電子書籍
広範な映画知識とフランクな語り口のギャップ
2019/04/20 10:23
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投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
個性的な映画コラムニスト・町山氏とマニアックな翻訳家・柳下氏の名コンビが繰り広げる、忖度なしの映画批評です。紙の本では約550頁の分厚い文庫本ですが、電子書籍なら軽々持ち歩けます。
紙の本
小気味良い活字漫才
2019/04/20 10:02
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投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビ・ラジオでも人気のコラムニスト・町山智浩氏と『皆殺し映画通信』でもお馴染みの特殊翻訳家・柳下毅一郎の掛け合いで2000年前後の名作・大作・問題作をバッサバッサと斬りまくっています。
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2012/3/11 Amazonより届く。
2014/3/5〜3/21
町山さんと柳下さんの映画評論対談集である、ファビュラスバーカーボーイズの選集。評論と書いたが、まあなんと言うかハチャメチャである。が、的を射た本音トークが面白い。解説はライムスター宇多丸氏。
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けっこう無茶苦茶なことを放談してるが、言っていることはしごくまとも。
ダメダメな映画に対しては思いっきりけなしているが、「まさしくそのとおり!」と膝を打つようなことばかりである。
世界中の映画人はこの対談集を読んで猛反省してほしい。佳い映画を沢山観たいんだよぉ。
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漫才形式とは言え、かなりの本質をついた辛口批評が炸裂する、でも「オレならこうする」パターンが毎回笑えるので、どこかの市長さんに「代案出せ」などと絡まれることもありませんw
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オリジナル版の3冊をかつて読んでいたんだけど、またまたあの毒舌映画批評漫才を読み直したくて購入しちゃいました。
再読ながらも、当時と同じように楽しめました。再編するにあたって、わりと後半2冊に収録されていたものがメインとなっているようで、一般向けっぽい感じになっています。
個人的には初期の感じも好きなので、そのあたりが含まれていないのは残念ですが、でも評価には影響しないレベル。
本当に映画の見る角度に関していろいろと考えさせられるという点では、またまたこのコンビに復活してもらいたいなと思いますね。
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エロスとバイオレンスを好む子どものまま大人になった二人が、気に入らない映画をケチョンケチョンに貶しまくるという、映画に芸術性を見出している人からすれば嫌悪するような内容。けど、アウトサイダーを好む身としては、この下品な視線で作品を批評する感性が居心地がよくて癖になります。
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映画愛に溢れたすごい大人が二人が真剣にボケる漫才評論が楽しい。まだ完成もしていない「タイタニック」を数年前まで「殺人魚フライングキラー」 でハリボテ作ってた男の感情移入できない大虐殺映画と言い切ってしまう。こんな感じの破壊力のある言動が500ページも続く恐ろしい本。あと宇多丸の解説が的確過ぎて面白い。
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今までとは違う視点で映画を論ずる2人の対談集。過去複数冊刊行されていたものから選んで再録されたもの。
歯に衣着せぬ物言いと、人によってはかなりどうでもいいところへの偏愛、こだわりを詰め込んだ内容で、よくわからなくてもいいから読んでおいた方が良い本。
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町山智浩・柳下毅一郎による頭の栄養にならない映画こき下ろし漫談。
500頁超に2000年代初〜中期の大作・珍作映画が目白押しな訳だが、回を重ねるごとに両氏の趣向の微妙な違いやこだわりも見え、公開当時の様々なゴシップ映画評と見比べるとより楽しめそうな内容だ。
暇つぶしには最適だけど、映画が好きな人は名作の一本でも見返した方がよい。
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町山智浩と柳下穀一郎の映画駄話本。文庫本なので挙げられている映画が古い。そして、タイムリーなら面白かっただろうけれど、今にしてみればなんだかな~と思える駄作映画の数々に脱力してしまった。でも『ファイト・クラブ』とか今にも通じる傑作は読み応えあるかな。『映画芸術』と『キネ旬』のランキング比較は面白かった。後書きを書いている宇多丸さんは、やっぱり声の人で文字の人ではないな~と思った。なんというか、普通。
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いやあ〜、面白かった!一番印象に残った言葉は「昔の映画は1本観ると確実に少しだけ成長したような気にさせてくれたもんだよ。」
まさにその通り!
だから生ぬるいハリウッド超大作や邦画より、韓国のバイオレンス映画を好んで観てしまうんだろうなあ。
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映画教養を高めるために。
対談形式で話が進むんですが、
2人の会話のスイング具合がめちゃくちゃおもしろい。
人それぞれが良いと思える映画は異なる
ってことを痛感する名著。
自分の好きな映画(レディ・イン・ザ・ウォーター)が
酷評されてたのは傷ついたけど。笑
結構メジャー作品の扱いが多いので
映画にそんなに詳しくなくても読めます。
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膨大な映画の知識のある2人が、その知識をフル回転させた結果、すべて下ネタに話題が決着しているという映画評論でした。
あれ?読み返すと、ほぼ下ネタで映画の事あまり話してない気が…映画の内容の話:役者のスキャンダル=3:7。この本から学べた事は、「2人の対話形式という方法を取ると、『1人が落として1人が上げる』という形式を取れるので、安心して遠慮なく酷評できる」という事です。
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洋泉社の単行本版を全三冊揃えているのに買ってしまった。宇多丸さんの解説もナイス。久々に読み返してやっぱり笑った。ここで誉められてる映画で見てない奴は即行でレンタル(購入)したくなるが、二人の紹介の方が面白いケースもありうるw。またこの対談映画秘宝誌上で復活して欲しい…。