紙の本
ミステリーと言うよりは人間味がある作品
2023/10/23 20:26
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投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
トリックなどを早めに公開し、人間味を焦点に当てた作品。
共感できる人が多いと思う反面、長い作品だなと、正直思ってしまった。
しかし、さすが安定のガリレオシリーズである。
紙の本
さすがの面白さ
2020/06/07 21:22
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気読みしたいのをこらえて、
騙されないように、
ミスリードされないように読んでいたのに、
やっぱり驚きの展開でした!
それにしても、
親の心子知らず、子の心親知らずですね。
愛だの恋だのより、
もっと大切なことがあると言いたくなるのは、
私もいい歳だからかなあ。
紙の本
最後の最後まで何かある
2019/03/26 20:59
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投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガリレオシリーズを本で読むのは初めてでしたが、とても楽しく読めました。
事件の真相にたどり着いたと思ったら、まだその裏に誰も知らなかった真相が!というように最後の最後まで読者を飽きさせないところが、さすが東野圭吾さんの作品だなと思いました。
紙の本
沈黙と、パズルを成立させるピース
2019/01/03 20:55
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
《ガリレオ》シリーズ第9作。6年ぶりの単行本、書き下ろしの長編です。
読みやすさ、筆力はさすがだと思いましたが、全体の印象はイマイチ。同じ《ガリレオ》シリーズの長編でも私が名作と思う「容疑者Xの献身」よりは数段落ち、「聖女の救済」に近いクオリティというところでしょうか。短編を引き延ばして長編にしたような感じです。また、読後感も良くはない。
しかし、《ガリレオ》シリーズの魅力はあるので、星4つにしました。
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久しぶりのガリレオシリーズ。頭の中では映像化されてるキャストの皆さんの顔が浮かぶ。最後まで物語の結末がわからず、ドキドキ。大切な家族、恋人、仲間の為に。そしてそれは湯川教授も同じだったんだと、ほっこり。過去の事件を思い起こしての、湯川教授の想いに、涙。
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さすが、東野さん。
法が裁かない極悪人への復讐ものと思ったら、ひと味もふた味も違う。
終盤にきての形勢二転三転はお見事としか言い様がない。
警察が、どうやって真相にたどり着くかのどきどき感。
今回ばかりは、ガリレオ先生に事件を見抜いてほしくなかった。
でも、見事な着地に満足のため息。
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久々のガリレオシリーズ。
草薙と内海が湯川に頼りすぎているのではと不満だったのだが、本作では湯川と警察のバランスが良い。
分かっていながら手が出せない警察側の歯がゆさがやりきれない。
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幾重にも練られていて絶妙!これが真相、と思ったところでまた別な事実が。今回は事件の渦中に自ら身を置いた湯川教授の本心もいい。事件の核心に迫っていくガリレオ先生の推理に身を委ねて最後まで楽しめた。
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なるほど。。。偽証は罪になるが沈黙は無罪という、今回は黙秘権について真っ向勝負を仕掛けてきた東野作品、そしてガリレオ作品。直木賞を取った容疑者Xの献身以降やたら人情派なんだけど、この作品はまたさらに上をいくような感じ。どうして湯川がはじめからなみきやに入り浸ったのかがずっと謎だったんだけど、そっか、親友の仇討ちね。憎いなぁ…って最後にやられた。犯人は一転二転三転とくるくる変わるので予測不可能だったしちょっとくどかったかな。でもラストが良かったからいいのと、わたしは東野作品で容疑者Xの献身以降の作品にあまり魅力を感じたことがなかったから、今回彷彿させてくれたのも良かったのと、沈黙という献身という愛も切なかった。
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「沈黙のパレード」
