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紙の本
期待通り
2015/08/23 11:14
27人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野次馬之介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
期待にたがわぬ面白い本である。とりわけ「第4章 我が炎上史」は、これまで物議を醸してきた著者の数々の放言について、それらを非難した新聞、テレビ、国会議員らに向かって具体的な反論をしてみせる。
著者の放言は[人間のクズ]「束京大空襲は大虐殺」「南京大虐殺はなかった」「ナウル・バヌアツはクソ貧乏長屋」「日教組は日本のガン」「九条信者を前線に送り出せ」「土井たか子は売国奴」「きれいなオネエチャンを食べたい」「軍隊創設」「沖縄の二紙はつぶさなあかん」などなど。
これらの発言と、それに対する非難と反論の応酬は、たとえば東京都知事選で応援演説に立ったとき「田母神俊雄候補以外の候補者は、どいつもこいつも人間のクズみたいなやつです」という言葉が著者の口から飛び出した。
早速、民主党の某議員が国会の予算審議の場で、安倍総理に「候補者に向かって人間のクズなどという発言をしていいのか」と質問した。安倍総理は「私は聞いていないから答えようがない」と答弁するが、その議員は同じ質問を何度も繰り返し、ついに安倍総理から「予算審議の場で延々とその質問を繰り返すつもりか」とたしなめられる始末。
その後も民主党は安倍総理に相手にされず、頭にきて「百田尚樹を国会に呼ぶ」といい出した。著者も望むところで「喜んで国会に行きます」と言っていたが、話は途中で消えてしまう。もし呼ばれたら、以前その議員がツイッターで、ある政治家のことを「かんなクズ」と揶揄していたことを取り上げ、「クズがダメで、かんなクズはいいのか。クズとかんなクズの違いを教えてくれ」と反撃する準備をしていた。
さらに民主党がびっくりするようなことを、いっぱいしゃべってやるつもりだったらしい。著者の国会召致が実現しなかったのは残念だが、もし実現していれば民主党は危うくかんなクズと化して炎上するところだった。
著者の『海賊と呼ばれた男』や『モンスター』など、小説も面白いが、エッセイも面白い。2冊目を期待する。
【後記】気の弱い馬之介としては、上の代議士の実名を出すのを遠慮した。しかし本書にはきちんと書いてあるので、それが誰か知りたい人は、この本を手にとって読んで貰いたい。
紙の本
日本のマスコミは!
2015/10/09 20:37
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tennisqp - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は日本の左翼マスコミが大っ嫌いです。
彼らは、自分の主張を通す為には、嘘をつき 捏造し 言論弾圧します。
自分達が、一番の言論弾圧者です。
百田先生の発言の一部を抜き出し、国民を欺こうとする。
卑怯千万!
真っ当な国民は、左翼マスコミに踊らされてはいけません!
紙の本
誤解・曲解の構造を知る。
2016/04/04 16:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の発言は、その言葉の真偽にかかわらず、聞く人の立場、置かれた状況等によって判断され、又は意図的に、誤解・曲解されることは良くあることです。特に、マスコミの注目を集める方の発言はなおさらそのようなことが多いかと思います。勿論、正確な評価もあるでしょうが、本書は、注目を集める方の発言等が、立場の異なる人から、いかに部分的に切り取られ、暴言・極論と批判されるか、発言の全体とその背景を説明している。ユーモアを交えたエピソード等もあり、非常に面白い内容であり、特定の評価のみで判断し、思い込むことの危険性を訴える書である。
紙の本
百田さんらしい
2016/02/26 23:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼくは、直接、百田さんを知りませんが、何となく人となりを感じさせる自叙伝のような内容です。決して、表題のような内容ではないのですが、そう思われてしまうのが、今の百田さんなのでしょうね。面白いです。変な違和感はないですし、自虐的でも、それはあるか。