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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書術に「ほんとう」もなにもないような気がするのですが、まあ、中高年ならではの読み方といったところでしょうか。味わい深く読みたい年頃かな。
紙の本
ついに漱石越え
2022/04/04 13:49
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は「夏目漱石を超えた」と語る、何が超えたのか、というと年齢のことだ、漱石氏は49歳で鬼籍に入られた、私も実は漱石を超えてしまっている、まさか私が漱石氏を超えるなんてと、私も思った
紙の本
おしゃれな方ですね
2016/06/28 18:28
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁も素敵だし、他の本の紹介本よりも、わかりやすいし、作者の持ち物や行動もおしゃれだし、楽しく読ませていただきました。
テレビは捨てられないかもしれませんが、
悲しい本は読まなくていい には 背中を押されました。
紙の本
読書の楽しみは、続く。
2016/05/14 07:04
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投稿者:ましろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今はまだ先のこと。けれど確かに時は流れ、やがて私もその年齢になるのだろう。文豪と言われる作家たちの亡くなった年齢をこえる日が来る。環境も、身も心も、読書スタイルも、趣味趣向も、主観も今とは変わってゆく。自分が意識せずとも変化するそれらのことを踏まえたエッセイは、中年を過ぎてからの読書の楽しみを軽快に、朗らかに語る。限られた時間や環境の中で、これから何を読んでゆくか、そのすべ、そこにある心持ちは、長く本と共に過ごしてきた人ならではの視点だ。中年を過ぎて熱心に読書を始めた父のことがよぎりながら頁を捲った。
紙の本
中高年の読書を応援する本
2016/04/16 09:52
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の著者略歴を読むと、「財団法人出版文化産業振興財団で読書アドヴァイザーを養成する講座の監修および専任講師を務める」とある。
その講座を受講し、永江さんから講義や添削を受けた人間からすると、永江さんは実にやさしく丁寧に教えて下さった。
一番驚いたのは、一回の歯磨きに30分をかけるということであったが、この本の中にも「歯磨き読書のすすめ」として推奨? している。
歯磨きだけでなく、この本では少々傷んできた身体に関しての記述もある。
それが目。
タイトルのとおり「51歳」ともなれば誰しも老眼となる。永江さんの場合、加えて飛蚊症、白内障と目の老化に襲われて、たどり着いたところが「電子書籍は中高年の味方だ」。
永江さんは最近の読書傾向からけっして若い人だけの読書離れを危惧しているのではなく、中高年の読書離れを気にされている。
読書というのはこの本のとおり「51歳から」が(も)面白いのだが、やはり肉体的な衰え、特に目の負担が大きいのではないかと推測している。
こういう時、文字の大きさを変えられる電子書籍が役に立つのだという。
さにあらんや。
その流れでいえば、「本を持ち歩く」という項目でも電子書籍が携帯にいいということも書いている。
しかし、それよりももっといいのは「分冊化」ではなかろうか。
この本では永江朗流「分冊化」のススメもちゃんと伝授されている。
年をとれば、「本を持ち歩く」といっても大変なのだ。
若い読者には理解されないかもしれないが、還暦を過ぎた私にはわかる。
永江さんは1958年生まれ。還暦にはまだ少しあるが、中年になってから「いろんなことが楽になった」という。
その一つが読書だ。
「見栄や義務感でする読書」をやめて、「読みたいものを読んで、自由に感想をもち、ときには意見を述べる」。それがいいという。
もう少し引用を続けると、「中年には中年なりの、若者にはまねできない読書がある。ご同輩たちよ、一緒に本を読もうではありませんか。」となる。
その問いかけに、「はい」と応えたい。
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本好きの人間には、なるほどと頷けるノウハウと情報が詰まった読書術指南本。
50歳を越えて、例えば青春小説、文学全集、中学生や高校生向けの選書等、今一度の読書を勧めたり、各地の文豪の記念館の面白味、その上読書のための気の利いたアイテム等の紹介まであり、中高年の読書ライフをより充実させてくれること間違いなし。
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司馬遼太郎は歴史小説家で、藤沢周平は時代小説家といえるだろう 日本の歴史、人類の歴史というのは愚行の繰り返しだということ。人間はちっとも進歩してはしない いせひでこの『リユールおじさん』はおすすめ
