紙の本
年齢を重ねるごとに読み応えが増すのかも
2021/12/31 13:07
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学生のときに一度読みましたが,再び手に取りました。不条理小説だそうですが,相変わらず何がどう不条理なのかよくわからなかったです。無計画に一人を殺して斬首刑になるなんて,当時のアルジェリアの刑罰は厳しかったんですね。
紙の本
よろしいんでしょうか?
2021/06/21 21:43
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投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
成り行きで人を殺してしまった若者に、なんだかんだと理屈をつけて、裁判にかけて、処刑してしまう。又、取り調べ中に、若者の返答が要領を得ないことに、腹を立ててしまう。
殺人を犯した若者よりも、常識人だと思っている警察や裁判官の方が、よっぽど可笑しい。こんな事で処刑してしまってよろしいんでしょうか。
紙の本
名作と呼ばれる作品は…
2020/09/28 19:38
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界中の人々から高い評価を得ているカミュの代表的作品。
評価を拝見すると誰もが絶賛しておられます。衝撃的とか、いろいろ。
有名な作品ですが読んだことなくて、読んでおかねばと思い通勤の車中で読みました。
しかしながら、私の読解力からはこの作品の良さが今少しわかりませんでした。
もう一度、じっくり読み直したいと思います。
紙の本
異常かどうかどこで決まるのか?
2019/06/16 21:46
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投稿者:Uni - この投稿者のレビュー一覧を見る
感情を表にできないことは罪なのか?サイコパスと判断されるのはどこなのか?発達障害等がとりだたされている現在、どこで線引きされるべきか悩ましく感じます。
しかし、状況的に人の命を奪っていいものか、それはなんとも言えない。普通というのはどこまでなのか、悩ましく感じましたです
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(1966.07.23読了)(1966.07.20購入)
(「BOOK」データベースより)
母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。
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養老院はアルジェから八十キロの、マランゴにある。二時のバスに乗れば、午後のうちに着くだろう。そうすれば、お通夜をして、明くる日の夕方帰って来られる。
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これはもっと若いうちに読んでたらまた面白かったんじゃないかなと思った本。もっと、名作というものをちゃんと若いうちに読んでいたらよかったと後悔した。この暑さとか、風景とか、気温とか、海とか、じっとりするかんじが好き。
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照りつける太陽、射すような日ざし、乾いた空気、砂浜、海、そして、死、死、死。毎年夏になると必ず読みたくなる。
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全然期待しないで、有名なんだからちょっと読んでおくか、みたいな感じで読んだら、意外にもものすごく面白かった。太陽のせいで人を殺す話、という認識があったのだけど、なんか読んでると海の太陽がほんとに眩しくて、ほんとに熱くて、ぎらぎらしてて、あーこれは殺してしまうよなあ・・とか思ってしまった。なにしろ前半の、気が狂いそうな感じが、良いです。
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「すべては太陽のせい」で、引き金を引いた主人公に痛切な共感を感じました。この本のすべてはこのラストのためのプロローグでしかない気がします。
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今までの感想の中で、一番書きにくいです。だから、長いです。山田詠美さんの本の中で登場していたかな(若干否定的な文脈で)。書店で見かける時、その銀色の背表紙は、どことなく特殊な雰囲気を放っています。で、感想です。まず、雰囲気を味わう小説だと思います。夏、砂浜、気怠るさ、煙草、無常感、それに醜さ、などが(頭で「えーっと…」と考えて理解するのでなく)ダイレクトに、直截的に伝わってきます。僕は、主人公の「行動」は現代からすると、ひどく平凡な人間だと思うんです。ただ、当時のものとはずれている。葬式の翌日に何処かに出掛けるなんて、(程度の差はありますけど)みんなやっていることだろうし、人間関係のゴタゴタから、人を殺めてしまう事件は、新聞を開けば簡単に見つけられる。それでも僕を刺激するのは、恐らく彼の頭の中のせいみたいです。彼は感覚に従って素直に心を表現しているんですが、周囲がそれを受け入れたくない(「太陽のせい」なんて動機を認めてしまったら、一体世界はどうなるんでしょうね)。僕らは、どこからか「妥当な理由」を持ってきて、安心する。それを拒むという意味で、彼は「異邦人」なんじゃないかな、と僕は思いました。
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確かにムルソーは不条理な人かもしれないoでも本当に不条理なのはどっち?最後の一文が自分の中に残ったまま消えませんo
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きょう、ママンが死・・・、マンゴ15、マブロク18・・・。いえ、あの、大好きですよ、この本。(^^;)
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あぁ、高校生の頃にこの本を読んでいたらなぁ!自分とか社会とか、夢とか希望とか、なんか違うんだよねぇ、しっくりこないよねぇ。そんな時に読めば気が楽になるでしょう。逆に、この作品が全く理解できない人は、ある意味ではとても幸せな人だと思います。後半、神父に向かって思いをぶちまけるシーンにはぐっとくるものがあります。
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人間の根源的な欲求とそれに対する社会の不条理な様子がよく描かれていると思う。これを初めて読んだときはかなり衝撃だった。
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とてもおもしろいけど、とても難しい。“光”を“心理”にみたてていて、主人公のムルソーはその心理を受け入れないようにしていると思う。真理をわかってしまうこと、というか、わかったつもりになることが、不条理なのではないか。シーシュポスの神話学を読んでみます