紙の本
日本のアップデート
2018/05/03 11:51
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オビー - この投稿者のレビュー一覧を見る
改革や革命ではなく、アップデート。
題名の「再興」という言葉に引っ掛かっていましたが、あとがきを読んで納得。
「時代に合わせて、あるいは時代を先取りして変えること」の良い熟語がないが故だと思います。
「個」の時代の流れは止まらない。
日本の基軸、欧米という国は存在しない、東洋的思想の自然、ワークアズライフ、移動と労働とコミュニティの選択性、日本に向いている地方自治、百姓とポートフォリオマネジメント、デジタルネイチャー、オンラインでない=何かやましい、将来価値を現在価値に転換するトークンエコノミー、比率を柔軟に変えること、年次主義の破壊。
「時代の変革は教育から始まると信じている」
Twitterの言葉もアツいですが、この言葉もアツい。
次の時代のヒントを吸収できる一冊です。
電子書籍
日本再興戦略
2018/03/02 21:51
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:老ダイバー - この投稿者のレビュー一覧を見る
人口減少、高年齢化の状況は、日本文化に根差した再興戦略創出の絶好の機会と言い切り、楽しい提言をしている。明治に取り込んだ欧米システムの批判や、日本の活動は江戸時代の士農工商制度が合っていると、独創的な視点による面白い分析を披露している。
日本再興の実効を上げるには若者の育成と見定め、身銭を投入して教育機関を運営する情熱と有言実行力にはエールを送りたい。
電子書籍
熱いが冷静な分析
2021/01/28 20:14
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
今の日本の状況を決して悲観的に考えないで、日本にとってチャンスと考え、さまざまな分野において有効な戦略を提言している名著ですね。心に残るところがいくつかありましたが、ワークライフバランスは日本人には向いていなくて、日本人にはワークアズライフがいい、などと書いてあるところなどは、ブームに惑わされないで新しい面白い見方だなあと思い、感心しました。ほかにも政治や教育などにも言及されていますが、未来の日本のあり方に大いに参考になると思います。
紙の本
落合陽一入門書
2020/06/20 15:19
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
NewsPicksの動画によく出てくるひとの認識で初めて著作を読む。地に足がついた議論が多く、本人の言うとおり、日本をアップデートするという主張。言葉狩りで使いにくいなってしまった百姓の本来の意味である百の仕事をするひととなり、昭和に作られた価値から卒業しようとか、最新の技術使って機械化進めて外に売っていこうとか前向きなところが気持ちよく読書できる。
紙の本
欧米か!
2020/02/23 21:15
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日曜朝に放送しているサンデージャポンによく出演していた落合陽一氏による一冊。
理想化され抽象的な「欧米」という概念から脱却した、日本の新しい再興戦略を提言しています。
人口減少や高齢化をチャンスと捉える考え方は魅力的です。
紙の本
読書感想について
2018/09/09 00:09
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投稿者:マルス - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり、学者の本だと思った、この学者をほめている人は多いが、専守防衛の方法を読んだときは、やはり、幼稚園なみだとおもった。詐欺師とは言わないが、こういうところは、お父さんに似ていると思った。
電子書籍
良い本だと思う
2018/03/27 07:56
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投稿者:K - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。
大学進学前に読んでいてよかったと思う一冊です。
電子書籍
作者に勢いがあるタイトル
2018/02/28 05:20
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投稿者:まる - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半はわかりにくいですが、後半は落合節がよくでており、楽しく読めました。テクノロジーベンチャーへの投資がどんどん広がっていくと世界が変わりそうで今から楽しみです。
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うーん、言っていることは理解出来るし共感できるところも少なからずあるのだが、なぜか読後感が気持ち悪い。この著者の本は初めて読んだのだが、どう捉えていいのかの整理がつかない。
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再読に匹敵。
良書。価値観や思考などのフレームをごそっと破壊されて、新しいものを横から投げられた気分になりました。
もう一度読む。
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”これまでのシステムは、大量生産型の工業社会、たとえばトヨタの車をつくるのには向いていましたし、ソニーのテレビをつくるのには向いていました。
みなが均質な教育を受けていて、何も言わなくても足並みがそろうからです。
不良品が少なく、コミュニケーションコストが低く、同調によって幸せ感を演出できる社会は非常にうまくデザインされていたと言えるでしょう。
幸せは演出され、成長は計画されてきたのです。
結局、高度経済成長の正体とは、
「均一な教育」「住宅ローン」「マスメディアによる消費者購買行動」の3セットだと僕は考えています。
つまり、国民に均一な教育を与えた上で、住宅ローンにより家計のお金の自由を奪い、マスメディアによる世論操作を行い、新しい需要を喚起していくという戦略なのです。”
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世界の近未来の姿について考える一助となる本
→どう生きていくのがよいか参考になる
コミュニティの選択が大事
仕事ポートフォリオを組む
5G
空間伝達→TV会議
→自動運転:オンライン化。車間コミュニケーション
→3次元のリアルタイム中継。ホロレンズ、審判目線カメラ
インフラテクノロジー
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思ったほど難しい内容ではなくスルスルと読めた。むしろそれらの問題提起を自分はどう受け止め、どう行動するのか?を考えながら読んだ。
テクノロジーのなかで、どう生きるのか?
