後悔病棟も希望病棟も私は面白かった
2022/03/12 16:31
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投稿者:K - この投稿者のレビュー一覧を見る
希望病棟の方にも書きましたが、違う医師で同じ聴診器使っても違うパターンで書かれてたので、それぞれ楽しめました。
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
後悔一杯で、死んでも死にきれない末期がん患者たちの本心を、不思議な聴診器で聞き出す。
そして患者は過去への扉を開けて「こうていたら・・・」の人生を体験してみる。
私だったら、アレを後悔し、あの頃に戻って、ああしていたら と思わせる。
最終章の私と母を捨てた父との邂逅で、彼女も行き帰り、石清水との人生が始まりそうただ。
ファンタジーで、ほっこり
2019/11/24 17:10
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
垣谷さんの本としては珍しいと思いますが、ファンタジー系の短編集。読後感もよいし、一話ずつほっこりした気持ちになれます。
人生のやりなおし
2018/10/21 00:15
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投稿者:ゆっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あのときああしていたら今自分はどうしているだろうか、誰もが時々考えることだと思う。
舞台が病院であるからか、一つ一つの話がずっしりと重く感じられた。読み終えたあと今の自分を肯定しよう、と思えた。
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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「もしあの時◯◯していたら」「あの時××しなければ」
私たちは誰しもそう思うことがある。
これは、その「もしも」を疑似体験させてくれる医師と聴診器の物語。
でもその疑似体験を通じて、患者たちは「やっぱりあの時の選択は間違いじゃなかった」と納得して亡くなっていく(もしくは治癒していく)。
最後に聴診器は別の医師の手に渡っていく。
それは次なる物語の始まり。
続きが楽しみです。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去に戻れるならばーという叶わぬ願いが、叶うならば……。不思議な聴診器を、それぞれ悩みを持つドクターが使って……というお話のいろいろ、です。あと味は、悪くないですね。それぞれの登場人物に共感もできました。
悔いのない人生か・・・。
2017/04/25 14:54
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投稿者:sacchibi - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガン末期患者の病棟医師である主人公が拾った聴診器で患者とコミュニケーションできたり、
過去に戻った場合のシーンを見せることができるという設定。
それぞれの患者は、主人公とのやりとりで悔いのない人生を終える…という物語。
読みやすいが他の作品に比べるとう~ん。
同僚医師は素敵な人だなと感じた。
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メディアリクエスト
期待して読み始めたのに、どこかで読んだ?と思った。ブクログの他の方のレビューで、
if: サヨナラが言えない理由
の改題だと知り、納得。
文庫化のとき、タイトルを変えるのは、どうしてなのでしょう?私のように感じる人もいるのではないでしょうか?
本自体はとてもいいのに、なんともがっかり。
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後悔のない人生というものは存在するのだろうか。すべてに折り合いをつけて逝けたらどれだけ幸せだろう。この物語は不思議だ。もう一つの選択肢がバラ色であったなら、彼らは健やかに逝けただろうか。そう考えると、あれはもう一つの現実なのではなく、安息の地へ向かうための優しい幻だったような気がする。
あらすじ(背表紙より)
神田川病院に勤務する医師の早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、患者の気持ちがわからないのが悩みの種。ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。その聴診器を胸に当てると、患者の“心の声”が聞こえてくるのだ。「もし高校時代に戻れたら、芸能界デビューしたい」―母に反対されて夢を諦めた小都子が目を閉じて願うと、“もうひとつの人生”へ通じる扉が現れる。念願の女優になった小都子だが…。聴診器の力で“あの日”へ戻った患者達の人生は、どんな結末を迎えるのか。夢、家族、結婚、友情。共感の嵐を呼んだヒューマンドラマ。
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大好きな垣谷美雨さんの「後悔病棟」(2017.4 文庫)、とても期待してました。でも、この作品は、2014.11に刊行された「if サヨナラが言えない理由」を改題し、加筆改稿して文庫化したものでした。加筆改稿ってどれくらいあるんでしょうね~。「後悔先に立たず」でした(^-^)
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文春の社長さんが「図書館で文庫を貸し出さないで」と言った先から文庫を借りてしまって、なんか心苦しい思いをしながら読みました。だって、先月から予約してたし、小学館文庫だし……。
今回も、ちょっとSF?ファンタジー?という要素の入った人間悲喜劇で、しみじみしながら読みました。「心の声」が聞こえて、「過去のやり直し」を体験できる聴診器を拾った若き女医が主人公で、長編というより連作短編集っぽい雰囲気です(連ドラに合いそうですが、最近病院もの多いからなぁ……)。
垣谷さんにしてはやや毒が薄いように感じたので、今回は星3。「あら、すみません。まだ回診中だったんですね」と、何かしながら見舞客との会話を聞いていて看護師に睨まれる、という場面の繰り返しは、連ドラなら水戸黄門パターンとして受け入れられるかも?
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キミコ先生がレビュー書いてたの見て購入しました。
フィクションだからね、いいんです。おもしろい設定です。
ただ患者と家族の会話を長く聞く機会はほとんどなくて、回診中は家族は原則部屋の外で待っているものです。
岩清水先生とのラブストーリー的要素ははっきりいって余分だと思います。
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死を目前にした人たちの邂逅。ああすればよかった、こうであってよかった。不思議な聴診器を持つ医師によって引き出される意識。後悔なく一生を終えるというのはどういうことなんだろうと考えさせられる。
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読み始めてから気付いた・・・、
これ読んだことあるじゃん!
どうして文庫化するとタイトル変えるのかな?
まあ前のタイトルも特にいいとは思わないけど、
「後悔病棟」もいいとは思えないけどなぁ
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空気を読めずに心ない言葉を吐いて患者をたびたび傷つけてしまう内科の女医・ルミ子。ある日、中庭の茂みに落ちていた聴診器を拾う。その聴診器を患者の胸に当ててみればアラ不思議。心の声が聞こえてきて、それからは評判は一転、患者の気持ちのわかる医者に。
ルミ子に聴診器を当てられた末期癌の患者たちは過去を振り返り、選択を誤ったと後悔している時へ、想像の世界で戻ることができます。果たして異なる選択をしていたら、悔いのない人生を送ることができたのか。
てっきり感動的な話だろうと思ったら、そうは問屋が卸さない(笑)。けっこう皮肉な人生に苦笑い。久坂部羊のブラックユーモア満載の短編を思い出しました。また、『君の膵臓をたべたい』の「君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択」のくだりを思い出し、後悔はしても、その都度ちゃんと選択してきたということだよねと思ったりも。
こりゃイヤミス認定でもいいかなと思ったら、最後はきっちりいい話。おみそれしました。そうだ、聴診器なんてなくたって大丈夫。