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通天閣 みんなのレビュー

文庫 第24回織田作之助賞 受賞作品

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みんなのレビュー151件

みんなの評価3.7

評価内訳

143 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ちょっとした元気がもらえる一冊

2016/02/07 14:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩漬屋稼業 - この投稿者のレビュー一覧を見る

通天閣界隈を舞台にした本書の主人公は二人。
 四十代前半の男と二十代後半の女。彼・彼女の冴えない日常が一人称で交互に描かれる。
 読み進む内に二人にそこはかとないつながりがあるのがわかる。
 二人ともに、どこか孤独に諦めている。
 最後にちょっとした事件があって、いうなれば親密さが生きる力になることに気づく。
 読んでいて評者の琴線に触れる箇所が多々あるのだが、一人称語りであるだけに、孤独な内的独白が余りにも、なまな感情をそのまま表出しているところに違和感が湧いてくるのだ。とりわけダメな四十男の述懐が評者の胸に沁みるが、こういう、なまな書き方で「小説」として通用するのなら、ちょっと簡単すぎやしないかと思えるのだ。
 但し、全体の結構は巧みに仕上がっている(偉そうな物言いですみません)。
 それに現在的な生き難さがよく捉えられていると思う。
 貧乏であったり、孤独であったりするのが辛いのではない(そりゃあ貧乏でも孤独でもない方がいいんだろうけど)。
 日常を重しと捉えさせてしまう価値観というか、日常に埋没することを否定して、発信を強いる資本の論理やそのシステム、そういったものが日常を心地よく過ごすことを難しくしているのだ、恐らく。
(そう、いまや資本の論理は疎外してくれない(放っておいてくれない)のだ。隅っこで小さくなっている者にまで、その触手を延ばしてくる。かくいう評者もまたその論理に搦め取られ、こうしてあてどなく発信しているわけだ)
 そういった意味でいうなら、本書はその論理に対抗する局地戦でもあるのだ。
 ダントツの勝利を得られるわけでは当然ないが、ちょっぴり元気になれる読後感でした。

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紙の本

シンボルマークが人を動かす

2021/10/04 04:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミナミの工場で働くさえない男と、恋愛依存症女とのコントラストが絶妙です。孤独なふたりを結び付ける、通天閣の不思議なパワーも素敵ですね。

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紙の本

アツいアツい大阪文学

2017/01/02 23:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

スナックで働く女とライト工場で働くおっさんを軸にした素朴で雑多な小説です。

汚い部屋で目を覚まし、大してうまくない飯を食い、したくない仕事をこなす毎日の中にある「救い」みたいなものが描かれています。「生」の肯定っていうと少し大げさかもしれませんけど、生き方くらい自由でいいかなとは思える小説でした。

織田作之助文学賞も受賞しているアツいアツいコテコテの大阪文学です。

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紙の本

ほんのり本。

2016/12/11 23:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:てつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

西加奈子さんらしくほんのりするいい話し。通天閣行ってみたい。あの坂も自転車で走ってみたい。あの食堂は本当にあるのか確かめに行きたい。
ただ、西さんのエンディングはいつもモヤモヤが残る。私の感想と西さんの想いに乖離があるような気がしてすっきりしないんだよなあ。
それでも、前向きになれるので、大ファンです!

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2009/12/14 00:05

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2009/12/23 20:48

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2010/02/07 14:25

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2010/01/14 23:15

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2010/02/05 14:48

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2010/02/11 21:08

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2010/03/19 22:13

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2010/04/07 21:09

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2010/05/19 21:41

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2011/11/03 18:18

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2010/07/11 21:09

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