紙の本
おとぎ話と地続きのような村で
2016/12/19 20:36
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
傍若無人の野人といったイメージのヨキの、神去村の悲しい過去が印象的でした。重い事件を抱えながら みんな山を守り、馬鹿話をしたりの日常を過ごす。悲しみは無くならないけど 抱えて生きるみんなの強さを感じた。
紙の本
神去シリーズ
2021/01/05 11:54
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
勇気が神去村に来てはや一年が経った。勇気が一年の間に経験したことや、聞いたこと等を書き綴った内容を短篇形式にした作品。
嫌がっていた田舎暮らし、林業の仕事にも慣れた勇気。今は積極的に林業の世界にのめり込み、まわりの住人からも信頼されるようになっていた。勇気は神去村で生活する中で、多くのことを知らないと感じ始めていた。下宿先のヨキとみきさんの馴れ初めから結婚まで、オヤカタ様のこと、ヨキやオヤカタ様には親がいないこと等。それらの疑問を一つ一つ紐解いていく。最後はやはり直紀さんとの関係、進展はあるのか?
この作品を読んでより前作の面白みがわかった。またしても筆者の罠に嵌ったようですが、嵌った先は何とも心地よい内容でした。
紙の本
勇気の日記
2017/01/16 19:51
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「神去なあなあ日常」の続編。勇気がようやく神去村にも慣れて、日記というか記録を綴り物語が進む。ヨキとみきさんの馴初めや、ヨキや清一さんの両親の事、民話のような村の言い伝え、繁ばあちゃんのいたずら等今回は人情に訴えてきたなぁっていう感じ。「~日常」から時間がたっているので、面白さがばらけたみたい。勇気と真紀さんの関係も進展し、さらに続編を期待したい。続けて読まないと続編物はしんどいと、思うこの頃です。
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前回の神去なあなあ日常の続編。
前回描かれなかった登場人物の背景や神去村の歴史や言い伝えなどが描かれていた。
また勇気と直紀さんの恋模様も多く描かれていたのでとてもおもしろかった。
山太も大きくなっていて、とてもかわいかった。
なあなあ日常の時から時間が少し経っていた分、勇気も村の人とより親密になっていてほっこりした。ヨキは大雑把に見えるが所々で気の回るいい奴なんだと再認識。
みんなのなあなあな姿に心が和んだ。
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三重県の山奥、神去村に放りこまれて一年が経った。最初はいやでたまらなかった田舎暮らしにも慣れ、いつのまにか林業にも夢中になっちゃった平野勇気、二十歳。村の起源にまつわる言い伝えや、村人たちの生活、かつて起こった事件、そしてそして、気になる直紀さんとの恋の行方などを、勇気がぐいぐい書き綴る。人気作『神去なあなあ日常』の後日譚。みんなたち、待たせたな!
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横浜の高校を卒業した後、好むと好まざるに関わらず、三重県の山奥にいき、中村林業(株)に勤めることになった主人公:平野勇気。あれから1年が経ち、勇気はどんな日常を山奥で、会社で過ごしているのか。まだまだ、続編を期待してしまう。
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出版社・メーカーコメント
100年先を見据えて作業をしている、神去村の林業の現場。 そこへ放り込まれた平野勇気も、村で暮らして1年が過ぎ、20歳になった。 山仕事にも慣れ、憧れの直紀さんとドライブに出かけたりもするようになったけれ ど……。 お仕事小説の名手が描く林業エンタメ第二弾! 秘密がいっぱいの神去村へ、よう こそ!
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「神去なあなあ日常」を読んでもう少し神去村に居たくなった人向けの続編。
林業は100年前に先祖が植えた木を伐り、100年後の子孫のために木を植える職業。
木の家に住む日本人はこの職業を大事にしなければいけないね。
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林業の世界に入ることになった主人公の視点で、山で林業に携わる人々、神話的なことを信じる人々、風習などを描きつつ、主人公と村の人々との交流を描いた、「神去なあなあ日常」の続編です。前作のようなダイナミックな展開はありませんが、恋愛の進展など、楽しく読めます。
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三浦さんの本はとても好き。
文章が綺麗だし、心情描写が細かくされていて、特に何かが起きるわけじゃないけれど、ぐんぐんと引き込まれていく。
速いことが要求される世の中で、なあなあの精神を大事にしたいなあ。
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http://takotakora.at.webry.info/201607/article_1.html
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「神去なあなあ日常」の続編。文庫になるまでだいぶ時間がかかりました。林業のシーンが少し少なくなった気がするのが残念ですが、山村の楽しい日常が味わえる。この間、舞台といわれる津市美杉町付近を通過したけれど、美しい場所でした。
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文句なし!文庫化を待ってました。
ヨキたちの哀しい過去、みきさんとヨキの結婚に至るまでの道のり、ユウキの恋の行方など、一気に読ませてくれます。
自分も神去の一員になったみたい。
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三浦しをん安定のおもしろさ。でも『日常』のほうが好きかな。都会育ちの脱力系18歳がコンビニもないような田舎で林業をするって、現実的にはあり得なさそう。すなおな主人公だからこそできたことか。
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「神去なあなあ日常」の後日譚。都会育ちの20歳の平野勇気は、いつの間にか林業に夢中になり、神去村の「なあなあ」な生活にもなじみ、恋の行方も気になるところ。
現代の都会では味わえない、何にもないけど、それだけに毎日が新たな発見の生活に、日々あくせくしている自分も憧れずにはいられませんでした。
今回は「夜話」ということで、特に神去村の言い伝えやかつて起こった事件などが描き出され、ますます神去村への愛着が湧きました。
前作もそうでしたが、今作も悪い人が一人も出てこず、一人一人が魅力的で、物語全体がとても温かく感じました。
ちょっとした日常の描写で涙腺が緩んでしまう場面が何回かあり、日ごろのストレスや疲れがたまっていたのではないかなあと改めて感じました。