紙の本
いつものサイバラ節
2014/02/10 00:30
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投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2014年刊。
2005~2013年に、様々な雑誌で行われたサイバラの対談を集めた、対談集。
対談相手は、以下の通り。
第一章は「対作家編」…養老孟司、よしもとばなな、重松清、姜尚中、柳美里
第二章は「対異業種編」…ともさかりえ、深津絵里、荻原博子、堀江貴文
第三章は「対漫画家編」…みうらじゅん、リリー・フランキー、伊東理佐、やなせたかし
裏表紙(カバー)や帯には、「何でもアリ」「大放言」などと煽り文句が並び、あたかもサイバラが型破りで常識はずれな発言ばかりしているように思わせられるが、そのようなことはなく、目上の相手にはそれなりに礼を尽くした対応をしているし、初対面の相手には始めから飛ばした発言をしたりはしない。
しかしそこはサイバラ。
彼女独特の視点からの歯に衣着せぬ発言が、端々に飛び出している。
特に、私的な付き合いのある相手との対談では、本音全開でけっこうエゲツない話になったりする(この辺りは「なんでもアリ」か?)。
個人的に面白かったのは、みうらじゅんとの対談。
同じ美大出身の二人が、「一発ドカンとブレイク」するにはというテーマについて、お互いの自己分析などを交えながらあまり建設的にならない議論を、だらだらと展開する。
そして、「サブカルの汚い壺」(サイバラの命名。他にしりあがり寿らが含まれるという)から、リリー・フランキーだけが抜けて悔しいとひがんだりもする(サイバラが)。
それをまた、次の対談でリリー・フランキー本人に直接ぶつけるところが、サイバラらしい。
本書は、サイバラのキャラクターにより、どの人物との対談も深刻になり過ぎるようなこともなく、終始和やかに対話が展開される実に楽しい対談集である。
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サイバラの対談集。
サイバラの話はどこかの漫画で読んだようなことだし、対談相手は割と終始押されっぱなし。
漫画で読みたいかな。
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2014/02/02読了。サイバラといろんな有名人の対談集。サイバラがどんな人かは知っているけど、実は本はあんまり読んでないので、対談内容にピンとこないところも多々あり。「毎日かあさん」もまだ読んでないので、こんど手に入れようと思います。
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ブログに掲載しました。
http://boketen.seesaa.net/
直木賞作家を「鉛筆乞食」と称える
発行日が「平成26年1月1日」となっているめでたい本。
無敵の漫画家西原理恵子が、養老孟司、よしもとばなな、重松清、姜尚中、柳美里などの作家や、みうらじゅんなどの漫画家たちと、「そこまでいうか」の対談をくり広げる。
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表紙の絵につられて思わず買いました^^;
対談の相手がすごく豪華なので、お得感ありました。
重松清さんの本、実はほとんど読んだ事がないのですが。泣けるお話の人ってイメージだけは私の中で定着中。でもこの対談読んでたら、普通のおもろいおっちゃんって感じで西原さんとの掛け合いが面白かったです。
よしもとばななさんやともさかりえさんなど子持ちの方とは普通のママ友同士みたいな会話に。
主旨は「いかに男は人の話を聞いてないか」(笑)
そりゃあまぁ男子は人の話聞いてないよね!
そして大人も!うちの旦那も話聞いてない!!!
リリー・フランキーに敵意むき出しの所とか、ホリエモンとのダイエット談義とか、色々面白かった。
西原さんの話が本当に率直で、毒舌だけど全然嫌味じゃなくてやっぱりぶれない軸を持ってる人は違うなと感じましたね~。ハンパない生命力を感じました。
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サイバラさん大好き!って思うのは、私が子供の頃にお金や家庭環境で苦労したから? 育ちが似ていて共感する話がいっぱいあるから?
違う本も読みたい!!
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あまり本に線を引いたりはしないんだけど、この本は引きまくった。箴言集のように、「そうだ!」「なるほど~」という箇所が多かった。特に第一章「作家たちとのガチンコ対談編」は膝を打つ箇所ばかり。
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西原さんとこのメンツやったら、確実におもしろい!
と思って借りてみたのだけど、思っていたほどおもしろくなくて残念。
深い話をする、というよりは、ほんまに雑談をしている感じ。
なのでいい言葉は、ときどき出てくるぐらい。
このひとたちの人柄を知るためには、いい本だと思いますが。
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軽く読める対談集。
対談相手は、養老孟司、よしもとばなな、重松清、姜尚中、柳美里、ともさかりえ、深津絵里、荻原博子、堀江貴文、みうらじゅん、リリー・フランキー、伊藤理佐、やなせたかし。
重松清ってそういうひとだったんだ、というのは発見。
男と女は別の生き物、男の子は話を聞いてない、と繰り返し語られるエピソードには深く納得。
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どんどん読んじゃう面白さ。女優さんとの対談は面白くないんだけど、漫画家同士とか笑っちゃう。子育ても適当に楽しくっていうスタンスでいきたいなって思ったよ。
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対談の詰め合わせ。サイバラさんがどんな人なのかよく知らなかったけど、こういうひとなのかーとなんとなくわかった。暑苦しくなく女の人が自立することの重要性を訴えるひとなのだなと思った。サイバラさんが本当に絵が下手なのかはわからないけれど、絶対に勝てないという人がたくさんいて、その中で自分が絵で食べて行くにはどうするべきか、どこに落とし所を見つけるべきかということをちゃんと考えられる賢い人。
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おなじみの人だったり、映画の宣伝用とおぼしき女優さん相手だったり、いろんな人とサイバラとの対談。一番面白かったのは(意外なことに)重松清さんとのもの。古い知り合いだったのね。
重松さんってなんか「泣かせの人」っていうイメージがあって、読んだことがないのだけれど、俄然興味が湧いた。たたき上げのライターで、売れなくなったらいつだって元の売文業でやっていくという感じが、サイバラと共通していて、いかにも仲間内という雰囲気が良かった。
「東大のヨン様」姜尚中氏や、柳美里さんとの対談も、おお!という感じ。文庫オリジナルだが、少し前のものもあったり、前書きあとがき何にもなしというのがちょっと謎。
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ソウソウたるメンバーとの対談本。
各対談とも、おおむね半分以上はサイバラの定番鉄板ネタ。
掲載誌はバラバラのようですが、どれもこれも結局サイバラ節に統一されてしまうところがオモロイ。
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表紙買い。
西原理恵子のいつもの話、といえばいつもの話だけど、養老孟司とはいきなり「虫食べます?」だし、よしもとばななとの子育て対談にびっくり。ばななは子育てに向かない人に育てられたのだ、と、そして息子を育てた経験があれば男ともっとうまく付き合えた、と。ほかにもビッグネームが並ぶ。でも話していることは、そうビッグでもないので安心。サブカルである以上、ウンコ主食ですとか、青姦大好きですみたいなことを言わなければならない状態であるとか。
新しい知見が得られてモテモテ、仕事もうまくいくような読書ではないと思うが、読んでいる間は楽しめるし、繰り返しているうちに人生に少しタフになるような気がしないでもない。
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このサイバラは猫を被ったサイバラ。1対談につき1ページ、きちんと毒を吐き出す漫画を読みたかった。リリーフランキーのところでは描いてたけど。