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トモダチ作戦 気仙沼大島と米国海兵隊の奇跡の“絆” 気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の“絆” みんなのレビュー
- ロバート・D・エルドリッヂ (著)
- 税込価格:616円(5pt)
- 出版社:集英社
- 発売日:2017/02/17
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文庫
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紙の本
大島と海兵隊の絆
2021/06/16 18:27
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投稿者:テルボー - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の体験を通して見つけた日本の課題や問題点を指摘されていたところが良かったです。
日本に住んでいてもなかなか気づかない問題点と
海兵隊と大島との絆などの真実を知ることができ、海兵隊へのイメージが変わりました。
インタビューで海兵隊の方がテレビに映っていましたが、
笑顔で受け答えをしていて誇りを持って任務をされていたのだということが伝わり胸が熱くなりました。
紙の本
人間の誠意
2017/03/24 19:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災から6年が過ぎた。自分自身にとっても石巻での震災体験は心身ともにトラウマ状態から抜け出ていないが、震災地域の各地で起こった、あるいは進行していた、または震災後も持続的に行われていた活動などについて知ることも多くなった。
本書は宮城県の気仙沼市の離島、大島の住民と沖縄駐留米国海兵隊隊員との交流を綴ったものだ。作者は海兵隊員(当時)であったが、現在は海兵隊を除隊し、フリーの立場で活躍しており、元日本の大学で准教授をしていた人だ。
トモダチ作戦として災害支援のため海兵隊が来仙したことは知っている人も多いだろう。国土交通省は空港の啓開作戦として、津波で水浸しになった仙台空港を全国から集めた排水ポンプ車を稼働させて排水作業を行い、使用できるようにした。その結果、海兵隊の東北支援が可能となった。しかし、その後、どのような支援を行ったのか、あまり記憶にない人が多いだろう。私も同じ県内に住んでいながら全く知らなかった。
震災時からその後続く、大島の住民と沖縄駐留の海兵隊隊員との交流を描いた部分に驚く。なかでも著者のロバート・D・エルドリッジ氏と気仙沼市の菅原議員との親密な交流関係は一連の活動の先導役だ。沖縄の基地問題については政府と沖縄県や地元市町村との争い事が続いているなかで、微妙な感情も絡み、沖縄海兵隊との親密な交流は話題としては避けたくなるし、海兵隊の点数を稼ぐような記事も書きにくいのだろうか。これらの事を取材して記事にするようなマスコミ関係の記者もいなかったようだ。
マスコミ報道に対する対抗措置というわけでもないだろうが、海兵隊関係者が本にまとめ、これまでの交流状況を公開した。アメリカ人であれ、海兵隊員であれ、人間としてみれば同じだ。すなおに人間の誠意からでた活動としてマスコミでも大いにとりあげて欲しかったとも思う。
文章は平易だが、随所に作者の気持ちも感じられ、すばらしいと思う反面、感情が溢れ出過ぎているような内容もあるが、震災時の活動の記録を伝えると言う意味では貴重な1冊である。
一方の自衛隊だが、10万人が出動し、大活躍し、半年余りで撤収したけれども、被災地の人々とその後の交流はあるのだろうか。
紙の本
「トモダチ作戦」には続きがあった
2020/12/15 20:37
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。「トモダチ作戦」とは米軍による災害救援活動を指すと思っていましたが、その後も人道支援という「トモダチ作戦」が継続していたとは驚きです。支援の対象は将来を担う子供たちの教育支援で、沖縄の米軍家族の元でのショートステイを通し、被災地の子供たちの精神面のサポートを行うというもの。4年にわたり継続し、子供たちが国際的な広い視野を持つ契機となる優れたプログラムでした。米軍によるプラスイメージ戦略にすぎないと言う方もいるでしょう。そういった側面もあるでしょうが、私は純粋に感謝の念を抱きました。
それにしても日本のオールドメディアは、米軍海兵隊の不祥事はしつこいくらいに報じるくせに、本書の内容のようなプラスの取組みは一切報道しません。いわゆる「報道しない自由」を駆使し反米・反日を煽る日本のマスコミ。欧米では2~3割程度の人しかマスコミ報道を信用しない一方で、日本では7割の国民がマスコミを信用しているとのこと。ただネットの普及等のお陰で、その化けの皮が剥がれるのも時間の問題かもしれません。
紙の本
良きアメリカ、良き海兵隊。
2019/03/21 15:51
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災の時、救援活動を「トモダチ作戦」として行い、その後も交流を継続しているアメリカの海兵隊のグループ。「トモダチ作戦」の中心となった著者が記した活動の詳細である。
阪神淡路の震災を経験していた著者。その経験も土台にして、震災直後からの関係者の行動も詳細に記されている、現地大島がどういう島かということも詳しく書かれているしっかりした記録文書だと思う。
震災の情報を得た直後に艦隊の方向転換が始まっていたこと、日本側との連携が最初は難しかったこと。あまり知らなかったこともここには記されていた。
救援が終わって撤収した後も子供たちをホームステイに招待したり、交流を続けている著者たち。アメリカ国民の良さ、海兵隊員の良いところをとても感じた。
国を超えての人助け。人の心の美しさ。「同盟国であるからではなく、友人だから」と著者は何度も書いている。良きアメリカ、良き海兵隊の姿。難民の流れを壁を築いて止めようとしているのもこの著者たちの国の姿であることを心のどこかで思うと複雑である。「国を超えて」との心は大事だが、現実はなかなか超えられていないのではないだろうか。
彼らが「ある国の兵士」ではなく「世界の救援チーム」ならばどんなに素直に本書を読むことができただろうか。
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