ揺さぶられるお話でした。
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どっきり1:ヴェリチャーニノフが主人公かと思いきや、トルソーツキーが主人公ってことに途中で気づいた。どっきり2:本の帯の文句によると「妻の浮気も黙認し守ったものは“夫の座”。亭主であるほかに何の能もない男の悲哀を描く」とあるけれど、思ってたほど妻は登場しない。どっきり3:最初は読みづらかったのに気づいたら終わってて、せっかく買った1Q84を忘れてた。主人公たちの気が狂ってらっしゃる会話に付いて行きづらいけれども面白い。感想:人は何かにすがらないと平穏に生きていけないのかもしれない。
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自分の存在意義を他人に求めるしかない人の悲しさ
あらゆる他人の存在が無意味である人の悲しさ
今ここになくて、しかも既に存在しないものに執着して、目の前にあるかけがえのないものをないがしろにする人の悲しさ
許すことを学べない人の哀れさ
トルソーツキイは憎しみで心を満たしているから、誰と会っても何があっても変わることが出来ない。
ヴェリチャーニノフにとって他人は景色の一部でしかないから、人に影響されない。どんな出来事があっても、流れていく風景の一つに過ぎない。
この二人はジキルとハイドみたいだ。トルソーツキイとヴェリチャーニノフの選ぶ人生は、少しも似ていなくても同じ人生だ。彼らは少しずつ落ちながら同じ場所をぐるぐる回る人生を選んだ。だから、どこをどう見ても別人なのに、まったく同じ人間のように見える。
ドストエフスキーすごい。最初は読みづらくて、なんで昔ドストエフスキーにハマッてたんだっけ!?って思っちゃったけど、トルソーツキイが初めてヴェリチャーニノフのアパートに訪ねてきたあたりから読むのを止められなくて一気に読んじゃった。他の話も読もうかな。
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『永遠の夫』というイイ響きとは裏腹に、主人公トルソーツキーの人生は苦痛に満ちている。彼を永遠の夫にしたものは単なるエゴなのか或いは亡き妻への想いだったのか・・・
いずれにせよ、彼はヴェリチャーニノフを殺そうと思っていなかったことから、トルソーツキーは妻の浮気相手を許したいと願っていたことが伝わってくる。
物語の主人公はトルソーツキーではあるが。彼は何故か主人公としての役割を担っていないため、彼の感情について確実でない場面もある。彼の内面に目を向けつつ読んでも面白いだろう。オリンピアーダと幸せになってくれることを祈るばかりだ。
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これは良い。最後の握手のところが特によい!ドスト作品中では評価が低いものの、おそらく他の作品がすご過ぎるだけで、これも普通に楽しい。タイトルの「永遠」は捉え方次第ですが、晴れ晴れした葛藤、重き悩みの健全な受け止め方。お主やりよるなっ!
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他のドストエフスキー作品よりは、すんなりと読む事ができた様に思いますが、
難しかった…!!
そして、トルソーツキーのネチネチした感じ!
こんな人嫌だなぁ。
でもきっと、許したかったんでしょうね。
何より、リーザが可哀想。
もう一回くらい読まないと理解出来ない気がします。
多分、再読はしないと思いますが!
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ドストエフスキーの話はいつも難解ですが、この小説も最初はさっぱりで薄いのになかなか進まなかった。徐々にトルソーツキーがどこで妻の不倫と子供の本当の父親について知ったのか、想像させる展開になってきてようやく進みだしました。生涯ただただ夫であるにすぎないなんて寂しいですね。
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な~んかモタモタした話です。
主人公の男も寝取られた旦那もどうにも煮え切らない。
妻亡き今、寝取られた旦那は浮気相手の男を責めたいのか、妻の死を慰めあいたいのかはっきりしない。
男の方も、浮気は過去のことだと知らんぷりしていいものか決めかねている。
ただただ2人ともオロオロモタモタ。
その狭間で少女1人死んでるし。
ドストエフスキー特有の懊悩する人間描写を味わうには最適だと思います。
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かの文豪ドストエフスキー様の御作品に★★★とは、大それたことをしてますね…
何となく面白いなぁ~とは思うのですが、翻訳がちょっと読み辛かった。それにしても、ちょっと飲みすぎ!
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私にはよく理解できませんでした。『永遠の夫』なる人間の典型を提示しているのでしょうが、少なくとも今の私は特に面白いとも思いません。いつかこの面白さがわかる日が来るのかもしれませんが…。