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山内を出て外界の話に。
人間界の話じゃつまらないな、と思ったのも束の間、どんどん話に引き込まれる。これまでの話で曖昧だった山神さまの問題や、山神さまと八咫烏と猿の関係がだんだん明らかになり、金烏の記憶も戻ってくる。八咫烏だけの話ではもう物足りなかったので、まさに待ってました!というところ。
人ならぬモノの、人とかけ離れた考え方の描き方が良い。妖しげな村びとも、何処かに居そうな感じでゾクゾクする。ちょっと世界が大きくなって、書き込みきれてない部分もある気もするが、まぁ欲張り過ぎだなぁ。
しかも、来年夏にシリーズ第一部の完結だって⁈じゃ、じゃあこれからもしばらくこのシリーズは続くのね‼︎と狂喜乱舞して、心軽く一年を待とうと思った。
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数時間で読み切ってしまった。
こんなに集中したのは久しぶりかも。
神という存在の恐ろしさにしばらく眠れなかった
猿は絶滅してしまったの?
人々からの信仰がなくなってしまったのなら、山内はどうなってしまうのだろう。
次巻は、暗いお話のよう。
読みたいけどなぁ…
でも、楽しみで仕方がない
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八咫烏シリーズ最新刊。
現代とリンクしていていつもの世界観は少し薄いかも知れない。時間的にはもっと昔の話に当たるんだと思うけど、知った顔も登場してちょっと嬉しくなる。単体としても面白く読めた。
けど今の話の展開が気になっているので早く読みたいです。
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また私の想像していた世界観が覆ってしまった。
山内ってそうだったのね。
でも今作の主役が烏ではないので色々気になる所がたくさんある!
そこもっと詳しく‼︎ってな具合で。
そして今後の山内の世界も変わることになるのだろう。
読むたびに「そうだったの⁉︎」と衝撃をうけるので私の頭の中の山内の世界は変化し続ける。
思い出せば1作目がどれだけ小さな世界の中の話だったか。
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シホという女子高生と、山神が主役で、舞台は神域。山内はほとんど出てこないけれど人間界と神域、山内をつなげた設定なので、空棺の烏の、背景が解けた。
シホの意思、玉依姫の思い、その辺がよくわからなかったなぁ。
どことなく、千と千尋の神隠しを思い起こさせる内容だった(と感じるのはわたしだけ?山神のイメージは千チヒの伯龍デ読み進めてました。)
次の作品でまた山内へ舞台がもどる予告あり。早く読みたい。来年まで長いな~
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満足いく終わり。
今回人間界の視点からお話が進み、山内の秘密が明らかになる。
二転三転する展開は、よんでいて飽きない。
次巻完結とのことだが…そういえば若宮についていたあの子はいったい…楽しみに待ちたい。
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八咫烏5巻。今回も謎解きにゾクゾクしました。主人公は現代の女子高生。毎巻、舞台の変わりっぷりに魅了されます。もう、魅了されっぱなし!