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ぼくはすでに65歳を越えているのに、「51歳から」というタイトルに惹かれて買ってしまった。年を取って眼も悪くなってきているのに、読みたい本はいくらでもある。これまで買って積ん読になっている本を読めばいいものを、新刊が出るたびに面白そうだと思ったら買ってしまう。だから、このタイトルは身に迫るものがあった。読書術とか読書論と名のつくものを読むのも好きである。昔なら、紀田順一郎、谷澤永一、立花隆、近くは鹿島茂や斉藤孝などがぼくが好きな読書家である。永江さんの本を読むのは初めてだが、とても共感をもって読んだ。ぼくは歴史上の人物を見るときに、すぐいくつで死んだかを見る。70、80と長生きした人もいるが、概してみなさん若くして亡くなっている。作家もそうだ。永江さんの言うように漱石などは49で亡くなっている。ぼくは家に今は亡き父といっしょに読もうと共同購入した(ぼくがいくら出したかは忘れたが)漱石全集がある。50に満たない生涯で、よくあれだけのものが書けたものだ。畏るべきことである。本書で興味を引いた一つは、その年に読む本のテーマを決めるというエッセイだ。新刊で買っても、読まずにおいておくとやがて興味が薄れてしまうことが多い。斉藤孝さんが買った本はすぐ読めと言っているのは正解だ。この読み方は立花隆さんのように、一字一字読むのではなく、頁をなめるように読んでいくのである。そうでなければ、あれだけの本を読むことなどできない。だから、永江さんが一年間同じテーマで読書を続けるというのはたいしたものだと思う。永江さんの知り合いのだれかがいつもカバンに2冊本を入れておくというのもよくわかる。つまり、ひょっと時間ができたときに本がないと,禁断症状に陥るのである。そんなときこそ思索すべきだというかも知れない。中国古代の賢人も読むだけで考えないのは危ういと言っている。しかし、この禁断症状はよくわかる。ベストセラーは買わず、文庫が出てから待てというのもわかる。ただ、ぼくはあまり文学書を読まないから、これはあまり関係がない。文学館の効用というのは実感する。以前伊東に遊んだとき、木下杢太郎記念館を訪れ、そのあと木下杢太郎の評伝を読んだりしたが、この春(2016年)も萩の隣の仙崎の金子みすず記念館を訪れ、金子みすずにはまってしまった。などなど、共感するエッセイがいっぱいだ。51からだと、おそらくまだまだ読書はできる。しかし、65を越えると、このあとどれだけ読書ができるのか、いろんな制約が出てきたとき、なにを優先して読むべきかなども考えざるを得なくなる。
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図書館がやたら本を寄付されても迷惑というのを書いてくれてよかった。
特に51歳からという意味は感じられない。
あと、中年はともかく、50歳を過ぎて初老と言ってはダメだ。言葉を扱う人間なら、もうちょっと調べて。
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時代小説は近代以前を舞台に実在した人物を登場させる事はあるが基本的には作家の創作。歴史小説は歴史そのものを描く事が主題。司馬遼太郎は歴史小説家、藤沢周平は時代小説家。
新書のレーベルは岩波・中公・講談社新書は、歴史もあり、新書づくりノウハウがありハズレがない。
人生は二十代の読書で決まる。
筆者は、ベスト盤には深みがない、必ず1曲めから順番に聴いていく原理主義的で「全集」でも文学全集はアンソロジーだが個人全集は全てを網羅していると思っていたが池澤夏樹の「世界文学全集」との出会いで考え方が180度変わる。50代になり時間に余裕ができ少年文庫、絵本、写真集、漫画など全く違うジャンルで書を「味わう」事を推奨。
いずれにせよ作者は哲学科卒で50歳代なのでこだわりが強く細かい。
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「死ぬまでにあと何冊読めるんじゃ、わしは!」と焦っていた事に恥じらいを感じていたのだけれど、素晴らしい同志が!。
BBAになってよかったと思えるこの頃なので、
「あ〜、この感覚わかるよー。」
となる事多数。
楽しく読めたなー。
お友達になりたい。
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永江さん、なんか波長が合うわあ。読んでいて、自分が興味がある、あったことばかりで、うんうん唸りながら読んでしまった。中高年読書、万歳。
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つまらない本に奪われる時間の方がもったいない
一年間のテーマを決めて読む 安岡章太郎 講談社学術文庫の日本の歴史、世界の歴史
日本の歴史、人類の歴史は愚行の繰り返し
岩波ジュニア新書 岩田靖夫 ヨーロッパ思想入門
テレビを捨てよう
図書館にとって本の寄付はありがたくないようだ。
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人生経験を積んだ時期しか理解できない本があるという。15歳が読む青春小説と51歳が読む青春小説は違う。お気に入りの小説を毎年繰り返して読み返してみたら、自分の捉え方に変化が感じられて面白いかもしれない。
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永江朗さんの「51歳からの読書術 ほんとうの読書は中年を過ぎてから」をタイトルに惹かれて読んだ。
人生も後半。これから先、何冊の本が読めるか?は、最近ふと考えたことと同じ。
本書は何かに定期連載していた読書に関するエッセイをまとめたものなのかと思う。
著者は元書店勤務とのことで、前半は書店、出版業界寄りと感じる所がおおかったが、後半はパーソナルな話題も入ってきて、この人自分に考え方や、趣味が近いかなと思った。
これからも沢山読んで行きたい。