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「俺妹」を借りた相手の強烈な勧めで借りて読んでみたものの……面白い…!!
面白いっつーか重い!!つーか(こっちの心が)痛い!!でも面白い!!
「俺妹」と違って、こちらは全般的にもうこの二人の話以外ありえないだろーってくらいの「二人」と「周囲」の話っていう印象。
どうやってこの二人がくっつくのかなーっていう感じで読んでたのですが、10巻の強烈なことと言ったらもう…。
ここまで読んできたからこその重さというか、悩みというか、付き合えてよかったねシャンシャン、にしない辺りが流石というか厳しいというか。
でもだからこその大河の台詞が刺さりますね。入り込んで読んでしまっていたのでこっちがキツイったらありゃしない。
そしてまたここまで読んできた中で、それに答えられない男ではないだろうとは思いつつも竜児はどうやって答えるんだろうとドキドキしながら読む羽目になるという…。ああ、パワー使った…。
つーわけで素直にお勧め。
しかしクリスマスから最終10巻まではもう一気読みしないと、気になって気になってほかの事手につかなくないか?っていう理由で全巻一気に読むといいと思います。
ところで大河が橋から竜児に向かって飛び降りるシーンは萩尾望都氏の「この娘売ります!」のラストシーンのオマージュなのかと勝手に思ってたりするんですがどうなんでしょうね。「返品できないから」とか言ってるし。
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最後まで、完走できました。
とらドラは、ライトノベルらしく、文章が軽くてよかったです(*゚▽゚*)
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これは……言葉が出ない。感動だなんて安い言葉で表したくない。10巻続いた虎と竜の物語、ここに完結。1巻を読んだ時にはここまで人間関係が深まって絡まるなんて思わなかった。人は人とぶつかって傷つけずにいられなくて、でもそれだけじゃない。確かな何かを受け取った気がするのに、言葉に表せない。大河と竜児の日常は続いていく。大河は新しい家族に馴染めないかもしれない。竜児の家はお金が足りなくて進学を諦めることになるかもしれない。それが仕方がないとは言えないし、悔しくて悲しくてどうしようもない夜があるかもしれない。それでも奇跡みたいな仲間がいてくれれば、歩いていけるのだ。
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並び立つ虎と竜の物語、完結です。
プロポーズシーンはベタですが、お互いの気持ちが爆発したようで、スカッとする展開でしたね。
泰子と竜児のわだかまり、そして、泰子と両親のわだかまりも、良い方に向かってホッとしました。
全部望んでやる、と開き直った竜児は人として一回り大きくなったように思います。
ただ、個人的にはメインキャストの面々、櫛枝、北村、川嶋らのその後が気になります。特に川嶋は損してばかりなポジションだったので、楽しく笑っているシーンが見たかったですね。
アニメやスピンオフ作品ではその辺り描かれているんでしょうか。機会があればチェックしたいです。
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家族の調和と再生という、これまでの本筋とは少し外れたテーマでラストを迎える。これ自体、主役二人の葛藤の源泉でもあったので、十分なテーマとなりえたのだが、いかんせんとってつけた、という気がしないではない。
このテーマで〆るなら、続編ないし新たなキャラクターで著者の思いを読んでみたいところではある。
「とらドラ」としては、前巻+実乃梨・亜美の葛藤の終幕でラストでよかったようにも…。
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シリーズ最終巻。
家を飛び出した竜児と大河は泰子の実家を訪れ、親子二代にわたってこじれてしまった関係を、もう一度紡ぎなおしていくことになります。
そして、竜児以上に深刻な母親との関係に悩み苦しんでいた大河は、ようやくここから親子の関係を築いていくためのスタート・ラインに立つことになります。恋ヶ窪先生は、そんな彼女のために身体を張って戦い、竜児もまたなによりも大河自身のためになることを必死に考えて、ひとつの結論にたどり着きます。
いくつか伏線を回収しきれていないところもありますが、番外編第3弾で後日談的に語られることになるのでしょうか。ともあれ、若干あわただしく締めくくった感があるものの、本編ストーリーは無事完結です。