0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
髪結い伊三次捕物余話 最終巻
とうとう読み終わってしまった
茜と伊予太はこれからどうなるのか・・・
我儘かもしれないけど、切りがないことだけど
もう少しだけ、もう少しだけ書いて欲しかった
でも宇江佐真理さん
このシリーズを生み出してくれてありがとうございました
命を削って書いて下さったのですね
これからも何度も繰り返し読み返します
紙の本
もったいなくて読めない
2018/10/25 18:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
実はまだ読み始めていない1冊。
宇江佐さんの本もこれが最後と思うと読み始められない。
でも、そろそろ手にとろうか?
かみ締めながら読もう。
投稿元:
レビューを見る
【女優の杏さんがこよなく愛した時代小説、最後の作品】北町奉行所同心の小者を務める髪結い職人の伊三次を主人公に、オール讀物新人賞受賞以来、二十年近く著者が書き続けた人気作最終話。
投稿元:
レビューを見る
2019/3/15
とうとう最後まで来てしまった。
伊与太と茜が気になるけど、続きはあの世で出版されてるかしら。
死んでからのお楽しみってことで。
過去に過ちを犯した次郎衛との関係がよい。
仲間の一人が強固に反対していたのは保身だったのかなぁ。
それがまたほろ苦くていいんだよ。
人は誰しも一筋縄ではいかないのだね。
投稿元:
レビューを見る
読み終えてしまった。幻の声から、ぽつぽつと読んでいたけど、最後の方の巻からはページをめくる手が止まらないほどだった。
本当に、もっと読んでいたかった。伊予太と茜の未来や、お吉の女髪結としての仕事や結婚、龍之進ときいの子どもの栄一郎のこれから。もっと見たかったなぁと思いながら、ここまで楽しく江戸の人々の暮らしに触れさせてもらい、とても素敵な人々の人生を一緒に感じさせてもらって、ありがとうと言いたいです。
投稿元:
レビューを見る
髪結い伊三次と深川芸者・お文の恋から始まった長寿シリーズの感動の最終巻。人は子供を生み育て、そして歳を重ねる。こうして人の世は続いてゆく。
全15巻を読み終えて、感謝と寂しさが果てしなくこみあげてくる。若かった伊三次とお文が二人の子供を立派に育て、そしてその二人の子も自立し自らの道を歩んでいく。また、不破家の二人の子も誰もが認める独立した人となった。宇江佐さんがまだまだ描きたかった物語の続きは、読者の勝手な想像で楽しみたい。
投稿元:
レビューを見る
目次
・空似
・流れる雲の影
・竃(へっつい)河岸
・車軸の雨
・暇乞い
・ほろ苦く、ほの甘く
・月夜の蟹
・擬宝珠のある橋
・青もみじ
単行本の最終巻『擬宝珠のある橋』収録の短編3本も収録された、文庫本のシリーズ最終巻。
まだ、まだまだこの先の話も読みたかった。
突然話に復活してきた薬師寺次郎衛が、この先どんな親分に成長するのか。
作者はどうして次郎衛を復活させたのか、その真意がわからないまま尻切れトンボになってしまったのは、全くもって惜しい。
そしてこのシリーズでずっと私が好きだったのは、とにかく伊与太が出てくるシーン。
「おいら、いい子だから、わがまま言わなかった」と泣いた伊与太。
「おっかさんが、いっち綺麗」という伊与太。
茜にわがまま言われても「お嬢」を立てることを忘れない伊与太。
小さかった頃の伊与太の姿は、いつでも目の前に鮮やかに浮かぶのだ。
そんな伊与太が、どうしても許せないことがあって師匠の家を飛び出した。
「おいら、行くところが無くなっちまった」と北斎の前で泣く伊与太。
せめてせめて伊与太の行く末だけでももっと読み続けたかった。
そんな詮無いことを思い、後ろ髪を引かれる思いで巻を置いた。
投稿元:
レビューを見る
大好きな女性時代小説家の 宇江佐真理氏の長いシリーズの「髪結い伊三次捕物帳。
新刊が、出るたびに、読んだ記憶がある。
主人公の伊三次が、髪結いの仕事と奉行所の小者のお役で、事件解決に尽力をして行く過程に、深川芸者のお文との恋から、夫婦に、・・・・
事件だけでなく、家族というものの流れが、酸いも甘いも色んな時を超えて、絆が、深まる姿が、この作者の描く素晴らしさに 次の作品は、と、・・・期待した物だった。
江戸時代の人物を描くのに、何事にも、自分の置かれている場所を大切して、商人は商いを、武士なら主に忠誠を、・・・と、必死で、生き抜く姿を 感慨深くえがいており、月日の流れで、親から子へとバトンを渡して行っている。
そして、子から孫へとのバトンを渡す物語りは、空の上で、書かれているのだろうか?と、思いながら、読んだ記憶を、鮮明に思い出しながら、この本を読み終えた。