紙の本
病気のことがよく分かりました
2021/02/10 20:01
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
統合失調症の人と関わりになることがあって、接し方に難しさを感じていましたが、この本を読んで少しだけその気持ちは解消しました。人類の1%がなる避けられない病気だと知り驚きました。幻覚や幻聴は本人にしかわからないので、かける言葉も見つかりませんが、それでも周りで温かく見守ってあげるのが大事だと思いました。薬で治療することが多いようですが、そう簡単に完治するようなものでもなく、本人が一番大変なんだなあと思いました。マンガと解説はとても分かりやすかったです。
紙の本
症状を漫画で分かりやすく説明
2018/08/31 17:52
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
統合失調症が最初に表れた時から、その後の症状の移り変わりを、実際の患者に即した内容にしています。統合失調症の患者はこういう考えになるのだ、という見本になっている本です。
本当に分かりやすい本です。
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンガなので文章と違ってまだ婉曲表現という感じ、現実にはこんな生易しいものじゃないですよね。どういった病気か、を知る道しるべに。
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100人に1人の割合で発症する統合失調症。
私は、その診断を受けてないけど、うつ症状も広義の統合失調症なのかもしれない。
これまで、医師が書いた統合失調症の本はいくらもあり、私もいくつか読んだが、理解するというのには、病気の本人からするとシンドイだけ。家族にとっても不安と不信を招いていたのかもしれない。
マンガでまとめてくれている本誌は、ハードルを下げながらも、病気への理解と対応を示してくれています。
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統合失調症の疾患だけでなく、生活のしづらさ全般について、そしてその対応についてとても理解しやすかった!それはもう口頭での説明や専門書から引っ張ってきた文章の何倍も。内容は経済的な支援から薬の副作用までが網羅されており、中には退院促進支援事業について書かれているらしき場面もと、多岐に渡っている。医師や看護師などそれぞれの立場から書かれた読み物はあったが、何よりも当事者の生の声が当事者に必要な情報が入っているように思う。
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統合失調症の箇条書きの説明をいくつか読んでからこれを読むと、本当に人の実体験を、話し言葉で、漫画で読めるってのはまったく分かりやすい。
しんどくて理解力ない時これありがたいよなあ。体験談も実用的な情報も噛み砕いてかいてある。コマ大きめ。
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統合失調症についてのイメージが変った。
怖くない。薬や家族のサポートで症状は大分緩和される。
次は働いている統合失調症の方の本が読みたくなった。
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前作『私の母はビョーキです』には、あくまで母の体験が描かれていたけど、この本は母以外の当事者の方の体験も盛り込まれていて、よりわかりやすくためになると感じました。マンガでわかるシリーズいいな~。
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作者本人の母親が統合失調症で、時折そのストーリーを入れながら、メインストーリーは一人娘「こころ」が、父親・母親、社会の人々に支えられながら、病気を受け入れていくような形になっている。
時折挟む、社会的な仕組みや病院や薬の話は実体験に基づいて興味深い。統合失調症の母が字ばかりの本は読めないし忘れてしまうといった言葉から生まれたようで、渾身の一作だと思う。マンガの形がとにかくわかりやすいし基礎的な情報はすべて入っていると思う。
統合失調症がわからない人や入門書を探している人にはお勧め。
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知らないこと、決めつけてしまうことの怖さを感じた。統合失調症の方は人種に関係なく100人に1人くらい存在しているらしい。しかし、私を含めて病気の内容を詳しく知っている人は少ないのではないだろうか。
自分が知っていることをすべてと思い、自分の常識で周りを見ていると、あまりに多くのことを見逃してしまうのだと思った。相手が真剣に悩んでいても、それに気づいてあげることができないし、それどころか、相手を責めてしまうことにもなりかねない。
統合失調症に限らず、相手には相手の状況がある。そのことを意識し、相手のことを理解しようとするほうが、自分の常識で相手を決めつけるより、よほど建設的だろう。そうできる人間になれるよう努力したい。
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仕事柄発病者と接する機会は普通の人より多いと思うが、発病者が1/100とは意外と多い印象。そんなに患者がいるのか?
治療の経過、治療中の症状の経緯など分かりにくかったことを具体的に書いてあり理解しやすい。
うつにも似たような本があれば読みたい。
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俺自身の病気理解の手助けになると思い読んでみた。結論から言うと漫画ということもありとても分かりやすかった。しかし俺は途中で読むのをやめてしまった。なぜかというと俺は「ゆっくり休んでね」「無理しなくていいんだよ」といった優しい言葉を受け入れられないという、いわば病気が進んでしまった状態に身を置いているからだ。俺はこの病気のせいで満足に働けない自分が大嫌いだ。本当ならバリバリ働いて飛んだり跳ねたりするような年齢なのに、毎日家でごろごろして昼寝したりしている。そんな自分が大嫌いだ。怠けている自分が大嫌いな人間が果たして「休んでいいんだよ」と言われて素直に受け入れるだろうか。答えはノーだ。この本は優しさに満ちている。病気のせいで心から疲れ切ってしまった人や当事者の家族の方にとってはとても良い本だろう。しかし自分が大嫌いな俺には読んでいてつらい個所がいくつもあった。俺自身の病気が少しでも快方に向かえば受け入れられるのだろうか。その時にまた読み直してみようと思う。
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本屋をぶらぶらしてたら見つけた本。
この作家さんの本は以前にも購入済。
とても分かりやすかったです!
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タイトルからは怪しい本だと思われてしまうかもしれませんが、まったくそんなことはありません。どんな方にもオススメしたい素晴らしい本です。中身は4つの章から構成されており、第1章「発症から受診まで」、第2章「統合失調症ってこんなビョーキ」、第3章「再発予防と回復を高める生活」、第4章「中村家流統合失調症生活(わがや流トーシツライフ)」となっています。精神医学の専門家の監修を受けているため、内容に不自然なところはないと思います。
本書がマンガという形をとっているのには理由があります。統合失調症を患う著者の母が「薬の説明を何回聞いても、頭がボーッとしているからすぐに忘れてしまう。自分でも勉強できれば良いけれど、専門書は難しいし、集中力が続かないから文章でかかれた本は頭に入らない」(おわりに,pp195-196)と言っているのを聞き、統合失調症を患う当事者本人が気軽に読める本を作ろうと思ったのがきっかけだそうです。その工夫によって、結果的に、誰にとっても分かりやすい素晴らしい本になったと思います。
本書最後のエピソードでは、「風の声を聴く人が大切にされる文化なら 統合失調症という病気は存在しないのかもしれませんね」という台詞があります。(終章 ラストエピソード それでいいのだ,pp189-194)これは統合失調症の有病率が文化によって違うという意味ではなく、統合失調症の人が普通に暮らせるか、苦痛を感じながら生きることになるかは社会のあり方によって変わるという意味です。統合失調症に対する正しい理解が広まり、少しでも差別や不適切な対処が減ることを願いつつ、本書を紹介いたします。
(ラーニング・アドバイザー/心理 KANAI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1593177
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PSWの知人からおすすめされた本。かなり丁寧で具体的でとても理解が深まる一冊。図書館で借りたけど、購入しようかと思う。