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労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱 みんなのレビュー

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みんなのレビュー41件

みんなの評価4.1

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39 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

コラムニストこうあるべし

2020/06/18 21:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:せきた - この投稿者のレビュー一覧を見る

在英日本人数あれど、英国の状況を伝えるのは、大企業社員・官僚・研究者・留学生が多く、彼らはミドルクラス以上との交わりが多いだろうから、実情が日本人に誤解されて伝わることもあるだろう。その点、著者は長く根を張って「地べた」の姿を見聞きしているだろうから、希少なレポーターである。
「英国病」は、著者の考えからすれば的外れな主張に映る。
それにしても著書は論文の訓練は経歴からするとあまり受けていないように思うが、文章が浮ついておらず分かりやすい。コラムニストとしての実力がある。

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紙の本

イギリスでEU離脱に投票した人はどういう人たちなのか

2017/10/22 07:18

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

2016年、イギリスは国民投票で、EU離脱を決断した。トランプ政権も誕生し、世界はアメリカも、イギリスの労働者階級も「不寛容な排外主義者」と思っている。著者はイギリスで、そうした労働者の中で暮らしている。「はたして、そうなのか」なぜ離脱に投票したのか、イギリスの労働者階級はどういう人々なのか、どんな歴史をたどって現在に至るのかを著者が勉強した結果が本書である。
著者は分析する。イギリスでは労働者の反乱といわれるほどEU離脱が支持されたのに対し、トランプ大統領は、実は貧しい層には支持されていない。
イギリスの人はEU議会と英国議会を全く別物と認識していて、EUではイギリスの国益をガンガン主張してくれる右翼的な政党を好むが、国内では経験あるきちんとした政党を好む。しかし、緊縮財政の中で、生活が苦しくなった現政権への不満が、せめてこの機会(EU離脱投票)にこの不満を知らせたいという行動をとったということ、同様にEU各国に緊縮財政を強いるドイツのメルケルへの反発もあった。
そして、本書は、労働者へのインタビュー、学者の著者などを紹介し、現在の白人労働者階級が、労働者階級の中で「下層に」位置づけられ政治に無視されていると感じていることを明らかにしている。イギリスの労働者のゼネストはちょっと前までは有名だったので、こうした状況は労働組合の組織率が低くなった日本とも相通じるものがあると感じる。

最終章では、現在の労働者の状況に至った労働者と政治の変遷が歴史的に紹介される。
まあ、ブレディみかこさんの勉強の成果がこの一冊なのだ。
だから、今までの著者の書籍を読んだ人には、その書きぶりが大いに違うことを覚悟した方がいい。
けれども、最初に書いてあるように、彼女の著者に出てくる人々の状況はどういう歴史で作られてきたのかをライトに理解するうえでは好著だろう。

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紙の本

これまでは「労働党支持」という点で、大まかには同じ政治的考えを持っていたわたしたち夫婦が、真逆の投票を行ったのは、EU離脱投票が初めてのことだった。

2020/08/17 20:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオハシ - この投稿者のレビュー一覧を見る

勉強になった。 まさに勉強になった、という本。 現在の英国を理解するには、すごく大切な本。

「僕はイエローで…」からひかれてすっかりはまってしまったみかこさんなのですが、なるほどなるほど、パンクな生きざまと明確な主張、そして社会起業家的に社会を変えようと行動していらっしゃる方、というそんな中で、さらに勉強家?というか研究者?というか、なるほどなるほど、やはり自分の考え方のベースで共感できる点が多く大好きな著者である。

これまでの英国保育士とか、自らの労働者環境(今回は「ワイルドサイド…」で出てきたメンバーへのEU離脱投票に対するヒアリングもあった)という「地べた」の感覚から反緊縮に対する明確な主張と、それに加えて100年の労働者階級の歴史を棚下すという手法を用いて検証していく方法、本当に勉強になりました。

今回の抜粋はまえがきから。

=======
P5
実際、家族も、知り合いもない異国の地に一人でやってきて、仕事を見つけたり、出産したり、育児したりしながら生活していくのだから、それは困ったことや途方にくれることの連続であり、そういうときに私を助けてくれたのは、近所の人々であり、配偶者の友人たちやそのパートナーたちのサポートの輪だった。彼ら無くして現在のわたしはいないと言ってもいい。わたしが生まれ育った国の人々と比べると、なんだかんだ言っても彼らはとても寛容で、多様性慣れした国民だと切実に感じていた。
ところが、である。

(中略)

「ダーリンは離脱派」、などとふざけたことを言っている場合かどうかは別にしても、そもそもわたしの配偶者自身が離脱に入れた労働者の一人だった。これまでは「労働党支持」という点で、大まかには同じ政治的考えを持っていたわたしたち夫婦が、真逆の投票を行ったのは、EU離脱投票が初めてのことだった。

(中略)

そんなわけで、よく理解できない事柄に出会ったときに人類がせねばならないことを、いまこそわたしもしなければならない、と思った。勉強である。
英国の労働者階級はなぜEU離脱票を投じたのか、そもそも彼らはどういう人々なのか、彼らはいま本当に政治の鍵を握るクラスタになっているのか、どのような歴史を辿って現在の労働者階級が形成されているのかー。学習することはたくさんあった。この本は、その学習の記録である。

(中略)

このように、本書は、英国在住のライターが、EU離脱票で起きたことを契機として、配偶者を含めた自分を取り巻く労働者階級の人々のことを理解するために、まじめに勉強したことの覚書といえる。
=======

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紙の本

静かな波

2020/07/05 22:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

イギリス労働者階級の、生の声をインタビューによって聞き出しています。アメリカのトランプ旋風とは距離を置いた、現実的な社会の変え方が見えてきました。

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2017/12/01 17:01

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2018/02/27 20:51

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2018/03/15 19:29

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2018/03/19 22:49

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2018/04/10 12:37

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2018/05/01 00:48

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2018/05/28 19:58

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2018/06/01 12:47

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2018/07/08 18:14

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2018/09/08 18:41

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2018/12/30 22:26

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