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短編集。
えっ、これで終わり?って話が多かったような。
続きが気になる~
(これって短編集として優れているのかどうなのか?)
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10年間に跨がる短編集ということで、何となくまとまりに欠ける作品集になってしまった印象を残す。
お気に入りは、新入社員の仕草が何故だか気になる先輩女子を描いた「日々の春」。映画館の話がとても微笑ましい。
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すごくよかったわけではないけど、吉田修一らしい何気無い日常を切り取った短編の集まりで、最後にストンと終わらせて余韻を残す作風も、やっぱり自分は好きだなと思いました。乳歯、っていう作品がなぜか自分の記憶には一番残った作品でした。
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仕事帰りの電車で一編読んで、その話のことを考えながら家まで歩いてた。余韻が残る話が多いな~。
最初の三編が好き。
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・思わせぶりで中途半端な内容の短編の寄せ集め。余韻を持たせるって事を起承転結の承で終わらせる事と勘違いしているような、一見オシャレなだけの短編集。パークライフの読後感に非常に近い。吉田修一の本の中で最もつまらなかった。市民センターの古本市で10円だったから文句はあまり言えないけども。
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過ぎ去ってもなお、心の片隅にひっそりと刻み込まれているような事柄が、色濃く鮮やかに描かれていた。
読み終わってから、妙に心に響いてくるものがあって、何とも不思議な感じがした。
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吉田修一の短篇集。
かなり色んなタイプの作品が入ってます。
帯に「著者10年のエッセンスがつまった短篇集」と書いてあるんだけど、
書かれた時期もまちまちなのかな。
色んな吉田修一が楽しめるんだけど、印象がちぐはぐになっちゃう感じもあって、
初心者には薦められない。
ファンにはなかなか楽しい作品だと思うけど。
視点や体験をぐるぐると回してつなげていく文体が、
自分は割りと好きでこの短篇集でもいくつか使われてたので楽しかった。
「人生の一瞬を鮮やかに刻む10の物語」というキャッチがついてるんだけど、
確かに吉田修一のすごいとこはそこだなって思う。
きれいな文章と一緒にできごとも意味もなく日常を進ませていくんだけど、
その瞬間の切り取り方が良いのです。
瞬間瞬間の積み重ねで時間は進んでいくわけで、
つまりは生きることは瞬間の連続なんだけど、
そこにあるのは同じ一つの瞬間なのかもしれないけど、
切り取り方は同じには成り得ないと思う。
でもやっぱり共通して見てる瞬間があるのかなぁ。
という、そんなことを考えます。この人の文章を読むと。
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特に何か起こってきっちりオチがつくというのではなく、読み終わった時に「それで?」と呟きたくなるような短編集。特にそれが悪いというわけでもなく、雰囲気としてはサイレント映画みたいな感じ。
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あんまりよくわからん…。くずぶってるなあって感じ。全く面白くないわけじゃないけど、なんかもやもやする。いっそもっとドロッとしてるかはっきりしてる方がこの人は面白い気がする。曖昧なのはいまいち。
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なんか吉田さんの本が難しくて、よく分からなくなってきた。
日常の中を興味深く描くだけじゃなくて、そこに不思議すぎて不思議とは思えないぐらいの不思議が浮かんでいる。
僕にはまだ難しすぎたのだろうか。
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新人社員くんの何気ない仕草が不思議に気になる、先輩女子今井さんの心の揺れ動き(「日々の春」)。同棲女性に軽んじられながら、連れ子の子守りを惰性で続ける工員青年に降った小さな出来事(「乳歯」)。故郷の長崎から転がり込んだ無職の兄が、弟の心に蘇らせたうち捨てられた離島の光景(表題作)など――、流れては消える人生の一瞬を鮮やかに刻む10の忘れられない物語。
何気ない日常を切り取った感じ。
起承転結の起伏が感じられない。読んでいて内容は面白い。面白いだけにもっと続きを書いてほしかった。
にしても吉田さんが書く文体は惹きつけられる。
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可もなく不可もなし。
…というより疲れている時に読んでしまった為かいまいち内容に入って行けなかった。
いつか読み返したら「これは…‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」とかなりそうな気もする。
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短篇集。
表題作以外は掌編という短さ。
吉田修一は何冊か読んであまり合わないなと思っているのだが、
適齢期の独身OLが新入社員の男の子にちょっと惹かれていく巻頭作の『日々の春』はわかりやすくて、いけるかと思ったけどだんだんつまらないというかよくわからない話ばかりになってしまった。
起承転結がなかったり尻切れトンボだったり。
特に表題作は兄弟の生活と弟が書く小説が交互に出てくるため何がなんやらわからなくなってしまった。
そして理解したいと思わせられるほどに惹き込まれるお話ではなかった。
合わなかったね。
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えっ,これで終わり,続きはないの?といった話もある。
気楽に読める短篇集ではあるが,なんだか物足りない。
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10つの短編集。「空の冒険」に続き、短編の面白さと吉田さんの情景の表現がすごい綺麗なことにハマってすぐ読了。
タイトルの「キャンセルされた街の案内」は最後の短編のタイトル。表題作は、話が長い割にあまり印象を受けなかったのが残念である笑
どの短編も、町の中でどこにでもありそうな、どこかで展開されているような現実の一瞬を描いている。空の冒険と違う点は、景色の描画よりも、人の感情の在り方と変化について重点を置いている。このどこにでもありそうな一瞬の内容からか、"あーわかるなこれは"というような共感を得ることが多かった(「灯台」は例外とも言えるが)。ただ、扱う内容が秀逸であるのは間違いない。普段見落としがちな一瞬であるが、想いの変化や強さが存分に現れている。また、例えば話の全体を10とするなら、1/3程度のところまでしか書かれていないという印象を受けた。これからどうなるの?!といったところで終わるので、今後の展開を想像しつつモヤモヤするようなこちらになにかを持ちかけてるようななにかを感じる。