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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
俗な言い方をしてしまえば
やったか、やっていないか。
人間関係の同性、異性での違いは
このパラメータが存在しているか否か。
当人にとってどうでもいいことでも
周囲にとってはそうでもないらしい。
男女の組み合わせを見れば「男女の仲」を疑うようにプログラムされているのか。
男女の仲でなければ異性に対して親身にはならないものなのか。
もっともっと人間関係っていろいろあってわからないものでいいと思う。
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【誰よりも理解しながら決して愛しあわない二人】冷めた恋人、身勝手な愛人、誰よりも理解している男ともだち…29歳の女性のリアルな姿と彼女をとりまく男たちを描く直木賞候補作。
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直木賞候補にもなった長編小説。
村山由佳の解説が『登場人物全員、ものの見事に屑ばかりだ』という、ちょっと衝撃的な文章で始まるのだが、実はこの一文、割と正確ではあるw
しかし妙に引っかかるところがある作品なのは事実で、殆ど一気に読んだ。正直、デビュー作を読んだ頃はこういう方向に向かうとは思ってもいなかったのだが、それも含めてこの先に注目している。
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主人公を含め、登場人物たちのなかなかのクズっぷりがみごとだった。共感できる部分のほうが少なかったけど、こんな関係性があることも納得できた。
なんだか最近主人公がクリエイターの話ばかり読んでいる気がする。
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ハヤオは女性から見た理想が詰め込まれた偶像かもしれない。そこにリアリティはないのかもしれない。
でも、この作品はリアリティを求めて読む類の本ではない気がしている。むしろ、ハヤオは虚構の塊でもいいと思う。
ハヤオが付かず離れず存在するっていう虚構に、私は読みながらずっと癒されていた。
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直木賞候補作。
駆け出しのイラストレーター、神名葵は、恋人の彰人と同棲しながら、愛人の医師真司とも割り切った関係を続けていた。
したい仕事と目の前の仕事とのあいだでジレンマを抱えていたある日、学生時代の男ともだちハセオから久しぶりに連絡が。
恋人でもなく愛人でもなく、女ともだちとももちろん違う、ハセオとの特別な関係が再び始まった。
一見危うくて、偽善的で、隠れ蓑的ですらある男女間のともだちという繋がり。
それをどこかに持って行こうともせず、そのままを描ききったところに好感が持てた。
キャラクターとしては神名もハセオもみんな好きではなかったけれども。
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単行本出たときに物議をかもしてて、文庫化したら読もうと思ってた本。
痛くて辛い瞬間があっても、ハセオいるなら全部ちゃらじゃん。いいなぁ、ハセオ。って女はみんな思うんじゃないかな。私は思ったよ。
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恋人とは冷め切って、お互い見ないふりをして、医者の愛人と体だけの関係を続けるイラストレーターの神名が主人公のお話。 そんなクズな彼女の最も大切な人は「男ともだち」のはせお。
おもしろいじゃないの。 セックスのない男女関係。ありでしょ。 終わり方が秀逸だった。 もしかしてこのままただの男と女になってしまうのではないか、そう匂わせながらも、きっちりと大切な大切な「男ともだち」でいられる2人の関係はとてもステキだと思う。 私自身も、いつまでも男ともだちであり続けたい。
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読み始め、主人公・神名もハセオも好きになれなかった。ああ、こういう人いるよね。毎日を自堕落に生きていくのがかっこいいとか思ってる人たち。
でも最後は違った。人は変わるんだ。いい意味で。同棲相手とも愛人とも別れ、仕事に没頭する神名が愛おしくなり、ハセオを知るにつれ好きになる。美穂も最後は可愛かった。神名のイラスト見てみたかった。
男ともだちっていいよね。変わらずずっと自分を見ていてくれる人。自分を認めてくれてるようで。そこにセックスなんて必要ないよ。なんだか感動する良い本でした。
人物も風景も描写の上手い人だなあ。広島行きたくなった。
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この関係は、むしろセックスくらいで終わるの?
二人とも性にそんなに重きを置いてないし、しちゃったからって好きになったりしなそうだけど。
距離感とか変わっちゃうからかな。
わかりやすい防衛ラインなのかな。
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好き。だが、この感覚を分かる人間はなかなかいないのかもしれない。背景に、主人公である神名が過去に性暴力の被害に遭っていたからこそ、セックスに幻想を抱けなくなってしまったのだろう。すごいわかる。
賞レースの人間にそこのところの想像力をもっと、と思ってしまうのは期待し過ぎなのだろうなあ。
ともかく、この物語に共感する人はこの日本に必ずいる。たとえそれが少数派だとしても、その人数は決して少ないわけではない。
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私にもハセオがいる。そのことを後ろめたく思ったり、近づこうとあがいてみたこともあったけど、このままでいいんだと思った。
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人物描写が絶妙で、どんどん読み進めてしまった。おそらく女性向けで女性が読むとはまってしまうのではないだろうか。ドラマか映画で実写化されそう。もちろん表現はもう少し柔らかくならざるおえないだろうが。
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ハセオ嫌いじゃないけど、ハセオに遊ばれてる女達の事を思うとお気の毒な感じ。現実、健全な男女間ではありえない話しだなぁ・・・
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読みやすかったです。
恋愛もののように見えますが(恋愛小説は苦手です)、それほど恋愛にしぼった内容でもないし、主人公の女性の真理描写が多く、心の置き所をどのように処理しているのかなというのが上手に描かれていたなぁと思いました。
描こうとしているのは恋愛ではないという部分で、私には読み進めやすかったですし楽しめました。