紙の本
最後の詩に共感!
2017/09/03 08:58
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒューゴ、バルサの15歳の時の短編2編。バルサの物語はとにかくジグロ素敵でかっこいい!バルサに聞かせた詩も素晴らしく思いました。『15の時に見えないものが、20になると見える』とのジグロが聞かせた詩をバルサが思い出しての感想で『30を過ぎてもまだまだ見えないものがたくさんある』心に残った話しでした。
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若き日のヒュウゴとバルサ
2017/07/26 22:29
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投稿者:あらら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ともに10代のヒュウゴとバルサを描いた短編集。
2人がどう大人になっていったか、挫折と葛藤の日々。
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被征服者の思い
2017/02/09 18:01
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故かチャグムに、損得抜きの肩入れをしていたように思えた登場人物の背景が書かれており、すとん、と納得がいく思いがしました。また、バルサの成長をたどることができる貴重な作品です。
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それぞれの回顧録
2017/01/17 15:54
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投稿者:ハシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒュウゴとバルサ。ともにまだまだ未熟な少年時代の物語。本編を読み終えてからこの話を読むと、また本編を読み返したくなります。
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これぞ!
2017/01/15 17:14
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投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
守り人シリーズの主人公はバルサだけど、そのほかにも魅力あふれるとキャラクターが多く登場する。
本書の大半の物語の主人公役のヒューゴもその1人。
本書は、故国を征服した帝国に、ヒューゴが身を投じた背景事情がきちんんと描かれている。切ない背景事情は、ヒューゴの決意の強さの証明である。
守り人シリーズは、7まだまだ終わらないな。
ジゴロやタンダなど、まだまだ描くべき人物はたくさんいるのだから。
これぞ上橋作品の強みだ
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タルシュ帝国との戦いに負けたヨゴ皇国。
帝の盾は全員殺され、その家族や親族にも一人残らず追手がかかっていた。
その中で唯一生き残ったヒュウゴが、生き延び、そして枝国となったヨゴで、この先をどう生き抜いていくかを模索していく。
なぜヒュウゴはタルシュの鷹になったのか。
ヒュウゴの目指しているものは何なのか。
その根底にあるものが何なのかが、この物語を読むと分かるような気がする。
なぜ、ヨゴ帝は処刑されず、タルシュ帝国の帝都に移送されたのか。
皇子たちは、いま、どこで何をしているのか。
星読博士たちは、この結末を読み取ることができなかったのか。
そして星読博士たちは、いま、何をしているのか。
なぜ帝の盾だけが、殺されなければならなかったのか.....
この国にいったい何があったのか、知りたい、もっと読んでみたい、そう思った。
いつかまた、もう一つのヨゴ皇国の話が読める日が来ることを願って☆
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ヒュウゴ・・・!本心の見えない男の少年時代。まっさらな心で、目の前のものを信じられた幸せな時代が、確かにこの人にもあったのだと思うと切なさがいや増す。
初めての給金でヨアル、リュアン親子のもとへ駆けるシーンは、その後の激変ぶりを読み進めるに従ってどんどん印象的なものになった。きっと本人もこの時代の思い出を大切にしていて、でも後悔はしていなくて・・・という感じなんだろうなぁ。
どんな路でも、自分で選んで進んできたか、そうでないか、はモチベーションに大きく影響するはずだ。これを読んでまた本編を読み直すと、新たな感想を持ちそう。
バッタと碗を見て物思うシーンも良かった。
「割れ目の向こうにあるのが、風が吹きわたる草原ではなくて、別の碗だと思ったからだ。しかも、その中に入るのではなく、碗をかぶせて、故郷の人びとを闇の中におさえつける側にまわるのだと思ったからだ。――碗の外側に出ないかぎり、碗の形は見えないのだから。」
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『精霊の守り人』から始まる長い長い物語が終わってしまった。
抜き身の剣のようなバルサやヒュウゴ。彼らにも(それは私たちにも言えることなのだけれど)、その身に自分ではどうしても飼いならすことのできない野生を宿しているのだということを感じさせてくれる。
若かったあの日、私は沢山のことに苛立ち日々を送っていた。今となっては下らぬ自尊心のために失うものも多かった。
それを改めて突きつけられる、お前はどう生きてきたのかと。
それを考えることができるだけでも、この本には価値がある。
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歯噛みし、迷い、うちふるえ、暗い夜道を歩きおる、あの日の我に会えるなら、五年の月日のふしぎさを 十五の我に 語りたや……
大好きなシリーズの外伝。
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ヒュウゴの生い立ちとバルサの15の出来事をつつった物語。
中はともかく心がほのぼのとする。結構な良書です。
おすすめです。
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読み終わって・・・深いため息が出る。
すごいよ,このシリーズは。
シリーズ本編は完結した。その後の作品集。
ヨゴ皇国のヒュウゴがなぜタルシュ帝国に仕えるようになったのか,その一連のストーリと,バルサが15歳のときの話。
登場人物一人一人に,しっかりと人生という命が宿っていると感じられる小説は他にないよ。ホント,この登場人物たちはみんな生きてるよ。
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単行本を持っているのに、文庫版あとがきがどうしても読みたくて買い求めました。
この作品を読むとヒヨウゴのことが好きになるように思います。
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思えば2008年の年頭に「おすすめ文庫王国 2008」でベスト1とされた「精霊の守り人」に出会って以来のこのシリーズ、この本も年頭に読む。
漆黒の闇、紅蓮の炎、山の蒼さ、海の碧さ…、相変わらず色彩感豊かに描かれる物語は、ヒュウゴがタルシュ帝国の密偵になる前の経緯を語る。
正直言って、ヒュウゴがどのような役回しになっていたか定かに覚えてないのだけれど、自分の「天と地の守り人〈第3部〉」の感想を読むと、『苦い思いを胸に抱きながらそれでも拷問に耐えるヒュウゴの信念』と書いてあり、この前日譚に繋がるものがあるんだろうなと感じた。
シリーズが大団円を迎えた後にこうしてぽつぽつと出される短いお話は、勿論それぞれに味わい深いものがあるけれど、この程度ではなかなか満足出来ず、最早良く覚えていないこともあって、いつかもう一度、シリーズ通して読み返そう。
短いバルサの話で紹介された“ロルアの詩”は、なかなか味わい深いなぁ。
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久しぶりに守り人の世界。短編でも、あの世界の様子が見えてきて、さすがです。
これを機にもう一度精霊の守り人シリーズをこの年末に読み直すことにした。
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シリーズを読み終えてから
どれくらい経ったのだろう。
私には長い年月だった。
なのに
読んでいくうちに
あの懐かしい日々が胸の中によみがえり
あたたかい思いが湧き起こる。
獣の奏者シリーズと守り人シリーズで
わたしはファンタジーに目覚めたのです。