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この本は村上春樹に大きな影響を与えた作家で、村上春樹の小説にも出てくるし、彼が翻訳したバージョンも売られていますが漏れはこの新潮文庫のを読んだ。というのもブックオフで安かったからであるw。ギャッツビーは身分的には付き合えるわけもない高尚なある女性に好意を抱いてしまい、虚構の自分を作り出し彼女に没頭していき最終的には自殺してしまう。その真相は読んでください。虚構の自分を作り出したというのは自分にも経験があるのでとても身にしみて共感した。悪くない本だった。
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ずっとつんどくだった本。
斜め読みなので、最後まで読んで、やっとうっすら理解できたぐらい。
うーん斜め読みなので感想でてこない。
アメリカ人が読んだら胸がきゅんとなるのかしら。
筆致は好きです。
09.9読了
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初フィッツジェラルド。
ニューヨーク付近のロングアイランドで、経歴不詳の男ギャツビーを中心に、ニック・キャラウェイの視点で描かれる。
細かいことはもうちょいフィッツジェラルドについて知らないと語れないなぁ。
「…僕たちはたぶん、僕たちを東部の生活になんとなく適合できなくさせる、何か共通の欠陥を持っていたのだろうと思う。……僕には、東部の世界が何か歪な要素を持っているような気がいつもしていた。」
「こうして僕たちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れに逆らう舟のように、力のかぎり漕ぎ進んでゆく。」
ギャッツビーはまるで時間を支配しているみたいに、本当の姿を隠して、いろいろな自己の虚像を作り出す。
彼の中にはnow hereしかない。彼にとってthen thereは捏造できるものだ。時間を改変し、今を作り出そうとする。
しかし、過去を捨て去ることはできないのよねぇ。
過去は今が存在する以上厳然として存在する(かのように思える)。そして過去は現在を捕らえようとする。
彼らはみんな、アメリカから脱出できなかったから、過去から逃れられなかたんだろうな。
アメリカ人はアメリカから出られない、と誰かが言っていたけど、彼らはアメリカって世界の外に出られずに、その世界の時間性の中に囚われていた。
「今、ここ」の世界に生きようとしたけれど、過去からは逃れられなかった。アメリカの根を抜け出せなかった。
「今、ここ」だけしかない世界なんて、アメリカのどこにもありゃしないんだ。
9.11のテロの頃、星条旗が半旗で掲げられた写真を表紙に載せた、何かの雑誌を見た。
その写真には、こんなキャプションが付いていたことをよく覚えてる―
now here, no where
なぜだかわからないけれど、その表紙のことが、今でも忘れられない。
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大好きな小説のひとつ。後半ギャツビイとデイジーが再会してからの息を呑むような展開といったら。ジェットコースターみたいな夢も、富も、愛も、そういうものをわたしはきっと愛してやまない。
「あんな奴ら、まとめてかかったって君ほどの価値はないね!」ニックがそう言ってくれて本当によかった、そう思ってる。
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暗いっ! 「ノルウェーの森」の中に出てきたからというだけの理由で大学1年の時、この作品を和訳し、研究するという授業をとりました(レポートを英語で書かされた)。とにかく暗かった。だって、この作品のテーマ色って「灰色」なんだもん。もう、読んでるとcloud、dark、grayばっかり。いっつも空は曇ってるし、いっつも心も曇ってる。
いいんだけど。ギャッツビーのくらーい感じが、フィッツジェラルドのくらーい人生とリンクしまくり。でも、読んでおいて損はないと思います。村上春樹訳でもいいけど、なんか春樹語って感じだから他の人で読んだ方がいいんじゃないかな。
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短編が最高に面白いフィッツジェラルドの代表的長編小説であり、アメリカ文学の代表的な作品でもあります。何でも「20世紀最高の小説」ランキングで2位に選ばれたとか?
これも大学のゼミでやっと読むことができた作品です。個人的には村上春樹の「ノルウェイの森」の中での扱いが印象深いです。
純愛小説であり、その人の心のはかなさも描かれています。でももちろんメロドラマな感じでもなく、「ロスト・ジェネレーション」の雰囲気たっぷりです。
ミント・ジュレップ飲みたくなりますね。個人的にはバーボンはメーカーズかターキーが好きなんですが、小説の中身と合わせてフォアローゼスがいいですね☆
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皆がそれぞれ違った思惑を持って生きているんだから、
世の中に上手くいくことといかないことがあるのは当たり前だなぁと思った。
ふわふわしてかっこ悪くてどうしようもないけど、それでも生きるしかないから生きる。
若いー。
p190 こうしてぼくたちは、涼しくなりかけた暮色の中を、死に向かって疾走していったのだ。
p253 こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れに逆らう舟のように、力のかぎり漕ぎ進んでゆく。
春樹訳もよんでみようかしら。
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最近村上春樹さんが翻訳してバカ売れしましたが
私は野崎さん訳のほうが好きです、読み慣れているせいかもしれませんが
この人の作品について語るのはとても難しいのです
どう表現していいかわからない、でも何度も読み返してしまいます
人生の光と影について描かれている、その描き方がなんとも美しい
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「人を批判したくなったとき〜」
「人として礼にかなった態度に対する感覚というものは〜」
この2つの言葉を読むだけでも、買ったかいがあった気がする作品です。
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なかなか読むのに苦労いたしました。
解説まで読みましてやっと少しの理解を。
アメリカ事情も知らないわけで。
誰一人、好きになれないかなぁ。
ディズィの、ために。すべてをささげた男。
それを良くも悪くも思うニック。
一緒だったのか。
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再読なんだけど例外的に。
アイロニカルで且つ切ないお話で、
読後はなんかしんみりしてしまう。
その時代はよく知らないけれど、
現代からは考えられない設定に寓話的要素を感じる。
そこがまた切ないのだけれど。
つーかそこまで社会を見られていたフィッツジェラルドが
何故後世に語り継がれるような愚かな生涯を生きたのかが不思議。
「失われた世代」とはよく言った。
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なにがいいかよーわからん。
貧乏人出身のギャツビーが恋人を追って成り上がり、返り討ちにあう
もっかい読もう。
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文章とか好きだったし、ギャツビーのひたむきさはなんか好感もてた。けど、グレートまではいかない気がする・・
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村上春樹訳をどっかにやっちゃったので…
やっぱストレートな訳だなぁ(しかも言葉遣いが古い)。自分の中でいったんかみくだいてみる必要が多分にあるけど、違う言葉のお話を読むってそういうことだ。訳者の一方的な解釈を押し付けられるよりはいいのかも。
と、いうことを今回感じたので、今まで苦手としていた海外文学もなんとか読めるように…なったらいいな…!
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過去の恋人との偶然の再会を夢見、彼女の家の対岸に豪邸を買って偶然彼女が訪ねてくるのを待つ主人公。第一次世界大戦という未曾有の出来事を経験し、夢や希望を失ったアメリカにあって彼の生き方にはロマンがあります。しかし、結局は悲劇でしかない結末に、何ともいえない虚無感が漂います。