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四つの中編と短編一編をまとめた作品集
2023/05/30 15:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
人々の陰の部分を描きながらも題名にあるように光を感じ、そのままを肯定してくれる作品たちです。辻村さんらしい一冊だと思います。
他作品との繋がりも楽しめる
2018/06/30 23:13
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投稿者:avocado - この投稿者のレビュー一覧を見る
「しあわせのこみち」に出てくる清水あやめにすごく共感してしまいました。
自分には絶対超えられないと身にしみて感じる人、いますよね…
特にアートでは、他の人の作品はどれも天才的に見えてよく落ち込むものです。
天才ポジションの鷹野としっかり向き合ったあやめ、
えらい…
大人と子供の5編
2017/10/18 03:42
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人になりきることが出来ない、新社会人や大学生の心が伝わってきました。妙に人生を達観する、小学生の姿も印象深かったです。
学生時代を思い出します
2016/08/21 20:31
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投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生、中学生、大学生、成り立ての社会人を主人公にした小説である。途中筋が分かってしまう箇所もあるが、安心して読めるというのが作者の魅力と思う。『しあわせの小道』では女子大生の切ない恋心がいたいほどに感じられる。年齢相応には思えない言い方や、考え方をする中学生が多く出てくるが、『樹氷の街』が好きである。
スピンオフ
2016/04/22 09:00
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投稿者:saya - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々なお話のスピンオフ本です。樹氷の街が好きでした。凍りのくじらに出ていた郁也くんと多恵さんのお話。郁也くん可哀想な子だけど多恵さんがいてくれて本当に良かったなと思いました。涙涙でした。
スピンオフが多い
2023/03/06 23:58
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
しかし、前作を読んでいなくても、一応は楽しめました、特に、樹氷の街。これは「凍りのクジラ」の続きというか、スピンオフと思うのですが。、芹沢理帆子と、ピアノの神童といわれる松永郁也が登場します。彼が、合唱コンクールで伴奏。
悩み多き青春の一コマ
2018/05/17 06:10
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『光待つ場所へ』は、「冷たい光の通学路 I」、「しあわせのこみち」、「アスファルト」、「チハラトーコの物語」、「樹氷の街」、「冷たい光の通学路 II」6作品を収録した短編集。
「冷たい光の通学路 I」と「冷たい光の通学路 II」、「しあわせのこみち」および「アスファルト」は、『冷たい校舎の時は止まる』のスピンオフで、I は誰の話かいまいち不明ですが、II は榊先生が登場します。「しあわせのこみち」は清水あやめの大学2年の時の絵を描くことに関する悩みを描いたもので、高校の時の同級生として鷹野博嗣(たかの ひろし)も登場します。「アスファルト」は藤本昭彦が大学の卒業旅行としてベルリンに行きながら大学時代を回想する話ですが、『冷たい校舎~』に登場する青南学院高校時代も若干言及されます。
「チハラトーコの物語」は『スロウハイツの神様』のスピンオフで、赤羽環が脚本を担当する映画のオーディションを受けたことがあるモデルの千原冬子が主人公の物語です。30歳を目前にして自分の目指すところはどこか、虚構の世界に生き続けるのか、現実との関りを持とうとするのか思い悩みながら過ごす日々が描かれています。
「樹氷の街」は『凍りのクジラ』のスピンオフで、芹沢理帆子(せりざわ りほこ)が亡き父親の縁で一緒に住むことになるピアノの神童・松永郁也が中学生になり、合唱コンクールで伴奏をするお話です。郁也は主人公ではありませんが、主要登場人物です。指揮者の天木、最初にピアノ伴奏者に立候補した倉田梢、彼女の友達、そして倉田を目の敵にする筒井美貴など、数人の合唱コンクールを巡る青春ドラマです。
どの作品も悩み多き青春の一コマを描いており、ほろ苦い共感を想起するようなストーリーです。