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紙の本

東大寺大勧進職、重源の伝記風小説

2018/06/05 23:04

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

高橋直樹が描く重源の伝記風物語。重源は平安末期の僧侶である。平重衡が奈良焼き討ちを行い、東大寺の伽藍が灰燼に帰したことは知られている。それを誰がどのように再建したかはおそらく知る人は少ないであろう。

 東大寺の再建に尽くしたのは重源であった。本書は重源が東大寺を再建するために様々な苦汁を味わったが、その過程を描いている。史上の有名人が多数登場するので歴史好きには答えられないであろう。ただし、史上の真実か否かはよく分からない。

 これも有名な行基がそうであったように、重源も社会で役立つ技術を手にしていた。すなわち、鉱山技師である。また、木材業者でもあった。行基同様、橋、道路などのインフラ造成に大きな力があった。これを利用して東大寺が再建を依頼したのであった。

 重源は人生で3度も遣唐使ならぬ渡宋している。そこで経典の入手、土木技術の習得など貴重な海外生活を送っているのである。本書によれば現在でも土木、建築事業がそうであるように、計画立案がきわめて重要で、土地、資材、人夫の手配などの準備の才能が、重源にはあったようである。

 九州での往生院という寺院では渡宋で知り合ったという栄西に寺の管理を任せたという。この時代は丁度源平の戦いの真っ最中で、武士という階級が勃興した折でもあった。源為義、頼朝、平清盛などの武士団の統領たちとも敵対、知り合いとなった。

 東大寺の再建も何とか成功したようだったが、その後折角再建した大仏も三好、松永等に破壊されてしまった。現在我々が見ている大仏、大仏殿は江戸時代に再建されたものである。

 現在、重源の様子は国宝となっている坐像があるが、きわめてリアルな坐像である。これを見ると、晩年であるとは思われるが、本書に描かれているようなエネルギッシュな僧侶とはとても思えない。あまり知られていないが、この人物はどのような履歴があるのか知りたくなる場合あるが、これからも高橋直樹にはそこを選び、読者に伝えてもらいたいものである。

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2010/12/27 20:15

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2011/01/11 10:06

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2021/12/13 11:29

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2022/07/14 16:12

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