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「ノルウェイの森」(村上春樹)の主人公が読んでいたのを思い出して読んでは見るものの、途中で『華麗なるギャツビー』(映画版)に逃げました…
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ブックトークテーマ 「憧れ」「成功」
物語の語り手として、証券会社に勤務している男の目線から
謎の多い男の姿を明かしていきます。
憧れの女性と出逢った若き日に
自分の立っている場所とその女の立っている場所の距離感を感じ
その女を想うことを忘れずに
その女が自分が主催のダンスパーティーに来てくれる日を夢見て
来る日も来る日も財を成してきたのでしょう。
夕闇の中、対岸の光を眺め
「やっと、ここまで来たぞ」という思いを胸にしまいこんで
庭にたたずむギャッツビーの姿がとてもよい場面です。
この場面、そして健気に事件後にデイジーの家の外で見守るギャッツビーの場面
そして、葬式の後の語り手の目線からギャッツビーの人間関係を見せる場面
どれも小説としてよい場面が多いものでした。
ボクは映画とあわせてみることをオススメします。
映画のほうはロバートレッドフォードがかっこいいですよ。
イタリア製のシャツをクローゼットから無邪気にこれでもかと出しまくる場面が最高に素敵です。
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淡い夕暮れの光のような、乾いた金色の世界。アメリカン・ドリーム的な物語なのに、あくまで距離感が保たれている部分に、リアルかつロマンティックという不思議な感触を覚える。偉大で哀れな、夢に生きた男・ギャツビーの人生。
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憧れは、手が届かないほうがいい。その方が、永遠に輝き続け、自分のいいように姿を変え、一生心の中にいるからである。
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(最初の文)ぼくがまだ年若く、いまよりもっと傷つきやすい心を持っていた時分に、父がある忠告を与えてくれたけれど、爾来ぼくは、その忠告を、心の中でくりかえし反芻してきた。
「ひとを批判したいような気持が起きた場合にはだな」と、父は言うのである「この世の中の人がみんなおまえと同じように恵まれているわけではないということを、ちょっと思い出してみるのだ」
(最後の文)こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れにさからう舟のように、力のかぎり漕ぎ進んでゆく。
日本では30年くらい前にこそふさわしい本。今はギャツビーの時代の価値観は遠いので、日本経済が繁栄を謳歌していた(?)時代に読めたなら、少し違う心情でこの本を受け止められただろうと思う。
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こまぎれかつ時間をあけて読みすぎたので全く入り込めず、意味わからないまま終わってしまった。次は春樹訳のほうでしっかり読んでみようと思う。
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ちょっと読むのに時間がかかった。
前半はかなり展開が遅くてかなりけだるい。後半急展開になるあたりから面白くなってくる。
読書のための読書。。。そんな本かもしれない。
翻訳本はやっぱり苦手。
雰囲気のある本だとは思うけれど
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考えてみればギャツビーはGREATでは全然ないんですよね。
すごい皮肉。
終わってみればギャツビー一人がすごく可哀想(なんか違うな)
上手くいえませんが「哀れ」というか。
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すべての人間が、恋愛の成就を阻害する様々な壁を乗り越えられるわけではないことを、この本は教えてくれる。悲しいけど、ロマンスやメルヘンより、この方がより現実的のように思う。
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この本に関して微妙な感想しか残っていない原因は気だるさの毒気のようなものに中ってしまったというのもあるような気がします…。マイ・ロスト・シティーを読んだ時も思ったのですが、このスコット・フィッツジェラルドという作家の文章には
圧倒されるような文章展開というものはほとんどありません。そこにはただひたすら、登場人物たちの日常の生活と会話が流れていくだけで、はっきりとした場面展開といえば最後になっていきなりそんな〜という展開があるくらいのものです。この『偉大なギャツビー』もそんな雰囲気でした。題名になっているギャツビー自身も、本人の感情が直接書いてあるわけでもなくその隣家に住む人がギャツビーと仲が良くなり、その人の視点からギャツビーという人物像が描かれているだけです。読んでいけばすぐに頭の中で情景が思い浮かんでくるというよりも、その状況を自分の頭の中で組み立てなければいけないという感じの小説で半徹夜の頭には正直かなり厳しかったです…感情的にはデイジィーに少し同情…かな。
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読み過ぎて本がぼろぼろになってしまったものの一つ。なんて個人的なことはどうでもいいんだけれど、何でこんなにせつないんでしょうかね。いや、むなしいと表現すべきか。なぜアメリカ文学が好きかというと、こうゆうのが好きだからなんです。あのギャツビーが対岸の灯火を見つめるシーンなんて。要は雰囲気なんですね。言葉にするのはなかなか難しい。映画はあまりよくはありませんでした。映像にしちゃ駄目だよ。
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この物語を読むと、女性より男性の方がロマンチストなのかなと思う。
昔の恋に夢を見て、身を焦がしたギャツビー。
彼が「グレイト」なのか愚か者かは、読後分かれるだろうな。
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話題になっていたので、ずっと前に買って
読みかけだった本を改めて読んでみました。
翻訳で読んだせいか、後味はかなり微妙。
なんで話題になっているのかよく分かりません。
アメリカ文学って理解するのが
難しい…
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学校の授業で必要なので読みました。
まだ私にはイマイチ名作といわれる理由がわかりません。
30代を過ぎると共感する気持ちがでるのだとか。
もう少し成長してからまた読み直したいと思います。
とりあえず、デイズィは嫌な女だなあ。
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1930年代頃のアメリカ東部を舞台に、
成り上がり者ギャツビーの「夢」を縦軸とし、中西部から上京(?)した地方エリートのニックの「夢」を横軸とした小説。
物語自体は、今となってはそんなに目新しいところはない。
この小説は、著者自身が体感した「失われた世代」の抱える心の闇であったり、戦後経済のなかで生まれた成り上がり者の葛藤であったり、中西部の人間が東部に抱く憧れと幻滅であったり・・・・・。
そういう当時のアメリカ社会の側面を鮮やかに切り出して見せたところに、きっとヒットの要因があったのだろう。
いま、そのあたりの知識がないいまの日本人(つまり私)が読むと、本当の良さは分からないのかもしれない。
勿論ストーリーや人間描写自体も面白いのだが、それだけを楽しむ目的なら今はもっと色々あるしなあ。