紙の本
現代国際情勢を理解するうえでの必読書
2017/12/05 19:10
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投稿者:ランナー - この投稿者のレビュー一覧を見る
池上彰氏の文章は平易に要点をおさえた文章でわかりやすい。この1冊があれば現代の国際情勢を理解できる。また、シリーズものなので、合わせて他のシリーズも併読すれば、時事問題についてわかる。
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「無知の恥」って一体
2017/10/15 09:33
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本シリーズは、最新の国際情勢をテーマ毎に短時間で広く浅く把握でき、私は最新刊を毎年読んで、知識を上書きしています。
今回はトランプ現象、英国のEU離脱、中東情勢、アジア情勢、安倍政権(憲法改正がなぜ党是か等)がテーマです。中でも、トランプ関連の記述が多かったのが特徴的でした。一方、その分、中韓等のアジア情勢の記述が少なかったです。
それにしても、もともとは米英のエゴが中東世界を破壊し、それが巡り巡って、ヨーロッパの夢(EU統合)の破壊や自国ファースト蔓延の遠因になるという歴史の皮肉を理解できる内容でした。
私は、本シリーズは淡々と事実を記述し、池上さん個人の考えをゴリ押ししていないところが気に入っていたのですが、今回は執拗にトランプ氏を批判していました。「無知の恥」とまで言っています。ただ、その批判は一面的な切り口で平凡。加えて、「反グローバル主義」に警鐘を鳴らしているのですが、なぜ大衆がグローバル主義に嫌気を感じているのかの深掘りもなく、これも平凡な論調。池上さんの底の浅さも理解できたのでした。
池上さんには薄っぺらい自説は披露せずに、浅くても良いので、淡々と事実のみを書き連ねる本に徹してほしいと思いました。
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トランプ以後の急速な動きには新書もついていけないのか
2017/08/17 18:37
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投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
国際情勢の目まぐるしさはトランプ以降さらに速度を増したような気がする。新書でスピーディーに情勢を追いかけてきたですら、もはや対応できていない印象を受ける。それでも本書の類書より優れているところは、池上氏の真摯な姿勢と揺るがない方針があるので、情報が古びても読むべき内容があるところだと思う。
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BrexitとTrump大統領誕生が世界に与えた衝撃
2018/05/09 08:25
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投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
BrexitおよびTrump大統領誕生が世界に与えた衝撃がタイムリーに描かれている。
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シリーズも8作目!
年に一回は出版してくれるから新しい出来事を振り返ることができ、これまでの歴史を復習することができる!
自国ファーストに走ってしまう気持ちは分からないでもないけど、そこをこらえてなんとかしていこうとするリーダーが必要!
歴史は覚えるだけではなく、考えて学ばなければ!
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世の中大きな転換期を迎えているが、これからどうなるのか誰も分からない。
あまりにも格差が大きくなりすぎて、方向を一つにまとめることは不可能だろう。
池上さんのように今までの歴史をまとめて、これからを静観するしかないのか。
大局観みたいなものを持ちたいなぁ。
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2017/7/27
知らないと恥をかく世界の大問題の8作目。この本が発売される直前までの世界の出来事やニュースを交えて政治、経済、文化の面に触れて解説してくれる内容となっている。このシリーズの本を読めば、宗教のこと、世界の動きのこと、外国の様子などがある程度、概略ではあるけれどもつかめてくる。また、報道されているニュースの背景についても自分なりに考える材料がもらえる。
世界の動きは今、アメリカ大統領がトランプ氏に変わったことを契機に大きく動き出そうとしている。それが良い方向なら良いのだが、どうやらそうではないらしい…。また、未だ世界に根強く残っている宗教の問題にも目が離せない。イスラム国をはじめとする宗教の対立や戦争は中東の国を大きく巻き込んでまた、新しい紛争を起こそうとしている。
今後のこうした世界的な問題を解決するためにはやはりこれまでの歴史をしっかり勉強して同じことを繰り返さないようにするしかないのであると実感させられる。また、ただ勉強するのではなくそこから自分はどう考えるか、何を感じたのかを発信していくとこともとても大切になってくると思われる。
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自国ファーストが飛び交う世界。イギリスでブレグジットが起きる。移民に職を奪われることから移民を敵視する。しかし実際には多くのイギリス人がやりたがらない肉体労働であったり。マスコミの報道が表面的な部分しか伝えないことが移民排除の原因だったり。アメリカのトランプ大統領が生まれた構図も似たものかもしれないけど既存の世界に不満を持ってきたひとが多いのも事実。日本でもヘイトスピーチが出現して似たような構図なのかもしれない。
民主主義=多数決の世界が必ずしもよい方向に動くとは限らない。自分達の考えが知らぬ間にどこかに誘導されていたり、少数であるが故に虐待されたり。最良ではないけど最適な手法としての民主主義。
じゃ強い指導者がいれば良いかと言うと、次の指導者が優秀とは限らない。この先AIが発達して、人を越える優秀な指導者に委ねるのもありかも。これも真面目すぎて人間味がないとか言い出しそうな人もいたり。
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【2017年15冊目】
しばらく積読になってましたがようやく読了しました(><)
今年もいろいろ世界の動きがありましたね!特にトランプ大統領に関しては世界的な関心事。ロシアとアメリカが仲良くなるなんて信じられない!!池上さんにしては珍しくトランプ大統領には感情的な批判が多く、読者の考える余地を狭めるような記述が多かった点は少し残念。。
そうこうしてるうちに衆議院選挙ですね!みなさん投票に行きましょう!!
政策面で違いが少ないから、どこに投票するか迷うところですが。。
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毎年恒例の新書。やはり、分かりやすい。
普段、分かった気になって読み飛ばしている新聞記事ち改めて目を向けるいい機会になりそう。
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昨今の世界情勢が簡潔に説明されているので毎回楽しみにしてるシリーズ。
今作の大きな事象はトランプ大統領とブレグジットの2つでしょう。
どちらも自国ファーストの考え方からきています。
池上彰さんも最後に仰っていたように歴史から学ばないリーダーとそれを求める民衆が多数派になってしまうとどうなるかは歴史が証明してます。
歴史は繰り返す。
池上彰さんのトランプ大統領に対する嫌悪感が本からも伝わってくるようです。
次の9巻を楽しみにしながら、なにも事件が起こらずこの本がつまらなくなっていればいいなと願います。
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シリーズ8作目
毎年必ず購入してできるだけ早く読むようにしている。
相変わらず本当に世界情勢がよく分かって勉強になる。
過去の歴史は確実に私たちの今に繋がっていると痛感させられることがいっぱいある。
今、起きていることは必ず過去の何かと繋がっているんだということを考えさせられる。
池上さんは、その"何か"を見つけることが出来る人。
繋がりを発見したとき、きっと『気持ちいい』だろうな(笑)
その"何か"を自分で見つけることが出来るようになるためには勉強を日々続けなければならないんだろうな(@_@)
一番は、新聞を毎日読むことからなんだろうけど、言うほど簡単じゃないんだよな~(笑)
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大事なことは何度も出てくる、という受験時代の参考書のように、第1弾から重複する説明もあるものの、ざっくり俯瞰して、物事を単純化しながら世界情勢を眺めるのに、これほどわかりやすいシリーズはない気がします。
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トランプ政権等欧米の自国ファースト、中東、イスラム国、ロシア、トルコ、中国・・・安倍政権、天皇退位ほか。
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重要な時事キーワードをさくっと把握するための入門編としてちょうど良い。池上さんはリベラル目線が売りだけど、トランプ氏に対しては終始辛辣な評価。歴史は繰り返すが、愚かに過ちを繰り返さないために、知ることは大切。自国ファーストに動く世界の中で、原爆が落ちた国の国民としてどう意見を持つか。考えさせられる、コスパの高い一冊。