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いよいよ完結!だそうだ。
読み始めなんだけど、これって大人の読む本じゃないなー。なんっていうかこういう世界に憧れてたころならもう少し読めたんだろう。
相変わらず表現が長くてしつこくてイライラしてしまう。
ヴィクトル・ユーゴーか!って。
みなさんのレビューを読んで、読まなくては!と励まされ、もういいか、とも思う。
作者の息遣いというか、どうだ!どうだ!って気持ちが行間にあって、息苦しい。以前、栗本薫でも同様の思いをして読むのが苦しかったことがあった。なんでこんな思いまでして読んでんの?最後だから?始めちゃったから?
ツライ。子供にこういうことって本当に卑劣でツライ。子供相手でなくても駄目だけど子供相手だともう具合が悪くなるわ。
何も言わなくても通じ合ってるよね、オレタチ。な世界、もちろんそれが心地いいのもよくわかる。かつては私もその世界にあこがれたー。今でもそういう相手に憧れる気持ちもある。口ベタだし人見知りだし。
でも言葉にする大切さも最近はよくわかるので、言葉を否定しちゃってるのはひたすら残念。
とにかく「以心伝心」はわかるけど、「おそらく」「彼なら~というだろう」「と思っているはずだ」というあいまいな表現がひたすら続く。まあ、たいがいあってはいるんだけども。読んでいてイライラするひとつ。
ラスボスがあまりにもあっけない。神代先生も京介も急にかわいくなっちゃうし。そういう路線だったのか。というショックもあり。
途中から登場人物の過去が中心の猟奇的?怪奇的?な展開のシリーズになってしまったけど、最初のころの建物探訪な推理小説がよかったなあ。
とりあえず、完結まで行き着いた!ってことで☆1つプラス。
やれやれ、私が年をとったってことは再確認。
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■久遠家の血塗られた過去、そして20年前の大惨事――
『僕は――ヒトゴロシ』。謎の詩を残して姿を消した桜井京介は、久遠アレクセイの名に戻り、14歳まで育った屋敷にいた。一方、神代宗の話を聞いた蒼は、函館で京介を捜し歩き、20年前の忌まわしき事件を知る。次第に明らかとなる久遠家のルーツ。そして、父・グレゴリの狂気が京介を襲う!「建築ミステリ」の金字塔、ついに完結!!
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シリーズ完結してしまった。
なんだか最終巻までの何巻か、あちこち別々にいちゃうので、けっこうややこしい。そのわりには秘密は複雑ではなく、ええっ、お父さん、あれだけ話ふくらませといて、たいしたことないじゃん、みたいな。あの終わり方、なんだか少女漫画でした。
でもまたなんかよみたくなるんだよん。
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最終巻。
シリーズを読んできた年月に、思いを馳せる。
ストーリー的には…篠田さんらしいというか…
ラストの爆破シーンは笑いそうだった。
深春のその後はびっくりだなぁ!
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一応殺人事件の謎解きとかあったりするものの、もはやミステリとも言えず(いや、もう誰もミステリであることなんか期待してないか)、ストーリーラインもグタグタ。感情表現の稚拙なキャラクターたちが、やたらと荒ぶるのでかなりうっとうしいのはシリーズの恒例だが、本作は荒ぶるシーンがことのほか多いので、かなりしんどい。それでも十五冊読んできたからなあ。そういう感慨を受け止められる終わりかたなのは確か。