投稿元:
レビューを見る
宮部みゆき作品とのファーストコンタクトがこれでした。
何度読んでもラストシーンにははっとします。
複数の社会問題を難無く織りまぜる手法は、流石の一言に尽きます。
投稿元:
レビューを見る
「次から次へとページをめくりたくなる」という本の帯どおりでほんとおもしろくて一気に読めた。最後までラストが読めなかった〜。
投稿元:
レビューを見る
足を撃たれて休職中の刑事・本間は遠い親戚に婚約者が行方不明になったから探してくれと頼まれた。が、調べていくうちに婚約者の女性は別人を名乗っていたことが分かった。それは借金にまつわる悲しい理由からだった。
借金についての知識が身についてくる本です。身分をなり代わってまで地獄から逃れようとした女性の半生は凄まじいです。この女性が最後しか出ないってのも面白いです。ちなみに高校の時の同級生がこの本を「宮部さんの本の中で一番面白い」と言っていたのを思い出すなぁ…。
投稿元:
レビューを見る
休職中の刑事本間は、尋ねてきた親戚から逃げた婚約者である関根彰子を探してくれと頼まれる。しかし調査を進めるうちに婚約者の『関根彰子』と本物の『関根彰子』が別人であるということに気づく。カード社会の歪みに落ち込んでしまった『彰子』の半生を通じてキャッシングの危険性を訴える。
◆気軽にお金を借りようとしている人にぜひ読んで欲しい一冊。大半は借りるのを考え直すのではないかと。物語の終盤、『彰子』を追い詰めていく過程と最後のシーンが印象的。リアルで切ないけれど良い話でした。
投稿元:
レビューを見る
今まで読んだ宮部作品の中で一番面白かったと思った。展開もストーリーの流れも圧巻、といった感じ。読者に突き放すように与えられる最後の潔さがかなりいいと思う。
投稿元:
レビューを見る
カード破産がテーマ。理不尽なまでに不幸な過去、自分の幸せの為ならここまで悪意が沸いてくる・・・読んでいる途中で背筋を冷たい手で撫でられるような錯覚に陥った。ラストの締めかたも想像を掻き立てられて個人的には好き。
投稿元:
レビューを見る
宮部みゆきはこれが初めて。ちょっとあたしは入り込めなかったなぁ…。面白いは面白かったけど、淡々としてる感じ。
でも、終わり方は好き☆
投稿元:
レビューを見る
借金で首が回らない様を火の車と言います。
この作品はその火の車、火車と名付けられていて、その名の通り借金絡みのミステリです。
勿論ミステリなのですが、お金を借りることや自己破産などいろんなことを考えさせられる作品になっています。
身の丈にあった生活をしよう…ミステリの読了感ともに深く思わされました。
投稿元:
レビューを見る
小さな事件のつもりが,一つのことを根底から揺るがす大事へと姿を変える。
宮部みゆきが問うたのはトリックではなく,その過程だと。
投稿元:
レビューを見る
宮部みゆきの中ではダントツで一番面白いです。
この作品は直木賞候補になったけど落選。後に「理由」で受賞するも「理由」はイマイチ。どうせ受賞するならこの作品で受賞して欲しかった。直木賞査委員の見る目は、つくづく疑わしい。
投稿元:
レビューを見る
この本の価値を最大限にひきだしてるのは、やっぱりラスト。
こんな終わり方あり?!いや、こんな終わり方しかできない!読まなきゃ損!!
投稿元:
レビューを見る
初めての宮部みゆき作品です。
けっこう厚いので不安でしたが、今まで読んだ本の中で一番すらすら読めて、次が早く読みたい、と思いました。
ラストはもう少し詳しく続きが知りたい!と思ったけど、
それも読者が色々な想像ができて楽しいのかも。
投稿元:
レビューを見る
主人公の女性が他の女性になりすましたり、クレジットカードがそんなに怖いものなのかと改めて考えさせられた作品
投稿元:
レビューを見る
宮部みゆき最高傑作!だと思う。カードローン地獄に陥った女性の話。最後まで顔を見せなかった彼女に、想像力が膨らむ。
投稿元:
レビューを見る
これも「理由」同様、謎が少しずつ明らかになってくるのが、面白い。最後がまた、スゴイその後が気になる終わり方なのでいい感じです。