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紙の本
祝!「魔術士オーフェンシリーズ」書き下ろし復活!
2011/10/27 17:34
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:A-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書サブタイトルは【キエサルヒマの終端】であり「終焉」ではありません。
これは、彼らの世界のある時代としての終わりでもあり、キエサルヒマ大陸の実際の終りの地から始まるのことのお話であり、このシリーズの終わりでも始まりでもあるという示唆的な言葉遊びなのかなあ?という感じです。
【秋田禎信BOX1~3巻セット】を買って読んだ人は知っていると思いますが、これからオーフェンはキエサルヒマ大陸を出て新大陸を目指します。
ただ、その時のタイトルと同じだと思っていた貴方!
貴方は聡くありますが、実はそうでもない!w
思い返してみてください。秋田先生が、商業的にあざとくなく、ファンサービスが肩すかしだったことは未だ嘗てなかったことをw
そう!これはまごうかたなき「書き下ろし」なんです!!
なんといっても、このお話はオーフェンの語りとしては語られません。
まず語りはじめ、旅立つのは、クリーオウです。
そして、いつもより多く語らせられるのは、コルゴンだったり・・・。
そして、ティッシが…
それから、マジクがあの人と!
そして、あの人が船長で!?
そんでもって、サルア兄貴が…
そして、そして…と、今まで読んできたファンにはニヤっとさせられるエピソードも満載ですw
シリーズの完結を宣言されてから約十年、誰もがどこかで信じていた復活編です。
読んでみてなんとなく、私(読み手)も、書き手も、誰しもが大人になってしまった感じで、作品の語り口も落ち着いた雰囲気があるのにちょっぴり寂寥なども感じたりしましたが・・・。
10月に発刊されている、【約束の地で】はオーフェン達の子供世代のお話となるようです。
楽しみです。そして、近くにキャンペーンを取扱う本屋さんがないことが残念無念・・・。
今年23年9月末には、最新にして完結編の3部作の三ヶ月間のための発刊キャンペーンが10月末とか、応募企画など、12月に向けてもある模様ですが、東京と近郊の一部(横浜)と一部都市(大阪天王寺)にてサイン会(挿し絵の草河さん共)が、あとア○メイトや某泉書にてもポスター企画応募など展開されているようですが、急すぎて気が付いて居ない人多数なのじゃないかなあ?
また、完結編シリーズ発刊に絡めて新しく読み始めたい人のためにも、新装版として、廃刊となっていたオーフェンシリーズもT.O出版社に(2冊を1冊にした)全10巻で来年にかけ、10カ月をかけて一気に出すそうです。
正に「無謀編!」なこの発刊。(><)
大丈夫な企画内容なのだろうかこれは?と往年のファンにとっては、ちょっぴり心配させられる、短期発刊なのですが…。(^^;
とまれかくまれ、おーい。こっちこっち。
(嘗てのオーフェンファン達へ、そして目新しいファンタジーを未だ求めている人達へ)
紙の本
あれからオーフェンは…
2015/08/20 15:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
「秋田禎信BOX」から抜粋しての出版。
キエサルヒマ大陸とアイルマンカー結界に関する全ての戦いが終わり、第二世界図塔で魔王としての力を得たキリランシェロことオーフェンは、キエサルヒマ大陸を出て、新大陸を目指そうとしていた。キエサルヒマ大陸に彼の居場所はなかったからだ。
それを知ったクリーオウは、直ぐにでもオーフェンを追おうとしたのだが、レティシャ・マクレディに止められる。代わりにクリーオウはレティシャに、戦うための訓練の指導を求めるのだった。
それから一年、タフレム市魔術師同盟と貴族連盟の抗争は激化し、教会都市キムラックはその犠牲となった。多くの難民はアーバンラマへと流れていく。貴族連盟から"サンクタム"という刺客を送られるまでになった魔王オーフェンは、全ての問題を解決するため、開拓船を仕立て、自分と難民の居場所を作ろうと、仲間を集めるのだった。
かつての友人たちが集まり、仲間となり、あるいは敵となり襲い掛かる。やがて明らかになる"サンクタム"の正体とは?
全てと決別し、あるいは決別できず、新たな旅が始まる。