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紙の本
国語辞典の専門的辛口レビュー
2020/02/04 23:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で辞書コーナーをのぞいてみると、様々な国語辞書が並んでいる。どれも語義を説明するものであるが、三者三葉であり、それぞれに特徴がある。本書は、そんな国語辞典の中でも、『岩波国語辞典(第7版新版)』(2011)、『角川必携国語辞典(初版)』(1995)、『三省堂国語辞典(第7版)』(2014)、『集英社国語辞典(第3版)』(2012)、『新選国語辞典(第9版)』(2011)、『新明解国語辞典第7版』(2012)、『明鏡国語辞典(初版)』(2003)の7冊を比較している。なお、本書は2015年3月20日発行であり、岩国は2019年に第8版が出ている。また明鏡は2010年に第2版があったが、本書では初版で記述されているようだ。
国語辞書も現在では電子化の流れで、パソコンで語義を調べたり、電子辞書で検索したりというのが基本だろう。電子辞書では中型の『広辞苑(第7版)』と明鏡、新明解の三強であり、これらの辞書が普及している。しかし、それぞれの辞書には役割があるはずで、それぞれに哲学・文化がある。
『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』というサンキュータツオ氏の著作が国語辞書本としては有名だ。この本も面白いが、擬人化の基準がよくわからず、曖昧なほんであるが、本書は当該本の意義を認めつつも、やはり擬人化の点では批判をしている。本書が学術的で、文法なども含め、専門的に考察されていることとは対照的である。
見出し語についても、何を載せるかは、各辞書の哲学による。私見としては、国語辞書があくまでも現代の読み書きに対応すべきものだとすると、古語対応はさほど必要ではなく、カタカナ語などの新語に対応すべきだとは思っているが、これも使い方次第だろう。俳句をやる人にとっては、古語も重要だ(もっとも、それならば俳句辞典や古語辞典などの専門的な書物の方が有用だとは思うが。)。また見出し語は多ければ良いとも思わない。限られた紙幅で、しっかり説明するには、見出し語を少なくしてでも丁寧に説明すべきこともあるだろう。また国語辞書はあくまで辞書であり、百科事典ではない。固有名詞よりも一般名詞を重視すべきなのではないだろうか。
語釈についても、本書の指摘するような部分は確かにうなずける。そして、全体的に角川の語釈は優れているように感じた。しかし、角川は改訂がされていないのが残念である。やはり古いとなると、現代語とは少しずつずれてきているだろう。
紙の本
辞書探偵
2018/05/29 21:25
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『超明解!国語辞典』(今野真二 文春新書)は“辞書探偵”が7種類の国語辞典を比較して書いた本です。
考えたら当たり前だけど、何種類も辞書があるということはそれぞれに特徴があるということなんですね。
最近は電子辞書が便利で、紙の辞書を引くことも少なくなりましたが、私は、子どもの時は小学館、次に岩波となって、今は新明解を使っています。
広辞苑も今は手放してしまいました。
でも、なんとなく、辞書って愛着があるなあ。
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