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これがデビュー作みたいな熱量だった。5作目なんだけどね。結構現代の少女が主人公が不思議と出会うってのを1作目にしといて、2作目以降で世界をぐるりと描くってのが多いけど、阿部さんの作品は不思議スタートで世界の広さを思い知らせといて、5作目にして人間界と繋げるってゆうね。しかも現代ではないのね。いまから少し昔。まだ次がありますよってゆう期待を持たせるよね。もうちょっと丁寧でもいいのに、描写よりもストーリーを届けたいって感じの荒々しい作風でした。ここへきての王道。
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これまでのシリーズの世界観がとても好きだったので、突然現代に舞台がリンクした事に少し違和感を感じてしまいました。意識的に、シリーズとは少し離れたところから今回の物語単体を見て楽しめました。
結果的にある言動が誰かにとっての悪になることがあっても、その人自身を善悪で完全に分けきる事はできない。守りたい人がいて、自分の心も守りたい。人間も世界も多面的なもの。
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ラスト…混乱
誰が誰であるかは自分が決めるもの、ってことなのか。
みんなのレビューを読んで正直、そうなのかと。
若宮に繋がっているのね。
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待ちに待った…本当に待ちに待った続編。
2,3,4巻に続き雪哉が主人公でこれから猿との戦い…
かと思いきや、全く違うストーリーが始まった。
まさかの人間が主人公。
雪哉推しの僕としては一瞬がっかりもしたが、読み進めれば進めるほど、
いつものごとくストーリーに引きずりこまれていく。
今作単体で見ると全体のストーリーの流れから一歩離れた軸で話が展開されるため、
今までの続きを楽しみにしていた人ほどがっかりしてしまうかと思うが、
今後巻数が増えるにつれ、転換点となる重要な一冊になるのではないだろうか。
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八咫烏シリーズの5巻目。
まさかの現代日本の女子高生が主人公でびっくり。奈月彦がわりと序盤から登場するけれど、八咫烏がメインとなるお話ではない。八咫烏が仕える山神の物語で、また違う色の物語だなと思っていたら、後半からまたがらりと雰囲気が変わる。八咫烏の世界の秘密も明かされドキドキしながら読み進めると、また最後で二転三転するので、さすがだなと。
戦いとか旅とかいう感じではないので、荻原規子さん的な雰囲気が強かったかもしれない。八咫烏の世界が舞台となる、前巻からここまでのお話と、このあとのお話が気になる。
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読み終わっちゃった(-。-;
続き、来年まで待たなきゃダメじゃないか…
大きな流れから言えば重要な一作なのだろうけど、ちょっと番外編っぽいなぁ。
お馴染みの方々があまり登場されなかったもんなぁ。
1,2作目のようにその時!みたいな感じのはあるのかなぁ。
ってか、前作からちょっと時間がたってるあたりも気になったりして。
来年まで我慢しておきましょう。
神社、行ってみようかなぁ。
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2016.12.18読了
山神についての物語。
今までの巻よりも内容が薄い?ためか、あっという間に読了してしまった。
神隠し系の話は好きなので、おもしろかった。
今後、烏・大猿・山神がどうなっていくのか楽しみ。
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『黄金の烏』において、山の端から見える不知火は人間界の電気の灯りだと、奈月彦は言ったから、この巻の現実世界にもすんなり入っていけた。
神を祀る山奥の寒村はしかし、それに似つかわしくない豪奢な建物が並ぶ。
そろいの笑顔の面を張り付けたような、どこかしら不気味な村人たち。
読んだことはないけれど小野不由美さんのホラー小説などでこんな舞台、あるんじゃないかしらん。平成になって久しい現代でも、少し山奥に入ればこういう村はひょっとしてどこにでもまだ残っているのではないか、そう思える。
そしてそこで行われる、人身御供を要するような祭祀に、女子高生の志帆は巻き込まれてゆく。
神が力を喪うのは、アイデンティティ=名前を喪うから。
神が名前を喪ったのは、人々が神を敬い奉らなくなったから。
人々が神を忘れていったのは、文明によって自然への畏怖が薄らいだからに他ならない。そうやって文明に埋もれ、消えて行った神のなんと多いことだろうか。
猿が悪そうな感じに描かれていたけれど、まぁ、確かに神様を唆してたワケだけど、本当に恐ろしいのは、何かを盲信する人間たちの集団心理だった。
『烏に単は似合わない』でも思ったけれど、オンナは一人でもこわいわー。
山内の成り立ちが明らかになり、歴代の金烏の記憶を取り戻した奈月彦。ということは、奈月彦が金烏として即位するということかしら。
大猿との対決は……なんか、山神さまが排除してしまったような……(まさに神の手)
次巻は来年の夏。
第1部の完結ということですが、
ということは、まだまだ続くのですね、このシリーズ!!(嬉)
兎にも角にも、待ち遠しいです。