シリーズとしては6年ぶりの単行本。長篇書下ろし。
第1作「探偵ガリレオ」の刊行から20年。第9作に当たる今回、容疑者は町の人気娘・並木沙織を愛した普通の人々。並木沙織は、天性の歌声を持ち、歌手になることを目指していたが、突如町から失踪していた。殺されたのは、草薙の因縁の相手であり、過去に黙秘を続け、証拠不十分で釈放された蓮沼という男。哀しき復讐者達の渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる久々のガリレオシリーズは気合が漲っている。
パレードを上手く使った犯行、協力者の作り方、蓮沼を殺したトリックと目が離せなくなっている。皆が愛した人を殺しながらも罪を罰されることもなく、自分は被害者だとのたうち回る蓮沼をどうにか出来ないか。その思いを繋げて大掛かりで複雑な犯行計画を成し遂げる。ポイントなのはどうにか出来ないかと言う部分で、容疑者達の「どうにかできないか」というものが必ずしも共通していないということ。殺したい者、まずは罪を告白させたい者、殺しではなく刑務所にぶち込みたい者等、ばらばらでありながらもうまく計画が遂行される。
今回の事件は蓮沼が一度目に証拠不十分で釈放された殺人事件が大きく関係してくるが、そもそもあれだけの状況証拠が出ていながらも黙秘することで無罪となることがあり得るのかと疑問が沸いた。だからこそ、もし蓮沼の様に釈放されたら、自らの手で鉄槌を下したくなる気持ちは十分に理解できる。
そして、話の流れから想定されたある結論が引っ繰り返り、更にもう一度引っ繰り返る辺りは大きなポイント。いつもの湯川による真犯人との対話がなされる。1度目のひっくり返しにおいては、容疑者とされた町の人々にとっても大きな衝撃だったと思われる。これをある種の裏切りと感じても不思議ではないが、そこは既に罪を共有したことからくる赦しなのだろうか。
上述した通り犯行・トリックも良く仕上がっていて、石神哲哉を思い出させるシーンがあったり、積極的に事件に関わろうとしたり、よく話すようになったり、湯川が少し変わって(成長した)いる。
一方で、沙織が殺される引き金となったと言える“ある出来事”に関しては腹落ちしない。多くのミステリーでも見られるモノであるが、毎回腹落ちしないんですよね。それは、防げるんじゃないのか?と思ってしまい、安易にそれを引き金にしているんじゃないかと考えてしまう。勿論、今回はその他の魅力が、その点を補って有り余る形になっていて、面白いは面白いんですけどね。
シリーズとしては6年ぶりなので、前作を振り返りながら、読むのもお勧め。
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湯川Profおかえりなさい!!
相変わらず後半はカードがどんどん開いていって驚かされることばかり…。
ネタバレしそうなので、このへんで失礼します…。
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東野圭吾恐るべし。
ストーリー、展開、人物描写、情景、ミステリ要素、意外性
これほど読み終えた後に、「堪能した」と思える作家はまだ知らない。
作品の完成度として美しすぎる。
言うことなし。これぞエンタメ。
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ガリレオシリーズ最新作。安定の面白さ。
事件解決したかと思い、残りを読み進めるとまさかの展開。「そんなのありかよ〜」と言うのが読み終わった時の正直な感想。
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【ガリレオ、再始動! 今度の相手は街の人たち全員だ】秋祭りのパレードで、ある殺人が起きる。容疑者は街の人々全て! 哀しき復讐者たちが、湯川や草薙、内海薫の前に立ちはだかる。
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人は嘘を付くし、都合の悪いことを喋らない。
嘘を付くことにあまり大きなペナルティが無い事が本当に正しい事なのか?
犯罪者に権利を認める事は正しい事なのか?
状況証拠が揃っていて自供しない容疑者を有罪としないこと。
悪人を個人が裁いては本当にいけないことなのか?
などについて考えさせられた。
久々のガリレオシリーズの長編!
皆んな少しず歳はとっていますがまだまだ元気といった感じです。
途中まで読んでいて『この話ガリレオでやる必要あるの』と思いきや・・・
ある事件の容疑者が不審死をとげる。勿論疑いの目は『ある事件』の被害者の家族達に向けられる。
警察は弱いものには強いけど強いものにはその力を発揮できないという事に歯痒さを感じる作品です。
皮肉にも『火星に住むつもりかい?』の警察官達が頼もしいと思えてしまう。