「まずやってみろ」の考え方は、すき。
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落合陽一とは何者か、ということを知りたくて購入。
本の体裁として微妙なので星を落とした。わかりやすく書いている旨が前段にあるのだが、技術的にこういうのが生まれればこうなるでしょ、社会状況がこうだからこうなるでしょ、というロジックが説明なしにバンバンと使われていくので、ある程度の前提知識を有していないと理解できなかったり、前提知識があっても何故そのロジックが通るのか飲み込めない部分が多々ある。
主張に関しては賛否いずれもあったが、思った以上にドラスティックなことを考えているんだな、というのが知れてよかった。世間的には「こうすべき」とされている種々の価値観を、「日本人には合わないから無理しなくてよい」と切って捨てる視点は自分にはなかった。人口減少が効率化のチャンスである、といった点については首肯する。
本文中でも触れられているが、こういったドラスティックな論はこれまでも無かったわけではないのだが、実行力に乏しいところが多かったので、そこ次第だよなと思う。それは落合氏個人の話ではなくて、我々の世代の課題だ。
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落合陽一氏が命を削って書いた本。普段、メディアやTwitterで述べていることがまとまって書かれている。メディアやTwitterのように一部だけ切り取られて取り上げられることもないので、背景と文脈を正しく理解しながら読み進めることができる。
日本を再興するための、教育や政治、雇用体系などのシステムアップデートの提案。テクノロジーの発展を直接利用したものもあるが、基本的にはテクノロジーが発展していく前提の世の中で、これからどうしていくべきかが述べられる。
第2章「日本とは何か?」では、大和朝廷の日本設立から遡って、今の日本人が持つ日本感がどのように形成され変化してきたのか、エキサイティングに記述される。
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高度経済成長の正体とは、「均一な教育」「住宅ローン」「マスメディアによる消費者購買行動」の3点セット
世界に貢献するための3つの戦略
経営者として社会に対してより良い企業経営をすること
メディアアーティストとしての活動
大学での活動
ほかの人にはない視座が出てくる
「欧米」とはユートピア(どこにもない場所)
いいとこ取りをしたつもりが、時代の変化によって悪いとこ取りになっている
ギルドのためには人は死にませんが、社会のためには死んでしまう
東洋思想を学ぶべき
西洋的な思想は言葉の定義が明確であり、わかりやすい
自治を行う最適な人工単位は10万人〜100万人ぐらい
出雲政府と大和朝廷の勢力争い
江戸時代には、通貨も地域ごとにたくさん生まれて
アーティストというのは、人類が今まで蓄積してきた美の最大到達点をさらに更新しようとしている人たち
スカイプの画面を開いておいて、リアルタイムで字幕がついて
研究者のトークンエコノミー化
3割は自動的にアップルやグーグルに抜かれます。
植民地みたいなもの
外交の最重要テーマはインド
今の教育スタイルは、ポートフォリオマネジメントの考え方がない
むやみに横展開すればいいわけではありません。横との交流は、トップ・オブ・トップに会えるようにならないとあまり意味がないですから、まずは一個の専門性を掘り下げて名を上げたほうがいい
ポートフォリオと透視能力を教えるのであれば、高校が一番
この枠(AC)で入ってくる学生が一番優秀
社員の5人に1人は守りの人を入れろ
「革新的なことをしたいなら『ナウイスト』になろう」
「自分とは何か」を考えて、じっくり悩むのは全然よくありません
「今ある選択肢の中でどれができるかな、まずやろう」
「するべきこと」と「やりたいこと」を分ける
「教育して仲間を作らないとグランドデザインを実行することはできない。時代の変革は教育から始まる」
むしろ若いときにこそ、後進の教育に力を入れたほうがいいと思います。僕が今、学生に投資すれば、学生が育っていくときに僕も育っていくので、一緒に時代を変えていくことができるからです。
「ポジションを取れ。とにかくやってみろ」
「ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな��複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ」