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高い評価の役に立ったレビュー
5人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2017/10/27 11:10
原作をとるか映画をとるか
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、原作を読みながら映画を見るという離れ業に挑戦しました。原作が文庫本で400ページを超える長編なので、2時間余の映画にはやはり無理があり、設定も結構違うので、原作の方がはるかに深みがあり、人物一人ひとりもていねいに書き分けられています。映画は、3人に集中しているので、坂口健太郎くんがいい人で終わっているかなぁと思います。映画のみの方は、原作にあたってほしいです。映画と原作を違うものとして楽しんだ方がいいかもしれませんね。あるいは、原作をなぞる形で、10回くらいのテレビドラマにするのもいいかもしれませんよ。いずれにしても、原作はよく書けています。読んでよかったです。
低い評価の役に立ったレビュー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2018/12/31 12:58
未婚女性に受ける
投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
多分、未婚で恋しか知らないような女だったら、泣けるんだろうな。
ラストで、私はまた、激情に揺さぶられた。みたいな事が、書かれているんですが、そんなの10年経つ頃には忘れてる。
既婚で子供もいる私は、そんな感情しか湧きませんでした。
まぁ、結婚は生活だから、2番目に好きな人とした方が良いってよく言うけど、まさにこの主人公が、そんな感じ。
紙の本
救われぬ思いを抱いて。
2018/01/23 10:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaoriction - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えてすぐに最初のページに戻った。
途中まで冒頭の「結婚相手」は小野君なのだと思って読んでいたからだ。それが小野君ではないとわかった上で読むプロローグ… なんとも言えない鬱積した感情が身体の奥の方で浮遊している。
終始、重くぼんやりした空気感。浮遊感みたいな。水の底で、川の底で、潜って膝を抱えているような。閉塞感みたいな、そんな感覚だった。
最後まで、決して楽しい読書ではなかった。イライラも募るだけ募って、個人的には不完全燃焼のままに読み終えた。
*
*
泉は、自分で思っている以上にしたたかで、狡くて、本当は弱くなんかなくて 誰よりも強くて、男を惑わす女だと思う。正直、全く感情移入もできず、私のキライなタイプだった。
葉山先生は…狡い という言葉では言い尽くせないほどのダメな男だと思う。
お互いがお互いを必要としていた…?
果たして、本当に必要としていたのだろうか。
美化していただけのようにも思えるし、愛だと気づかぬうちに愛していた、というよりも、恋に恋してしまった自分たちを「愛」という尊い物語に仕立てあげちゃったのかな、という印象。
そんな中で、志緒と黒川 はこの作品の唯一の良心であり、真っ当な二人、だった。真っ当な感覚のこの二人がいたからこそ他者が浮き立ったように思う。軽くしか描かれていないが、志緒だって、黒川だって、せつなく 苦しい思いをしていたのだ。それなりの思いで愛を。。。
そして小野君。あまり肯定的な意見を聞かないし目にもしないけれど、私は 小野君には頷ける。葉山先生や泉に比べたら、自分の気持ちに素直だし、何より他人を傷つけてはいないんじゃない? 泉は彼の言動によって自分の気持ちに気づいただけだ。傷つけられたわけではない。むしろ傷つけたのは泉の方。
そんな風に私は感じてしまった。
*
*
決して楽しい読書ではない。
人間の狡さ、非情さ、身勝手さを じわじわと刷り込まれるというか。
葉山先生の良さもわからないし、泉の、とにかく個人的には 泉の態度が腑に落ちなかったし。
それなのに読んでしまう、気になる のは、どこかで何か「救われる思い」を期待していたからかもしれない。どこかで誰かが救われることを。
けれど、結局、誰も救われなかった。
柚子も然り、新藤君も然り。
葉山先生も泉も、小野君も。
結局、「あの頃」の思いから逃れられることなくみんな生きてゆくのだろうな。もう過去になった、と思ってもそれは薄まってしまっただけで消えることはない。
ずっと、ぼんやりと薄くなりながらも「あの頃」が完全に消えることなどない。
そんな、せつなくも苦しい人生たち。
「きっと君は、この先、誰と一緒にいてもその人のことを思い出すだろう。」
一緒にいる相手を遠い存在に思わせて。
せつなくて苦しくて。
*
*
しかし、何が凄いって、この作品を若干22歳で書いた島本理生だ。
「早熟の天才少女小説家、若き日の絶唱ともいえる恋愛文学。」
と言われているが、確かに、これを22歳で書いた彼女の 10年後、20年後、30代、40代の作品は一体どんな風になっているのか…読んでみたいと思った。
紙の本
重く苦しい
2017/11/05 02:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化で話題の本です。すごくじっとりした感じで、重く苦しい。恋することで傷ついて、でも好きな気持ちを止められなくて、そんなどうしようもない感情が描かれています。
映画とは異なるラストが、どうしようもなく辛いです。
紙の本
あんまりだった
2016/10/24 20:01
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TAICHI - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化になるから、読んでみたけど予想してたより面白くなかった。無駄に長くて、読んでいて途中からだるくなった。
紙の本
未婚女性に受ける
2018/12/31 12:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
多分、未婚で恋しか知らないような女だったら、泣けるんだろうな。
ラストで、私はまた、激情に揺さぶられた。みたいな事が、書かれているんですが、そんなの10年経つ頃には忘れてる。
既婚で子供もいる私は、そんな感情しか湧きませんでした。
まぁ、結婚は生活だから、2番目に好きな人とした方が良いってよく言うけど、まさにこの主人公が、そんな感じ。
電子書籍
高校教師と教え子のモヤモヤ恋愛物語
2020/09/14 01:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
【ネタバレ】島本さん初読み。高校教師と教え子の恋愛ストーリー。ありがちな設定だけど、中途半端で、未練タラタラで、煮え切らない態度にフラストレーションだけがつのっていく。自分の恋愛観とは全く相容れない人たちばかりで、共感できなかったなぁ。突っ走るならタブー無視でとことん突き抜けて欲しかった。昔のTVドラマ『高校教師』のように。変な遠慮とか理性とかがブレーキをかけて、けっして幸せとは言えない悶々とした日々を過ごす登場人物たち。最後の最後まで未練がましいことにイラッ。でも、これを二十歳で書いた島本さんの筆力はすごいかも。
電子書籍
わからない
2020/12/24 12:45
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投稿者:あきた - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の想いを押し付け合っている人たち。
これも片想いというのだろうか?