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紙の本
給食って…。変な取り合わせと、コメントに思わず笑ってしまう。
2010/09/15 23:38
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑える。ジョークかと思えるほど、ひどい取り合わせ。メニューから忠実に再現しているということで、一品一品は、実際よりおいしそうに作っているだけに、メニュー構成の悪さが際立つ。「食育」の名が泣く。子どもたちが、こういう取り合わせをおかしいと思わなくなったら、だれが責任をとるのだろう。
食は文化だ。ちなみに、『韓国の子どもたち』(学研)という本に、韓国の小学校給食の1週間の献立が載っている。たとえば、月曜日(アワご飯、めんたいのからいスープ、魚のフライ、干しカワハギのいため物、キムチ)、火曜日(キビご飯、おでん汁、牛肉のしょうゆ煮、ゴマの葉のつけ物、キムチ)など。主食は、健康的な穀物入りご飯で、主菜、副菜、汁もの、そして、毎日「キムチ」があるなど、基本的に伝統的な韓国食をおさえている様子だった。これこそ、自国の文化を大切にした給食だろう。
転勤等でうちの子どもは、何度か転校している。おかげで、自治体で随分給食が違うことは実感している。世田谷区は、よかった。西宮市もまあまあ。問題は…。
実際、「誰がこんな献立を考えたんだ?!」とか「なぜ、このメニューでパン?」と思うのはしばしば。もちろん、自治体ごとに給食代が随分違うので、(充実しているところは、やはり高い)同列には比べられないが、栄養士のセンスや考え方の問題は大きいだろう。
作者は、給食をご飯食に変えたら、子どもについてのすべての問題が解決したかのように書いているので、それはどうだろう、と疑問だが、共感したのは、子どもに迎合せず、子どもにとって本当にいいと思うことをやるべきだと書いているところだ。“給食について、経験の浅い子どもたちにアンケートなんかしたら、焼きそばやハンバーガーみたいなのがいいと書くに決まっている。アンケートなんかしなくていい”という考え方には、その通りだと思った。
紙の本
著者の理想論ばかりが全てではない
2019/07/18 13:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
掲載されている写真は実際に出されていた給食そのものではなく、再現したものなので、いくらか大袈裟に再現されているのかもしれません。それを差し引いても「こんな給食あるのか」と驚きであり、面白い本だとは思います。
しかし、毎日こういう給食を出しているわけでなく、こういう給食の日もあるということなのでは。裕福でも給食費を払うことを拒否する家があるそうですし、限られたギリギリの予算でやっているのですから、そんなに理想的な給食ばかり毎日は出せない現実もあるのでは。
嫌いな給食をむりやり口の中に押し込まれてトラウマになってっしまった私としては、この本のようなメニューの方が楽しくて良かった。著者の理想論ばかりが全てではないと思います。
紙の本
現代人の味覚が学校で壊される
2012/05/23 22:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:alfa1750 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「食育」が叫ばれる今日、その教育現場である学校給食の現状が暴かれる。もちろん、本書に出てくるメニューはかなり特殊な例かもしれないが、その片鱗は、どこの学校の給食にも一端を見ることができるだろう。お子さんの学校の給食メニューを見れば愕然となること必至。当たり前のようにすり込まれてきた「ごはんに牛乳」、「ソフトメンとパン」、「スナック菓子」給食など…
給食=「懐かしい味覚の思い出」が実は、現代人の味覚の混乱の原因だったと気づかされる。
岩村暢子氏の「家族の勝手でしょ!」で出てくる家庭の食卓の理由がココにあった。
また、コミック「玄米せんせいの弁当箱8」(魚戸おさむ)でも取り上げられている。
食育に携わる方、子どもの食環境に関わる方、必見の一冊。